サイクリストの皆さんならお分かりのことと思いますが、自転車は左側通行です。右側通行が許されているのは歩道のみ。路肩も路側帯も右側通行はダメです。
ここで、え? 路肩? 路側帯? と?マークが頭に浮かぶ人は多いでしょう。
歩道に隣接するのが路肩(縁石があって走り難い)、
歩道が無い場合が路側帯(段差が無くて走り易い)、
と覚えてください。どちらも白線の外側です。
この場合、左が路肩、右が路側帯。
自転車はどちらも走れますが、車は路肩を走れるけど路側帯は走ってはいけません。車で細い道を通行する時に路側帯を走っていませんか? 要注意です。
繰り返しますが、自転車は路肩も路側帯も右側通行はダメ。自転車で右側通行している人は 路側帯 ⇒ 歩道 ⇒ 右側通行OK という誤った認識なのかもしれません。
最近、通勤途中でお巡りさんが立って取り締まりを行っていることがありました。そこは信号のない十字路の横断歩道で、見ていたら、どうやら車ではなく自転車を取り締まっているようでした。
歩行者や自転車が横断歩道を渡ることが多い場所なんですが、ここを通る車はわきまえていて横断する人がいると直ぐに停車します。
この横断歩道を横切る方の道路に路側帯が20mくらいあるんですが、そこを右側通行する自転車をよく見かけます。ある日、お巡りさんが立っている目の前を自転車に乗った男性が右側通行してきました。お回りさんがどう対応するのか見ていると、ちゃんと制止して注意していました。よきっ!。
またある時は、自転車に乗る女子高生がさっそうと横断歩道を渡ったところで、取り締まっていたお巡りさんに制止させられていました。この場合、一時停止していなかったこと、左右を確認していなかったこと、この二つがダメだったのでしょう。スピードも時速20kmくらい出ていました。
4月から道路交通法改正で自転車のヘルメット着用が努力義務になりましたが、これと同時に自転車への取り締まりも強化しています。そして最近では自転車も青切符を導入する検討が始まったそうです。これによって更に取り締まりが強化されるでしょう。右側通行と信号無視は徹底的に切符切って欲しいです。