夏真っ盛りですね。暑い時は高い所、お山へゴー、といきたいものです。涼しい峠でお昼寝して16時くらいに街へ降りてくれば、比較的暑さを避けたサイクリングができます。そんな目論見で出かけたのですが…
ルート 150km △2,037m
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自転車は走っていさえすれば汗が風に当たって涼しいです。塩分を含んだ汗は蒸発し難くヒンヤリ効果大。汗をかかない人ほど暑さに弱いと言えそうですね。しっとりカエル肌は他人に嫌がられることもありますが、生きる上で大切な機能なんです。
そういう意味では吸湿速乾性の生地を全肯定できないと思います。吸って乾かしてよりも、吸ってしっとりの方が良いような気がします。
ちなみに今日のポロシャツは綿/ポリエステル混紡で、すってしっとりタイプです。さらっと感はありませんが、ヒンヤリ感はあります。
朝の清々しさは始めの30程度しかなく、直ぐに暑さと日差しがじりじり肌を蝕み始めます。八王子までは大通りなので日影が殆どなく我慢走行ですが、以降は細い道へ入る為に涼し気な所が出てきます。
草花通りにある商店。夏場にここを通るとよく休憩しているところです。自販機でりんごジュースを買って飲みましたが、リサイクルボックスがありません。店内へ入って申し出ると快く受け取ってくれました。
垂直笹壁は剪定がされていない状態。
吸引力のある旧満地トンネルへ導かれます。
久しぶりに大荷田川沿いへ入りました。
途中MTBのカップルが休憩していて、何か神妙そうなお話し中でした。お邪魔だったかな。
全て日影という訳には行きませんが、緑に囲まれていると日向も我慢できます。
そうでした。今回はおにやんま君を試すイベントでもありました。ショウジョウバエが数匹現れたので胸に付けてみました。しかし… 期待はよそにまったく効果がありません。オニヤンマは捕食者ではないということか。やっぱりあかねちゃんを買うべきか。
夏のコントラストが強い景色ですね。淡い新緑の頃が懐かしい。
ひと時のダウンヒルを楽しみ、山際の調布西通りへ入って吉野街道を避けました。
奥多摩までは左岸と右岸どちらの道もありますが、日影の多い右岸の吉野街道でしょうね。猛暑のせいかサイクリストは少なく、同じ方向へ走る人はいませんでした。
大ダワ、鋸山林道への入口です。
入って直ぐにある水場は、ここ数週間の晴れ続きで枯れていました。頂上の大ダワまでボトル一本で済ませなければなりません。
この道は勾配が厳しいので有名です。平均11%くらいだったと思います。今回は暑さもあるので足付きに拘らず休憩を多くとりながらじわじわ上りました。
途中、法面崩落の案内があり、ハイカーへも迂回路を示してあったので、もしやと思いましたが案の定。案内の写真のまま手付かずでした。踏み跡も無し。土砂に木が交じると厄介ですよね。
頂上まであと一歩というところでしたが素直に引き返しました。下り始めると、改めて勾配のキツさが分かります。ここまで苦労して上ったのになぁ。
川を渡る所まで下ってきて昼食にしました。ガードレールに寄り掛かってお握りをもぐもぐ。暑いと食欲がわきませんが、がんばって二つ食べました。
そういえば、こちらでは おにやんま君 の効果が発揮されたのかショウジョウバエは一匹もいませんでした。あっちとこっちの違いは、ショウジョウバエが出現してから おにやんま君 を付けたのと、出現する前から付けていた、の違い。ホントかなぁ…
ちなみにアブがメガネに体当たりしてきたり、本物のオニヤンマが縄張りを誇示して飛んでいました。
とりあえず、あかねちゃん買おうかな、ネーミングが可愛いいし。
昼食を含めて30分ほどのんびりしました。早く山を降りるとそれだけ暑い中を走るということですからね。その間、男性ハイカーが二人下ってきました。結構マイナーな道だと思っていたので気配がしてビックリしました。
上ってくる時に横目で見ていた林道へ入って見ました。以前トリプーさんがオートバイで走っていた林道井戸入線です。地形図を見るとほぼ等高線に沿って若干下り基調なので、路面はそれほど荒れていないだろうという予想。
あまり使われていないようで日当たりが良いところでは草生していました。
日影の平たい所はいたって快適でしたが、少しでも勾配が増すと地表の小砂利や土が洗われて拳大の石で走り難くなりました。
林道を終えて国道までの下りで水場がありました。白いバケツが水を美味しそうに見せていますね。コップも下げてあり「どうぞ飲んでください」と言っています。
さて、帰途はどうしたものか。とりあえず来た時とは反対側の左岸の道で下ります。こちらは日向で暑いですが高速で走れます。二ヶ所ほど上り返しはありますが、短いので気になるほどではありません。
当初は大ダワを越えて五日市に出て、アップダウンはあるものの日向は少なかったはず。こちらから五日市に出るには青梅の手前から梅ケ谷峠を越えるのが一番楽なルートです。でも青梅が近くなるころには、ここから峠を上るのはもう勘弁して欲しくなりました。暑さを我慢しての街道走行です。
時間と共に日が傾いて気温が低くなっていくとはいえ、暑いことは暑い。走っていれば涼しいですが、汗はどんどん乾いて水分が失われていきます。そして塩分も。
すると脚の力は衰えてスピードも上がりません。少しの坂でも亀の歩み。
何時になく御殿峠がキツかった。
町田街道で最後の休憩をとってアイスを食べ、体内から冷やしました。常盤辺りから後ろに女性ロードが付き、町田駅付近まで付かず離れずでした。その後左太腿がぴくぴくし、ヤバイ、脱水です。直ぐに歩道へ入って止まってボトルの水を飲みほしました。
この日は2リットルくらい水分を補給しましたが、まったく足りていない感じです。スポーツドリンクはペットボトル2本を飲みましたが、甘くて飽きてもう飲めません、って感じ。お茶も飲みましたが、そうすると利尿作用でオシッコが出てしまいます。塩飴等で塩分を補給しながら水とかお茶を飲むのがいいのかもしれませんね。
07:35 出発
13:18 崩落地点
19:10 帰宅