過去の記事を確認したら今回で7回目になります。最初に上った時は1月で上部には雪があって押し歩きしました。下りはスキー用のグローブでも指先が凍える寒さで、長い下りで何度も止まって指先を温めたものでした。秋の紅葉シーズンにはとしサンとぱぱろうサンと三人で上ったこともありました。リカンベントでも3年前に上っています。今まで上部はダート区間がありましたが、今回舗装敷き直前という状態でした。
近郊ではかなり山深い場所なので時々崩落があるようですが、shiokameさんが先週走って来たそうなので、安心して僕も行くことにしました。
ルート 48.2km △1,681m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。
自走で行けないことはありませんが、山深いところで時間に追われるのは嫌なので車載です。朝5時に家を出てデポ地スタートは7時半です。早起きは嫌ですが、走り出してしまえば来て良かったと思うのは毎度のこと。
白く隠された箇所は在住しなくなったということでしょうか。次第に増えていき真っ白になるのかもしれませんが、僕が元気なうちはまだ大丈夫でしょう。
キリンはまだ元気でした。今日もリカンベントに興味を示してくれました。
奈良子川沿いに奥へ進む傍ら、対岸の集落への入り口にはその集落名が掛かれた看板があります。几帳面だなぁと思いながら口にだして読んでみますが、覚えるまでにはいきません。
一番奥のバス待合所。以前はもう少し綺麗で本当の待合所らしかったんですが、この様子ではバスを待つためというより、井戸端の集まりのようでもあります。でも鏡を絶やさないところを見ると、集まるのは女性が多いようですね。
奈良子林道の起点です。
左下は猫屋敷で最初に来た時は路上を闊歩する猫にうんざりするくらいでした。だいぶ減ったようですが健在のようです。色柄 顔つきからしても親子ですね。
梅雨が明けた直後はいつも猛暑になります。今日も下界は39℃前後まで上がるという予想です。早朝の涼しい時間にここまでくれば後は日陰が多くなりますし、標高も高いので暑さとは無縁の快適なサイクリングができます。
日差しが強烈なので木陰へ入ると瞳孔が開くまで暗いです。デジカメの露出はうまく調整して木陰感を出します。露出をオートのまま暗い部分に合わせると木陰ではなくなってしまいますからね。
僕が生まれる前に作られた橋のようですが、ガードレールは何度か作り替えられているようです。
こちらは最奥の民家です。まだ居住しているよう。
この林道、大部分がこうした自然林の中で清々しいです。勾配は緩めなので自分のペースで漕げば疲れません。
左下の沢からチリンチリン音がしました。この辺りは渓流釣りの人にも人気みたいです。沢を渡るところでこれから沢へ入る釣り人と挨拶を交わし、車止めの脇から先へ進みます。
前方に枝が落ちています。
もちろん枝ではなく、ヘビです。ヤマカガシ。「能ある鷹は爪を隠す」ヤマカガシはずっと毒を隠し持っていましたが、数年前に暴かれました。柄が毒蛇っぽいです。1m級のヤマカガシは久しぶりに見ました。
こちらはニホントカゲ。子供の頃はカナヘビを多く見かけましたが、最近はこちらの方が多いです。勢力反転でしょうか。
時折ダートがありますが、長くは続きません。勾配も緩く路面も安定しているのでリカンベントでも安心です。
入口に工事の案内板がありましたが、倒木がそのままということは工事車両は真木側から入っているようですね。
幾つかある最後のヘアピンの手前辺りで展望が開けます。すっかり夏の富士山ですね。
そしてヘアピンを曲がった所、ここからダートが始まっていましたが、既に舗装を敷く間際です。
この辺りもダートだったので押して歩いたんですが、快適な高原林道に変わっていました。
標高が高くなると聞こえてくるのがエゾハルゼミ。「ゲーコゲーコ、カナカナカナ」独特な音楽に癒されながら進みます。
日差しを見ると暑そうですが、まったくもって快適な気温です。
ピークに到着しました。姥子山の峰を越える地点です。
標高は1480mくらい。
ガードレールに寄りかかって昼食にしました。お握り二つと甘いパン一つ。途中に水場が豊富なのでボトルの水は遠慮なく飲んで大丈夫です。
食べ終えた頃に向かいの雁が腹摺り山からハイカーが下ってきました。カップル二組。こんなマイナールートでもカップル登山とは、良い時代になったものです。
ピークからはほぼ下り基調。展望が開けて振り返ると姥子山が見えました。結構尖がっています。
再び富士山。上っている人も多いのでしょうね。あの単調な登りを思うと、富士山はこうして眺めるのがイイと思います。
しばらく緩い勾配でアップダウンしている高原サイクリングを楽しんだ後、急降下していきます。
真木川を渡ると少し上り返します。ここは舗装にはしないようですね。工事車両の往来で硬くなった路面をゆるゆる上って行くと、大峠へ続く道に合流します。
そしてお待ちかねの大ダウンヒルです。道幅が広くなり路面も安定しているので快適。下るにつれて避暑の車がちらほら見られるようになります。天然クーラーの中で川遊びでしょうか、それともお昼寝でしょうか。そして気温差のカーテンを抜けると熱気へ突入します。うひゃ~、あぢぢぢぢ。
標高差800mを一気に駆け下りました。
民家が多くなってきて自販機を探しますが、ありません。この辺りで冷たい飲み物があると助かるんですけどね。
毎度のV字を折り返すと今日一番の勾配が待っています。しかも日向でしんどい。
お墓の横を上り詰めて介護施設を回り込むとようやく日陰。ふー。
アップダウンを繰り返して解放林道を幾つか巡ります。こちらも総じて木陰の中なので暑さに苦しめられることなく走れます。
水溜まりがありました。道幅いっぱいなので避けられそうにありません。こういう時は下地が安定している轍を水が跳ねないようにゆっくり進むのがいいです。でも近づいて見るとタイヤが浸かるくらいの深さのよう。更によく見ると中央部分も泥っぽくなかったので中央を突破しました。
明るくなって田んぼの緑の横を下って行くと西奥山という集落です。T字路を左折して金山まで上って行きますが、少しでも日向に出ると暑さが半端ないです。
金山から右の林道へ入りトズラ峠へ。途中に富士山ビューポイントとか言う看板がありますが、見えるには見えますが草木が茂っているし、杉の木の背も高くなっているので、わざわざ言うほどの場所ではありません。
トズラ峠です。風が通り抜けていて気持ちがいいです。
柵の棒に寄りかかってチェアリング休憩しました。リカンベントのシートはどんなチェアよりも快適です。
トズラ峠を下ると東奥山。先ほどの西奥山と峠を隔てても奥山と名乗っているんですね。
集落を過ぎて国道に出ると、それは松姫峠へ至る道。デポ地まで直ぐです。
電光掲示板には36℃の表示。息苦しい暑さです。
ちゃちゃっと身支度してリカンベントを車へ積み、少し先のハッピードリンクショップでジンジャーエールを飲んで一心地つきました。
なんか足元がぺたぺたするなぁと思ったら、靴のソールが剥がれかかっていました。と言うか、かろうじてくっついてる状態です。車内の高温によるものでしょうか。
04:59 出発
07:34 デポ地スタート
08:19 奈良子林道起点
10:53 林道ピーク
12:15 奈良子林道終点
12:34 上真木
13:26 トズラ峠
14:11 デポ地帰着