幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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尺里峠-山北-湘南

土日の天気予報を見比べたらどちらも同じようでしたので、交通量が少ない日曜に走ることにしました。しかし予報は変化して日曜は午後から山沿いで雨域が発生するとのこと。ならばこれを避けたルートにするまでです。
尺里峠は前回は山北から上ったので、これを寄側から上って、峠から高松山南面の林道を久しぶりに走ることにしました。


やっぱり日曜の道路は車が少なくていいですね。車に気を遣わないだけで楽しさ倍増します。
座間を西へ向かって海老名へ下り、相模川を渡ると本厚木です。本厚木は前職時代に2年だけ事務所を作って通っていたことがあります。本社から離れた事務所は自由さがあって皆生き生きと働いていました。日曜のサイクリングもそれに通じるところがある感じ。

伊勢原の手前でロード5人組みが左から分け入ってきたので追従します。信号待ちでのお喋りに聞き耳を立てているとヤビツ峠へ上るとか。まぁ、ここを走るロードの大半はヤビツでしょうけどね。善波峠の上りに掛かった所で僕は左折して旧道へ入りました。
少ないとはいえ車と一緒に上る一直線的な上りは嫌ですからね。アジサイが咲くこんな道の方がどれだけ心が豊かになることか。


日当たりがいい短いダート区間では草が生い茂った状態。


リカンベントなので最後のダート区間は避けて旧道を離脱しますが、R246へ出ても善波峠の上りは残りわずかなので良し。

峠のトンネルを抜けてもこの日の天気では富士山は見えません。それどころか表丹沢の尾根すら見えません。予報通り山沿いは雲が多めです。

渋沢を抜けた所のコンビニに立ち寄ります。暑い季節にはコンロで温めて食べないので、行動食か、昼食処を決めて走っています。今回は峠の後に山北へ下るので、国府津へ向かう途中のラーメン屋に焦点そ定めます。

昼食まではお腹がもたないのでコンビニでお握りを一つ食べていると、リカンベントを見つけて一回りほど年配の男性が話しかけてきました。どうやらサイクリストのようです(過去形かも)。リカンベント講義は好きですが、次第にご自身の話しになってきて相槌をうつ感じになってしまいました (^^;

コンビニの裏手から細道を抜け三廻部へ上ります。東名高速の工事が終わって再び集落内の道へも入れるようになりました。勾配は急ですが日影は多いし、人の営みを感じられる道は好物です。

集落の外れからゴルフ場脇の中山峠を越えて寄へ。


樹齢500年と刻まれていますが、この表札が昭和59年とありますので、現時点では樹齢540年くらいです。


隣にも表札があったので見ると、こちらでは樹齢550年だそうです。樹高も少し伸びています。そう言えば犬越路へ行けなくなって箒杉もご無沙汰です。あちらは樹齢2,000年とも言われていますが元気だといいです。


前回もここで写真を撮りましたが、左にいる犬が煩くて仕方ありませんでした。今回も元気よく吠えてはいましたが、その威勢が今回は弱い。前回との違いはハンチング帽かヘルメット。


以前にも立ち寄った自販機で水分補給。脇に腰掛けていただきました。最近はこのトマトジュースっぽいのが数種類ありますが、こちらはトマトっぽさが薄かったです。


川を渡って、


いつものトイレに立ち寄ります。今日はハイカーの姿は見られません。昔からハイキングは盛んですから、こうして登山口にはトイレがあることが多いです。誰もが利用できてよいことですが、改めて考えるとハイカーは優遇されているなぁと。サイクリストの為に地域の人が何かしてくれていることって無いですよね。「どこから来たんだ」って世間話しされるくらい。これが若いサイクリストだったら話しは別で、何か食べ物や飲み物をくれたりするんですが、この年齢になると…


今日は努力義務を果たした姿。


集落内を峠へ向かって上り始めると、お墓にある階段にアオダイショウが休んでいました。僕に気付いて警戒していますが、逃げようか、どうしようか、思案中といったところ。


茶畑は葉を摘んで一段落した感じでしょうか。違う葉が生えている様子が他でも見られました。


尺里峠はこうして日影が多いのと、勾配が緩いのがいいところです。


尺里峠に到着。虫沢峠とも言います。まだお昼処まで時間が掛かるので買ってきた小ホットケーキを一つ食べました。


さて、今回のメインはこちらの道。高松山の南面をトラバースするように続いています。始めは少し上りがあるので押していきます。


林道はきもち下り基調ですが所々ごく短い上りがあって、リカンベントでは滑るので素直に押します。途中で山北の街が見下ろせました。湿度が高いんでしょう、白く視界が悪いです。


途中二ヶ所ほど斜面の崩落がありましたが、抱えたり押したりして慎重に通過。路面は平たんなところは走り易いです。


高松山の登山道と交差するところ。


平坦な林道に多い水溜まりは比較的少な目です。水場は3ヶ所くらいありました。崩落ヶ所で汚れたシューズをビシャビシャして少し綺麗にしました。


林道の終点近くには地形図でも見てとれる限界集落(?)があります。何故にこんな場所に?と思ってしまいます。道は超急坂なのでちょっと見に行ってみるか、という気になれません。道からして他を拒絶している感じ。

急坂をぐんぐん下って行くと周囲が明るくなりました。杉植林ですがきちんと手入れしてあるので日が差し込んで下草も生えています。


右は手入れされた植林、左は手入れされていない植林。


こんな杉植林なら大歓迎です。


下ってきて最初に人の気配を感じるのは 小笠原プレシジョンラボラトリー という会社施設です。調べてみたらここが本社工場とのこと。大分下って来たとはいえ、まだ山の上です。ここへ通うのは大変そうですが、自然に囲まれて居心地が良さそうでした。

最後は山北駅の直ぐ上に出て、東名高速を渡って下山。


尺里峠が12時くらいで山北に13時。お腹空いた~、ラーメン屋へGo~。


松田を過ぎ小田急線を渡ってR255へ出て直ぐのラーメン屋「一代」へ入店!
前回は混んでいて店を出るのに1時間近くかかってしまいましたが、今日は空いていました。5分くだいで出てきました。注文したのはラーメン750円(麺柔らかめ)。


これで750円ですよ (^^) 身体に良いか悪いか、たまにだから許してください。


大満足で店を出ました。ご主人がシャッターを半分締めていました。14時からは昼休みみたいです。行く方は時間に注意してくださいね。


店の外にあるトイレを借りて細い通りの先を見たら道があったので、そちらの裏道を走ることにしました。満腹にはちょうどいいのんびりした道です。


裏道を終えて広い道へ出てからは暑さがジリジリ。いつもは国府津の手前で山側へ上って行くんですが、今日はこのまま国府津へ出ました。

R1は神奈川県ではサイクリストが多い道ですが、この日は妙に少ない、というか誰一人いません。R134へ入ってからもいません。いつもは大抵ロードとバトルを繰り広げるんですが、皆さん土曜に走ってしまったんでしょうか。

R134を左へ別れた所で、満腹もこなれてきたのでコンビニで小休止。今季初の白くま。値段高めですが美味しいです。


藤沢をかすめて白旗を抜け、鍋屋で環状4号に出て北上。瀬谷の手前でトレーラーを引くロードに遭遇しました。初めて見るトレーラー。


荷物はトレーラーを引くほど多く無かったので、試し走行かもしれませんね。キャリヤ+バッグに比べるとどうなんでしょう。気になります。
僕はリカンベントに付けるキャリヤも併せてオーダーします。パニアバッグは去年自作しましたが割れてきたので結局新たに購入することにしました。ただいま輸送中。これが届いたらキャリヤ図面を修正する予定です。

07:34 出発
10:52 寄
11:57 尺里峠
13:04 山北
17:30 帰宅