幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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車載ツーリング 笹間川-清笹峠

昨夜は500ml缶のビールを3本飲みましたが朝はスッキリしていまました。日常だと少し飲み過ぎ感があるんですが、こういう時は何故か調子いいです。

二日目は大井川から離れ笹間川を遡って清笹峠を越えて戻ってくるルートです。

ルート 71km △1,786m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


走り出して直ぐ、ぶとぼそ氏が「駅へ寄って行こう」と。


大井川鉄道は何処の駅舎も古き良き時代の面影が濃く残されています。


笹間川ダムへ上り右岸を遡上していくと、大雨の濁流があったことを思わせる様子が多く見られました。


昨日はあまり見かけなかったお茶畑が多くありました。静岡県らしい風景です。


風景にみとれつつ、互いに前後しながら時には見えなくなることもあります。そういう時はどこかで写真を撮っているということ。先行している方はゆっくり走ったり、別の被写体を見つけて後ろを待ちます。


清笹峠へ分岐するT字路。ここから峠へは上らず左折して川沿いに進みます。


すこしほっそりした雀がいました。


以前、逆から下って来た時はここで日が暮れて、寒い季節だったので缶コーヒーを買ってほっこりしたのを覚えています。灯りがあって安堵したものです。


がっしりした力強い木がありました。


ぶとぼそ氏が先行した後、一人で写真を撮っていると斜面からガサガサと音がし、見るとカモシカでした。昔はこんなに多く見かけることはなかったので、最近は数が増えているのでしょう。


昨日走った大井川流域では災害は多くありませんでしたが、下流域では今も鉄道が復旧していなかったり、流されてきた石の体積の多さが豪雨を物語っていました。この笹間川も上部では崩れているところがあるかもしれません。


ちょうどお茶摘みの次期みたいで、小さな機械と袋で刈り取っているのを何ヶ所か見かけました。


「寿永の桜」だそうです。枝垂桜ですね。


上のぶとぼそ氏が撮った写真はスッキリしていますが、僕のは白っぽくなってしまいました(フレアというそうです)。コンデジでレンズフードが無いので逆光ではこうなってしまうんです。


Rene Herse Cycles の Naches Pass 26x1.8 は、昨日はパンクしたとはいえ良い走りをしてくれました。今日は全て舗装なのでこの太さはオーバースペックだと思うかもしれませんが、そんなことはありません。舗装と言えども田舎道では凸凹が多いですからね。


お茶の葉も新緑です。


カーブの小屋の所に、


がびょ~ん、やっぱりかぁ。自転車で押し歩いていけるかな。


次第に荒れてきたので押していきます。


道が残っているなら大きな問題にはなりません。ぶとぼそ氏は担ぎ好き。


僕は担ぎ嫌い。抱えます。


土砂崩れ箇所を攻略してしばらくすると勾配が緩くなり、下りぎみになって県道にぶつかりました。


お手製の道案内があって楽しませてくれます。ここは右へ下ります。


途中、お手製の看板がありました。そう、ここは通学路です。


子供達はここを通って向こうの峰にある小学校へ通っているんです。


ここが峰山集落。小学校まで2.5kmもあります。雨の日は大変だろうなぁ。


峰山からは九十九折を気持ちよく下っていきます。


下りきると国道にぶつかります。集落への入口にはお決まりの石碑。お花も活けてあります。


国道を更に下って行ったT字路。ここには万屋があり休憩するのにちょうどいいです。


僕は「すっきりトマト」を飲んで水分と塩分を補給しました。T字路を右折して清笹峠へ向かいます。


今回リニューアルしたパスハンターで挑んだぶとぼそ氏。ブレーキの効き目が心配でしたが、シューが馴染んできて下りでも安心できたようです。ただシマノほどの効きではないとのこと。シマノカンチブレーキはかつてMTBダウンヒルレースでも使われていましたからね。その性能は素直に認めます。


今日も快晴で青空と木々の緑が気持ちいいです。集落を過ぎた辺りだったか、やはりここでも通行止めの看板が路肩にありました。道端で作業をしていた初老の男性に挨拶したところ「まぁ、自転車ならいけるじゃろ」とのこと。


この峠も以前越えたことがありますが、こんなに厳しい道だったかなぁ、と思いながらゆっくり進んで行くと、次第にガレてきました。左カーブの辺りが土砂でかなり埋まっていましたが、地盤は埋まっていたので大丈夫そうだと判断して進みました。よく見るとオートバイで走った跡も見られました。


清笹峠に到着。


最近は峠の銘板が無いことが多いので、こんな風でもあるだけで嬉しいですね。喜ぶのはサイクリストだけでしょうけど。


車は入って来ないでしょうから、道の真ん中に腰かけて昼食にしました。今日はカレーです。
食事を終えて立ち上がると、ランナーが一人上ってきました。TANZAWAKO MARATHON のTシャツを着ていたので、ランナーでもある ぶとぼそ氏としばし盛り上がっていました。


少し下って少し上ると三度T字路。右(写真では左)は前半上って来た笹間川へ下る道、ここは直進(写真の背後)します。


清笹峠よりもこちらの方が雰囲気がいいですね。お地蔵さんもいましたし。


下りはずっと杉植林の中で、少々飽きます。


ようやく暗い植林地帯を抜けました。やっぱり青空の下を走りたいですね。
ぶとぼそ氏のホイールは650A、僕のは26HEです。それぞれ体格に合わせたホイールを選択しています。


四度目のT字路、蔵田です。僕は自転車のA面B面に拘らずに進行方向に置いて写真を撮るのが常です。


僅かに上って、大久保川水系を下っていきます。


今日はもう上らないのと、時間にも余裕があるので、のんびりまったり。


途中、吊り橋を見つけたので渡ってみました。


ぶとぼそ氏は高い所が苦手なんですが、この橋ならしっかりしていて高さもないので渡れました。


大井川に出て国道を少し走ってデポ地に戻りました。

ぶとぼそ氏との車載ツーリングは春と秋に行ってきましたが、コロナ禍もあって春は久しぶりです。やはり一緒に走ると楽しいです。
数年こんな感じで走っていますが、毎回「今回も良かったね~」となるのが不思議。ルート選びは即席ですることが多いのに、運がいいのでしょうね。ただ、今回は戻った後の食事と温泉が上手くいきませんでしたけど。
この日の温泉と夕食は道の駅の施設でオーケーでした。温泉は激混みで落ち着けませんでした。ビールと食事を終え、自販機でもう一缶買ってから車の後ろで二次会になりました。

07:25 出発
10:44 峰山 分岐
11:20 清笹峠 分岐
12:55 清笹峠
(16:00) 帰着