幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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裏ヤビツ-菩提-高松

土曜は実家の用事で車で近場を行き来して終わってしまいました。天気が良かったので午後から花見ポタできればと思っていたのですが、敵わず。翌日曜は終日にかけて厚く濃い色の雲で覆われてたので引きこもり。これでは脚がなまってしまいますから仕事をずる休みして月曜に走ってきました。

裏ヤビツが数度に渡る復旧工事を終えて開通したので行ってきました。後半は山北から高松へ上り、久しぶりに山間のすり鉢状の集落を二つ巡ってきました。
山北では新たな出会いもあり (^^)

ルート 139.3km △2,159m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


朝から快晴を期待していましたが、残念ながら薄曇りでスタートです。気温は少々肌寒く走り出しでは指先が冷たくなりました。
例年では4月第一週末に満開となっていたソメイヨシノですが、去年は一週間早まり、今年はついに二週間早まりましたね。でもかろうじて満開から一週間は散らずに持ちこたえた感じです。
でもよ~くカレンダーを見たら4月1日は土曜、2日が日曜ですから、4月第一週末ではあります。ソメイヨシノの体内カレンダーは、はやり正確だったということか (^^;

城山から小倉橋へ下って相模川下流を見ると、左岸から橋の建設が始まっていました。ということは小倉橋が無くなってしまうのでしょうか。建て替えよりも新設の方がコストが低いのかもしれませんが、美しいアーチ型の小倉橋が無くなるのは淋しいです。

長竹から左折して鳥屋の手前、以前見つけた小径へ進みます。そう言えば前回もこんな桜の季節でしたね。


山は花粉で染まった杉が落ち着いた色になり、ほんのりと雑木林に色が付き始めました。春爛漫。でもちょっと日差しが足りない。


道端も賑やかです。


宮ケ瀬ダムを過ぎて裏ヤビツ。次第に青空が広がってきて気持ちよさアップ。


柔らかな新芽がいっせいに出てきましたね。


頭上を仰ぐと薄い葉が日差しで透けて見えます。


紙幣の原紙、ミツマタもこの季節です。


ずっと緩かった勾配は「きまぐれ茶屋」の裏手からきつくなります。途中の護摩屋敷の水は今日は寄らずにじんわりじんわりと上り、勾配が緩まった所に菩提峠への分岐があります。そしてここから更に急勾配。


月曜ですが峠にはハイカーの物と思われる車が数台駐車されていました。流石にパラグライダーはいません。もちろんサイクリストもここまでいませんでした。


峠を下って直ぐに秦野盆地が見渡せます。春霞。盆地の先が渋沢丘陵、その先は曽我丘陵です。右奥に真鶴半島は見えましたが、大島は見えませんでした。


表丹沢林道を横切って下って行くと丹沢のもう一つの名水、「葛葉の泉」があります。周辺は整備されていて子供連れで来ても飽きないような感じの所です。沢沿いの直線的な激坂を下って行くと野外活動センターという施設もあって、秦野市は自然の中へ市民を導こうとしている姿勢が伺えます。


菩提へ下るのは久しぶり。心配していましたが、この昭和な雰囲気の商店は健在でした。通り過ぎ様に中を覗くと大好きだったカールを売っていました。関東では売らなくなったと聞いていましたが。


丁度お昼時、菩提にあるラーメン屋に決めていましたが、前回は閉まっていて残念な思いをしました。しか~し、今回も閉まっているではありませんか。閉店したのか?
しかたなく前回見つけた渋沢駅近くのラーメン屋まで下りました。だが、しか~し、こちらもシャッターが閉まっていました。ぐへ。
駅周辺をぐるっと回りましたが食事処は見当たらずR246へ合流。そう言えばここに中華屋があったことを思い出しました。入店。
R246を走りながら横目に見ていたお店です。日本人の中華屋はこじんまりした店構えが多いですが、中国人の中華屋は大きいです。それに比例して品数も豊富。そして大盛り。以前青梅付近で入った中華屋の炒飯が大盛りだった記憶が強いです。

はたして、ここも予想通り大盛り。日本人の中華屋やラーメン屋の炒飯と比べると1.5~2倍の量に感じます。
でもそれにもまして関心したことは、炒飯についてきたのはスプーン、スープについてきたのはレンゲです。これが本来の組み合わせ、流石です!


満腹のお腹でも苦しくないのがリカンベントのよいところ (^^; お腹を折りたたまずに消化を促しながら旧道を松田へ下りました。


おや? ここでは新緑が濃いです。我が家の周辺と比べると一週間ほど早い感じ。


松田の先では富士山が顔を出していました。雲が多かった朝から一辺して快晴!


最近、高松へは寄から上ることが多かったので今回は山北からにしました。そう言えば山北も桜祭りを行うほどにソメイヨシノが見事なところ。もう見頃は過ぎたでしょうけど、一応寄ってみることにしました。

直線的な道を緩く上って行くと前方にサイクリストらしき姿が見えました。ツーリストの様相。自転車は泥除けがあるように見えます。ランドナーかな? いや、クラブモデルです。すると遠目にもこちらに気付いているのが分かりました。そしてカメラを構えています。

近づいて停車し『こんにちは~』
リカンベントを見てたいそう喜んでいました。


自転車は英国の流れを意識したクラブモデルを国産パーツで組んでいます。そしてフレームはシクロサロンUEHARA、初めて見ました。ヘッドバッジはNewCycling誌の広告で良く見ていたあのデザインです。

経験豊富そうな大先輩です。話しをしているうちに、僕がリカンベント乗りにしては自転車に詳しかったり、昔から自転車をやっていることを知ると、
「○○は知っているか」
『知っていますよ』
「××は?」「△△はどうだ」と、矢継ぎ早に聞いてきました。
実際にお会いしたことがあるのが半数くらい、あとはNC誌やブログでお名前を知っている方達でした。

先日お会いしたS田さんが中古リカンベントを入手した話しにもりあがったり。ブログで毒舌のK池さんのお話しを伺ったり、ACFのN川さんとも古くからの仲だとか。
お名前をO津さんと仰います。また一人、ツーリング先での出会いが増えました。

酸素さん(O津さん)のブログ
丹沢・大倉尾根: 桜吹雪
わだち 日本自転車史研究会のブログ

僕がサイクリング中に出会った人達
サイクル友 - Google マイマップ

お別れしたあと、山北橋まで行ってから線路沿いの小径へ貼りましたが、桜は残念でした。我が家の付近よりも一週間ばかり早いようです。


高松への道まで戻る途中、まだ少し花が付いているソメイヨシノが見えたので、集落内へ寄り道。


いつもの道へ合流して錆びたトラス橋で写真を撮っていると、


風に吹かれてリカンベントが倒れてしまいました。もう何度倒したことか。新しいリカンベントでは気を付けなきゃ。
走り出すとクランクが空回りするので確認するとスプロケット側のチェーンが外れていました。再スタートしてもまた空回り、おかしいなぁ…
よく見るとチェーンテンショナーのブラケットが曲がっていました (T_T)
慌てずにチェーンテンショナーを外してモンキーでブラケットを挟んでじんわりと曲げを直しました。
再々スタートしてしばらくは良かったんですが、ガタガタの所を走るとまたチェーンテンショナーのプーリー部分でチェーンが外れてしまいました。その後は都度外れたら直すの繰り返し。帰宅したらちゃんと原因を調べなきゃ。

高松への上り途中、トンネルはまだ完成しておらず、鉄骨の仮設路がまだありました。ダンプカー用の鉄骨九十九折、凄いものを作るものですね。


過ぎてしまえば視界から遠ざかるのでよし。
こちらは古くからある生活路としての九十九折です。15時近くなりましたが西日を受けて気温が上り、暑い暑い。


松田で見えた富士山も日の傾きでいっそう空との色の差が無くなり見えなくなりました。


高松分校跡の周りもほんわかした色です。


続いて尺里峠へ。短いダートは前回より踏み固められていたのでスリップせずに上れました。


いつもは誰かしらがいる尺里峠ですが、休日はひっそりしていました。


北側の下りは杉林が多く暑かった身体も十分に冷やされました。


続いて萱沼集落へ向かいます。小さなすり鉢状の地形でお気に入りなところです。そのぐるっと回りの尾根伝いにはゴルフ場。ゴルフ場に囲まれた集落なわけですが、多くの場所からは視界に入らないので、まぁ、よし。


集落内を少しずつ上って行くと後ろに視界が開けてきます。以前は寄から激坂を上って正面付近を乗っ超えて入っていましたが、最近はもっぱら県道からの正攻法。


尾根を切り通しで乗っ超えて隣の柳川地区へ。こちらはもう少し広いすり鉢状です。
以前は毎年来ていましたが高速道路の工事を見るのが嫌で足が遠のいていました。今回、工事は少し落ち着いていたのと、思ったほど景色へは影響が無かったのでまた来てみようと思いました。


奥の峰を越えて入ってきました。ここでも高速道路はうまく視界に入らなくて良し。
ここからは再びR246に出て快走モードで帰途につきました。



07:21 出発
09:35 鳥屋
11:38 菩提峠
12:35 昼食(渋沢)
13:06 高松分校跡
13:30 山北
15:24 尺里峠
18:55 帰宅