幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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巌道峠

土日で天気予報を比べたら土曜の方が良さそうだったので出かけることにしました。でも16時くらいには自宅近辺まで雨域が迫ってきそう。雨の中のシャワーサイクリングもいいんですが、距離短めで巌道峠へ向かいました。

ルート 109km △1.574m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


毎度、町田街道を快走していきます。土曜は日曜よりも車多めなので気持ちよさは半減です。CHERUBIMの前には数台の自転車が立て掛けられていました。土サイの集合時間が近いのでしょう。すると桜美林付近でその土サイの参加者であろう二人とすれ違いました。元気よく手を振ってくれたので僕も振り返します。そしてパフパフ~♪

城山からアップダウンが始まります。三ヶ木の上りでは車が渋滞し始めました。ここで渋滞は珍しいですが、それだけ人出が多いということです。子供のいる家庭ではそろそろ夏休みの宿題の追い込みが始まる頃ですが、その前に出かけておこうということかもしれません。
その上り二車線の左側をジリジリと苦しみながら漕いでいると、後ろに車がついてなかなか追い越さない。「なにしてんだよ、コノヤロー、さっさと追い越せよ」とイライラしていると速度もいつも以上に下がってしまいました。車両感覚の未熟なドライバーが大きな車に乗るとこういうことになります。

三ヶ木を過ぎた所のコンビニで休憩し観天望気。前日の天気予報では朝から曇りとのことでしたが、ここまで青空と雲が半々くらい。行く先の視界もまだ良好で高層雲が広がり始めた感じです。昼までは安泰でしょう。

鼠坂(ねんざか)から先は道は狭く涼しい木陰になります。静かな山中の集落をいくつか走り抜けていくと除草作業の看板が置かれていました。スピードを落としてカーブを曲がっていきます。5~6人の方達が作業にあたっていて通行がある度に作業を止めていて申し訳ないです。頭を下げながら通過しました。

少し進むと今度は個人的に除草している人が歩いていて声を掛けてくれました。
「その自転車は楽なんですか~?」
最近こう聞かれることが多くなりました。
『上りはそれなりに疲れますが、全体を通すと楽なんです』
こう答えると大抵の人は納得した様子になります。

奥牧野を過ぎて一古沢の自販機で水分補給。「もも」ひ惹かれて買ったものは炭酸飲料でした。よく見ないと… でも飲んでみたらスカッとして炭酸もたまにはいいかな。

秋山川を渡って富岡集落の急坂を上って行きます。右手の石垣の少し高い所にある馬頭観音。こうして仰ぎ見る位置にある方が趣きを感じます。手入れは大変でしょうけど。


カーブを曲がると棚田が広がります。


十分に育った稲たち。色づきもいいですね。収穫間近でしょう。


すずめに食べられないように農家さん達はヒヤヒヤかもしれません。


うん、いい眺め。昔から続く日本の山間集落の風景です。


田んぼは既に水は入れていませんでしたが、まだ水路は止められていません。夏はこうして水を近くで見るだけでも涼しさを感じますね。


このカーブの崖に馬頭観音が二つあります。岩に文字を刻んだだけのものなので判別し難いです。見つけた時は読めたんですが、もう文字は見えなくなってしまいました。するとサイクリストが上がってきました。


「INTER8さN~ん」。amebaさんでした (^^)

amebaさんも今日の天気予報で夕方から雨が降りそうなのでこのルートにしたそうです。綺麗なフレームの事を聞くと、フレームだけ買ってパーツを組付けたんだそうです。そして太目のタイヤを履いたところ、それが凄く気持ちよくて気に入っているんです、と。

古くから自転車に乗って来た人でも、新しいものを積極的に取り入れて自分の走り方に合った自転車に出会えると、そこからまた楽しみが広がっていきますよね。機材はレース用に進化していきますが、日常的なのんびりサイクリングで使う場合でも、性能の恩恵を受けられるものがあります。安全安心で走って気持ちいい自転車をamebaさんは見つけたんだと思います。

安寺沢集落には、郷倉と田んぼと畑と、ハート池があります。


そして、新たに竹ブランコが加わっていました。ゆられてみたい (^^)


安寺沢橋。このままの姿で残して欲しい。危ないからって鉄パイプの柵は付けないで。


この地域一帯には昔から伝わる昔話のようなものが紹介されています。所々に案内板が立てられていて、道の右側にもあるんですが、確か渕に娘が落ちて云々だったでしょうか。てっきりその看板の先に渕があったのものと思っていましたが、左手にありました。


うどん屋さんの横から急坂が始まります。小石が浮いているのでスリップしないように慎重に。来る毎に緊張具合が少なくなってきます。それだけこのリカンベントに慣れたということでしょう。


展望地点に到着。日差しが無くなり雲が広がってきました。


ほどなくして巌道峠。ここも林道ですが、通行を制限していないのは最近では珍しいですね。倒木や雪で通行出来なくても案内が出ていないこともありますが (^^;


テラスからの道志谷。その先の富士山はすっぽり雲の中です。買っておいたお握りを一つだけ食べて先へ進みます。


激坂を下っていくと木が…


アオダイショウでした。こんな時、ヘビ嫌いな ぱぱろうサン はどうするのでしょう。


道志みちへ合流して快適なワインディングロードの下りを楽しみます。山中湖へ向かう荷物を積んだ車やオートバイが多いです。キャンプブームはまだまだ続きそうですね。

上り返しの途中の水場に立ち寄ると、BIKE FRIDAY が二台ありました。挨拶すると、ブログ見てます、と (^^) ありがとうございます。
今日は輪行で山中湖に出て道志みちを下って来たとのこと。親娘サイクリング、いいですね。


お、こちらにはALFINE内装ハブギヤ11速バージョンが付いてました。


青根の食堂で食べたというブログをどこかで目にして、今日はそこで食べようと期待して来たんですが、あれ? 確かこの辺りにあったと思うんですが。どうやら無くなってしまったようです。歩いていたお婆さんも、そのお店で食べに来たそうで、ウロウロしていました。


青根から久しぶりにエスケープルートではなく本道を上りました。下りを長く楽しみたくなったので。
ゆるゆると上ってピークの手前、ロード二人に刺されました。いいピッチで回して抜かして行きます。一人目、二人目、、、行けそう。ペースアップして後ろに付きました。

ピークを越えて下りに入ります。そこで二人目の人が先行を抜いて行ったので僕も続きます。二人は仲間ではなかったようです。
気持ちよく下りたかったんですが、オートバイが邪魔 (-.-) 荷物を積んだオフ系が二台でのんびり走っているので詰まってしまうんです。
下りの直線で前のロードよりも惰性が速い僕が前に出ました。リカンベント有利。
短い上り返しで抜かされないように力こめて漕ぎあがると、後ろは千切れてしまいました。下って上り返す場面でも、どうやらリカンベントは有利みたいです。

青野原で後ろのロードはコンビニへ入ってしまいました。しかし少し力を抜くともう一人のロードが100mくらいまで迫ってきたので、再び力入れて漕ぎます。下りなのに疲れます (^^;

鳥屋への分岐を過ぎた後の右カーブ、あ、ここにお店があったんだ。

でもロードがたくさん留まってるから混んでるかな? あ、amebaさんのロードでした (^^)

ということで再び「こんにちは」して僕も昼食にしました。


その後皆さんは逆方向??? へ行くようだったので「またお会いしましょう」と別れました。空は一層雲が暑くなってきて時折雨がポツリポツリ。

食後ちんたら走っていたら中野辺りでロードに抜かれたので再び力入れて追走します。よく焼けた脚に白いジャージ。è の文字があしらってあります。しかしこの人が速かった。飛ばす飛ばす。ダムの上り返しであえなく千切れました。

すると上り切った所で BIKE FRIDAY の親娘に再び遭遇。手を振ってご挨拶。今日は仲間にたくさん会えるなぁ (^^)

町田街道に復帰して相原の渋滞をかわしてR16との交差点。先ほどの è ロードです。僕に気づいていないのか激遅ペース。家が近いのか?
しかし、僕のリカンベントのギシギシ音に気が付いたのか再び激速スピードに変わりました。追走します。サイコンを見ると42km/h。町田街道ではなかなか見ないスピードです。が、直ぐにコンビニへ離脱していってしまいました。なんだ、肩透かしだなぁ。

今日は同じ人に何度も会う日だなぁ、と思いながら町田駅が近くなったところで、ゲゲ、三度 è ロードです。後ろから猛追してきて抜かして行きました。
流石に僕の脚はくたびれモード。町田駅からはいつもクールダウン区間なので追走は諦めました。
今日は距離は短めでしたが、しっかり脚を使った一日となりました。

07:32 出発
10:42 富岡(棚田)
12:08 巌道峠
13:13 昼食
15:36 帰宅