幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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新ディスクローターと和田峠と輪友

ディスクローターで悩んだ末、カンパに手を出して罠にハマった、という経緯でした。
結果、第二候補のXONを購入しました。
XON One Piece Rotors XBR-06(Φ160mm)


XONは台湾のメーカーで、MTB界で徐々に人気が高くなってきているそうです。
ディスクブレーキはMTBが先行していますからね。様々な製品があります。
ロードで一般的なΦ140mmはMTB用では見かけませんが、Φ160mmはリリースしているメーカーが多いです。徐々にロード界を視野に入れて今後はΦ140mmもリリースすることでしょう。

このディスクローターは6ボルト固定式なので、僕のセンターロック式に取り付けるにはアダプターが必要です。
各社ありますが、軽量で外観がスッキリしているMicroHERO製にしました。同じく台湾製



センターロックはシマノ特許(?)で、ハブに加工された雄セレーションへディスクローターの雌セレーションを嵌める方式です。
同じ製品で6ボルト式とセンターロック式の価格は後者が若干高いです。特許料か、加工料か。

アダプターを後ろハブへ取り付けると嵌め合いがキツかったのでグリスを塗っておきました。何度か外れるか試しました。固着したらやだなぁ。
もう一方はキツくはありませんでしたが、それでもシマノよりはキツめ。
シマノのは少しガタがあって、取り付け後にブレーキを掛けてロックした状態で自転車を前後にゆすると揺れます。実用上は問題ありませんが、ガタがあるのはスッキリしないものです。

取り付けた様はこんな感じです。かっちょい~ (^^)



ディスクローターの歪みが少しあり、モンキーレンチで挟んで修正しました。折れないよう慎重に。歪みはシマノのローターでも普通にありますので、この製品の品質に問題があるとは思いません。
ちなみに、先日は息子がローラー台から下り損ねて「ぶつけちゃった~ (T_T)」ので、こちらも直したところです。
モンキーはこうした用途以外にも、ディレイラーハンガーを曲げてしまった時の応急処置にも使えます。

あとは、実際に走ってみてパッドの当たり具合(ディスク面から外れないか)と制動力の具合です。穴が多いということは制動面積が少ないということですからね。



土曜の朝、起きると ご近所ランドナー乗りの ぱぱろうサン からメールが入っていました。ランブリンマンさんと14時半にケルビムで待ち合せして、糸魚川ファストランの反省会をするとのこと。そのお誘いです。
朝食をとりながらサイクリングのルートを考え、和田峠へ行くことに決めて、ぱぱろうサンへ14時半にケルビムへ向かうことを伝えました。

 

ルート 110.8km △1,437m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


ディスクブレーキに限りませんが、ブレーキパッドやブレーキシューは当たりが出るまで効き目が緩いので注意が必要ですね。効き具合を身体に覚えさせて進行します。

土曜で車多めの町田街道を快調に走ります。最近脚のふくらはぎの張りを感じるのが気になったので、踵を落とさずに踏んでみると具合がよくなりました。リカンベントはペダルまでの距離が短めなので膝に余裕ができて、無意識のうちに踵を落とす踏み方やアンクリングになり易いんです。かといってアンクリングが悪いかというと、そういう訳ではありません。臨機応変に使い分けることが一日の疲れを低減しますからね。

高尾から先、美山通りの霊園前の上り坂、いつも4速のところを5速で上れました。力が必要な時には踵は落とさない方がいいようです。ただ太腿の前の筋肉に負担が掛かります。

陣馬街道との交差点にあるコンビニで飲み物休憩のあと、いつものように小津へ向かいました。朝の静けさが気持ちいいところです。
進んだ先の三差路なんちゃってラウンドアバウト。一回転して左へ行くところ、回りながら右へ行ってみよう、と思い直しました。

この道の奥は入山峠の麓あたりで行き止まりですが、この朝の静けさの雰囲気をもっと感じていたくなったんです。それと、この道は高校生の頃に一度下ったことがあって久しぶりでもあります。
当時、まだ入山峠の盆堀林道が頂上付近を残して開通していませんでした。盆堀側から入って登山道を押し上げ、峠を乗っ越えて踏み跡が薄い道をこの林道へ下ったんです。途中踏み跡を見誤って少し戻ったりしながら林道へ降り立った時にはホッと胸を撫で下ろしたのでした。

ここまででブレーキパッドの当たりは良くなってきて、ディスクローターの擦れ具合を見ると、いい位置で当たっているようで安心しました。それと、穴が多めで効き具合を心配していましたが、まったくそのような感触はなく、逆によく効くくらいです。


さて、小津の奥へ進みます。


そういえばこの日からセミの鳴き声が聞こえるようになりました。ミンミンゼミとアブラゼミ。梅雨明けは早かったですが、セミのふ化は体内時計によってまだ先という判断なのでしょう。

綺麗なガクアジサイがありました。家の近所では数日前の猛暑でぐったり枯れぎみでしたが、この周辺では緑が多くて気温がそれほど高くならなかったのでしょう。


川沿いに民家がぽつりぽつりとあって、古い家や新しく入ってきて人も多いようです。鄙びれた感じはありません。


雰囲気のいい木橋がありました。そう言えばラウンドアバウトまでの川が、ここ数年は枯れているんですが、ここでは流れていました。下流で染み入ってしまているのでしょうか。


小径があったので川面へ降りてみました。護岸のない自然の川です。これくらいの緩い流れなら護岸の必要もないでしょう。


手入れされた杉林の向こうに明るく開けた民家が見えます。明暗織り交ざり。


林道の簡易ゲートのところで終了にしました。この先は前述の入山峠直下まで続いているはずです。古くはここから入山峠を越えて五日市へ出ていたんでしょうね。


引き返すと来るときとは違った表情にも出会えます。小津はとてもいい雰囲気の道でした。また来たい。


ラウンドアバウトへ戻って再びぐるっと一周して力石峠を越えました。今日の空は薄日が差す程度で気温もあまり高くありません。


お決まりの郵便局。僕は進行方向のままの自転車で写真を撮ります。B面お構いなし。


和田峠の入り口です。さっきバスとすれ違ったのでハイカーが多いかな?


途中トレーニングなロードが駆け上がって行きました。速い人は15分くらいでしょうか。過去のブログを確認したら2008年にパスハンターで21分で上っていました。
それはそれとしてマイペースで上ります。ハイカーは思ったほどの数ではなく、抜かす時に声を掛けながらよけていきます。
急な所がいくつかありますが、その一つで後ろから来た車がなかなか抜かさずじれったかったぁ。うまくタイミングを図って抜かして欲しいものです。

マイペースでも和田峠はきついです。29分掛かりました。そうそう、ぱぱろうサンは先日ここを往復しながら5回上ったそうです。恐るべし。


下り、途中から例によって右岸の山沿いの道へ入りましたが、思い直して戻りました。時間を見たら14時半にケルビムへ着くにはそうそうのんびりもしていられません。
元の道でダウンヒルを楽しんでR20へ出ました。

昼食は相模湖手前の左側にある中華料理屋を考えていましたが、その更に手前のカーブにあるお店が目に留まり、こちらへ入りました。昔からあってよく目にはしていましたが、なかなか入るタイミングが無かったところです。もちろん昭和の雰囲気ぷんぷん (^^)


まいどチャーハンです。僕にとっては適量。これで600円。そして清算後に缶コーヒーもくれました (^^)


時間を見ながら帰り道を走り、余裕が出てきたので相原から戦車道路(尾根緑道)へ入りました。木陰も多くて涼しいです。


ケルビムに到着。既にぱぱろうサンとランブリンマンさんは店内に入っていました。

宮田さんと話し込んでいるところへ参戦。お二人をきちんと紹介しました。糸魚川ファストランを日帰りでやる二人です、ってね (^^)

ぱぱろうサンはようやく新しい自転車への思いが本気モードに入ったようです。イメージはベロクラフトのJBTモデルとのこと。

ケルビムを出てからは戦車道路を少し戻ってベンチで反省会と称する自転車談義です。


糸魚川のことや、その他の地域のルート、もちろん次期ぱぱろうサン自転車のことなど話題がつきません。

期せずして三者三様のホイールが集まりました。700C, 650A, 650B 体格の通りのサイズなのが面白いです。そしてロードバイクではないところも。タイヤの太さは 35C, 35A, 32B、サイクリングをリラックスして楽しむための太さです。
ランブリンマンさんに自転車は何台あるんですか? と聞いたら10台くらい (@_@)
カーボンロードも持っているそうですが、長距離を走って気持ちいいのはこのくらいの太さなんだそうです。

次期ぱぱろうサンの自転車を想像すると、35mm前後のタイヤ、700C or 650B、STI等の手元シフト、ディスクブレーキ、フォーク抜き輪行。そしてSPDシューズにもしてみようかな、と気持ちが変化してきているようでした。楽しみです。

3時間くらいお喋りして解散となりました。またやりましょー! (^^)