日曜は西へ向かいました。高みの等高線沿いに繋がっている快適なダートを走り、五国峠の先では絶景の海を眺め、最後は毎度のことですが 勝手にバトル でヘロヘロに。
ルート 128.4km △1,542m
クリックすると RWGPS Map Control を埋め込み表示します。
R246を快走して、目の上のたんこぶ善波峠を越えると富士山がお出迎え。積雪はここ数日の暖かさで少なくなった感じですね。
渋沢の先のコンビニ休憩の後、裏道を下って今日は右折します。
この道は10年ぶりくらい。しばらく上ると右手に視界が開けました。秦野から渋沢、背後には大山から表丹沢が一望できました。若い頃はあの稜線をZUNOW改パスハンターを担いで巡った日もありました。
法面埋没仕様の道祖神。現代では旅人を受け入れて夜の接待をしてくれる山村はありませんね (^^;
三廻部も新しい東名高速の工事でズタズタになっています。淋しいですがどうしようもありません。
中山峠への途中で秦野方面を見下ろします。ススキがいい感じ。子供の頃はこのススキの根元に大カマキリがよく卵を産んでいるのを見つけたものです。
中山峠を越えた所の茶畑で写真を撮っていると初老夫婦が電動アシスト自転車で下ってきました。「こんにちは~」
道の選択はいいんですが、服装も周りに合うものにすればいいのにって思いました。
寄(やどろぎ)に下ってから川を渡って細道を辿ってみると、こんな綺麗な場所にありつけました。ご馳走様です!
虫沢集落から尺里峠へ上ります(逆から来る時は虫沢峠となります)。
先週から新しいニッカーホースを履いています。
ポリエステルと綿の混紡でベージュカラー。この時期はウールはちと暑いので、真冬までの繋ぎの季節用です。ちょっと柄が今一つなんですがこうして遠目で見る分には良い感じです。ゴルフ用。
https://item.rakuten.co.jp/stylishgolf/ex-s0001/
またしても鈴なりの柿。道路脇にもたくさんあってバクダンに要注意です。
いつもの撮影ポイントです。右奥の弛みが越えてきた中山峠。
最後の民家を過ぎて広がる茶畑。尺里峠は適度な勾配でストレスなく上っていけます。
切り通しの峠に到着。地元では第六点と呼んでいます。
古道整備に熱心なのはいいんですが、道標の数がハンパないです。ちょっと節操がない感じ。
今回は高松分校跡へは下らず、等高線沿いの林道へ向かいました。峠から200mくらいするとダートに変わります。少し上っているのでここは押して歩きました。
直ぐに緩い下りになり路面も締まっているのでリカンベントでも安心して走れる道になりました。時折り左下に展望が開けると、山北界隈の立体地図が広がります。
路面はこんな感じのフラットダートが続きます。快適~♪
杉の植林が多いですが、所々で雑木林になります。
途中で登山道が交差しています。高松山へ登れるのかな?
そんな快適な林道を進んでいると、まさかのサイクリスト! グラベルロードです。
お互いにビックリしながらしばし歓談しました。
ダートが終ると急勾配でぐんぐん下って行きます。
地形図をよく見て山北駅の真上に出ると眺めが良いです。
一息ついてから山北駅へ下りました。
ちょうどお昼時、駅前にいい感じの食堂があったので入ると… 何やら慌ただしい。
きりもりしているオバサン二人がてんやわんや。どうやらお客さんの靴を誰かが間違って履いて出て行ってしまったようです。外へ探しに行くも見つからず。終いにはお客さんをオバサンが車でどこかえ送って行ってしまいました。ここまで15分くらい。
ようやく席を案内されても注文をとりにきません。仕方なく厨房へオーダーを伝えても
「あ~、忙しくてね」
『それは分かっていますが、どれくらい待てばいいですか?』
「一人になっちゃったから…」
『ですから、これから何人分を作るのですか? それによっては他へ行きますので』
「じゃあ、他へ行ってもらえますか?」
もう、てんぱっちゃって正常に物事が考えられない様子なので店を出ました。
山北駅周辺には他にお店は無いようだったので、大井まで出ました。
そこで見つけたラーメン屋へ入店。でもラーメンではなくチャーハンにしました。最近ハマってます。僕好みの柔らかめで、お肉はチャーシューを細切れにしてありました。
食べ終わると のれんを閉まって「準備中」になりました。昼時が終ると一休みするんでしょうね。
お腹が膨れたところでK72で南下しますが、今回は国府津近くの山へ上ってみます。
農道のアップダウンの後、やまゆりラインという道に出て頂上のトンネルまで上ります。トンネル手前の細道を右へ上ると視界が開けました。
そこからは更に道が細くなって軽トラがかろうじて通れるくらいの道になりました。でも雰囲気はいいです。
ふと右肩を見ると… おお、これは! noahponさん の秘密基地に違いありません。ようやく見つけたぞ。ここに籠って地球の裏側の人とヒソヒソ話しをしているのでしょう。
真相は定かではありませんが、その類の人の基地であることは間違いなさそうですね (^^;
更に道は細くなります。
みかん畑の後は雑木林。
お、石碑がありました。五國峠なんたらだそうです。かつては眺めが良かったようですが、木々がうっそうとして展望は利きませんでした。
進むと、ここが五國峠でしょうか。道が交差していました。
そのまま尾根伝いを直進します。
小田原方面もいい眺め。
さらに進むと正面に海がどどーん! 紅葉と海の青が相まって素晴らしい眺め。絶景!
海は岸で眺めるよりも、こうして高い所から眺めるのがいいようです。
そして道端に仁王立ちしている初老のイカツイ感じの男性が双眼鏡で眺めていました。
近寄って、
「こんにちは~、何か見えるんですか?」
『う~ん、船が見えるんですよ、ここで船を見るのが好きでねぇ』
「なるほど、ここは素晴らしい眺めですからね」
『見てみますか?』
と、双眼鏡を手渡されて僕も眺めてみました。
『右の方にイージス艦がいるでしょう。時々イルカやクジラも見えるんですよ。』
イカツイ感じでしたが、意外と話しが弾んで楽しかったです。誰でも趣味の話しは饒舌になるもんですね。
正面の海めがけてダイブするように道は急降下していきます。勾配はキツく、逆コースは無理っぽいです。
下りきるとR1にぶつかりました。
さて、ここからはハイスピード区間です。
R1ではバトル相手となるサイクリストはおらず、大磯からR137へ入ってから手強い相手が現れました。
時速35kmで巡行しているとミラーに写ったロード氏が軽く追い抜きに掛かってきました。少し踏んで37kmくらいにしましたが余裕で抜かして行きます。左手を上げて合図がきました。パフパフを鳴らして応えます。よっしゃ。
あっと言う間に40km超(ここは50km制限の道路)。まだまだぁ。くらいつきます。
信号でスローダウンすると後方に二人のロードも近づいてきました。
スタートダッシュがまた凄かった。鬼ダッシュです。
立ち漕ぎでぐいぐいとシフトアップしながら40km超。そして47km。こちらも内装ハブギヤを小刻みにシフトアップして加速して追従します。リカンベントをなめるなよー。後方のロード二人は付いてこれません。
でも、ノーマル心臓の僕には厳しいハイペースです。次の鬼ダッシュはついていけるかどうか。
と、前方の車が渋滞停車。鬼ダッシュロードは右から追い抜いていくようです。僕は躊躇してスローダウン。
よく見たら車は施設へ入る為の停車でした。
くそっ、シフトダウンして加速する間に後ろのロード二人にも抜かれてしまいました。
一旦落ちた速度からくらいつくのはキツイ (>_<)
でもここで千切れるには早い。まだまだーっ。んがー。顎を引いてもがきます。
このバトルはいつもと違って「鬼ダッシュロードついていけるか」というバトルです。
最初は僕がくらいついていましたが、今度は後ろにいた二人のロードが追っていきます。僕もなんとか最後尾につけました。
鬼ロードの後ろに黒ロードと青ロード、そして僕のリカの四つどもえ。どうやら黒ロードと青ロードはそれぞれソロのようです。黒ロードが千切れ始めた所で脚をためていた青ロードが抜かして鬼ロードを目指します。僕もこれに乗って黒ロードをパス。
しかし、さっきの渋滞スローダウンからのダッシュで力が無くなった僕はカラータイマーが点滅し始めました。じりじり離されていきます。くそー、これまでか。
鬼ロードに20m離れて青ロード、50m離れて僕、更に後方に黒ロード。
そそて藤沢への分岐で僕は離脱となりました。ヘロヘロ~。力尽きました。
バトルの後は酸欠です。血中酸素濃度が減って手足に力が入りません。藤沢までちんたらと落ちアユ状態となりました。
白旗を過ぎていつもの酒屋のベンチで休憩です。
あ~、楽しいバトルだったぁ。こんな具合に湘南界隈では毎週バトル合戦が繰り広げられているんです。
日が傾いて暗くなってきたので、この先は和泉川ポタコースではなく、環状4号で北上して帰りました。
07:30 出発
08:57 善波峠
11:39 尺里峠
12:49 山北
14:47 五国峠
16:10 白旗
18:01 帰宅