幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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菩提峠-曽我丘陵

長らく道路崩壊で通行止めが続いていた裏ヤビツ(県道70号)が、ようやく工事完了で通れるようになったそうなので、さっそく出かけてきました。

例年この季節には雪があることが多く、また前々日に小雨が振ったのでリカンベントではちょっと心配でしたが、道路の近辺に降雪は見られませんでした。

前回リカで行った時はヤビツ峠を越えたので今回は菩提峠にしました。
最近は昼食にコンロを使うのではなくお店に入ることが多くなりました。昼時にも山中の時はともかく、一度街へ下りる時にはお店で美味しいものが食べたい (^^;
事前にネットで探したところ、菩提峠を下ったちょうどいい場所にラーメン屋がありました。
午後は渋沢丘陵と曽我丘陵を抜けて海へ。長い山中の林道と農村風景、それに後半の快走というよくばりなコースです。
コース
https://yahoo.jp/tXH40o



寒いのは平気なんですが、朝暗い時間に起きるのが辛いです。
6時過ぎに起きて7時くらいに出発するので、仕事の日と同じ時間に起きるんですけどね。辛い。
走り出してしまえば楽しいんですけどね。

毎度の町田街道を抜け桜美林のコンビニで朝食の後、旧小倉橋から長竹へ。
ウィンドブレーカーを着ていても、山が近づくにつれて気温が低くなるのが分かります。
鳥屋から望む跳ね馬の雪形は今年はまだありませんでした。

裏ヤビツみちへ入るとひっそりと静まった空気。
丹沢山塊の懐を走る道は峠まで18kmという長い距離があります。途中の札掛までは勾配はとても緩く、ゆったりと清流の音と朝日が葉を落とした木々にキラキラと輝くのを楽しみながら進みます。




唐沢林道の入口付近、クマタカを狙う写真家さん達は今日も朝早くから辛抱強く待ち続けています。
以前八丁の谷を見下ろした時に見えたのはクマタカだったかも。見慣れたトンビは尾の形で分かりますからね。

富士見山荘前の急坂をあえいで小休止。ここから右へ折れて菩提峠までは更に激坂。
ギリギリと漕いでいると前から来た軽トラが道を開けて止まってくれました。「ありがとうございます!」

菩提峠は表丹沢尾根へ登るハイカーの基地になっています。パラグライダーの滑走場もありますが今日はいないようでした。
ここまで風を感じませんでしたが、さすがに表丹沢の一際大きな弛みなので強い風が流れています。
ウィンドブレーカーを着て麓の菩提まで一気に下りました。






ディスクブレーキの効きがやっぱり甘いです。
パッドを換えてよくなったんですが、急坂や高速でのストッピングパワーは不満。
新たにポチったブレーキは届くのにまだ少し掛かりそうです。

菩提の万屋で止まりご主人と少しのお喋り。どんど焼きの準備に励んでいました。
本来は15日に行うものですが今日やるとのこと。休日だと子供達も参加してくれるので嬉しそうでした。






事前に見つけておいたラーメン屋は、峠から真っ直ぐに下ってきた信号の斜向かいにありました。
お昼少し前なので僕が一番乗り。少しして10人くらいになりました。付近では新東名の工事が進んでおり、その関係者でしょうか。
たんめん を注文しました。麺は太く縮れた自家製。野菜がたっぷりで麺よりも多いくらい、満足満足。






渋沢の街を抜けて丘陵地帯へ。
今回は渋沢峠ではなく手前を左折して中学校脇から入りました。
ワンワン! と犬舎のあるところから先の細い道はお気に入り。しかし、途中に車の待避所ができてしまい、せっかくの雰囲気が台無しでした。そう思うのは僕のような部外者だけかもしれませんが。






丘陵地帯らしく小さな丘を上ったり下りたり。東名高速の秦野中井PAの上を越えて赤田集落へ。思ったよりひっそりと静かな集落でした。




上りきると曽我丘陵の尾根筋です。
鉄塔のある浅間山まで上っていきます。最後の100mは激坂過ぎて押しました (^^;








ここから左へ下って古怒田(こぬた)集落。曽我丘陵のハイライト的な場所です。高台の行き止まり集落です。
平たく広がった土地からは、左には丹沢大山、右には海も望めます。






そして茅葺民家も残されています。壁が綺麗に修復されていました。






急坂を下って丘陵地帯の農村巡りは終了。海へ向かいます。
箱根駅伝も走ったR1を茅ヶ崎まで。ロードを一人パスしただけで今回はバトル無し。やっぱり冬場は少ないですね。
平塚手前でR134に入っても快走。若干の向い風ですが時速35kmで飛ばします。「リカ最高ーっ!」

影が長くなってきたころ、茅ヶ崎から藤沢への街中はペースダウンし、境川沿いへ。
今回は境川CRでも藤沢街道でもなく右岸の山の辺の道。下流域なので道は広いですが、交通量は少なく右手に田園風景を見つつ走れました。
古めかしい万屋(酒屋)で小休止。「たばこ」が懐かしい。残念ながら看板娘はいませんでしたが、オジサンが座って店番していました。






途中からはCRを少し走り、長後街道で左岸へ渡ってからは環状4号で北上。
暗くなった道で部活帰りの中学生がクロスバイクで果敢に挑んできました。信号で前に出てぐいぐい速度を上げていきます。
「やるな小僧! でもリカの相手ではないのだよ」 どぴゅーっ。

林道、農村、快走、のよくばりサイクリングは心地よい疲労感で終わりました。
そして翌日に疲労が残らないのがリカの良いところ♪


走行距離 131km

その他の写真
https://photos.app.goo.gl/XAXjNAdZxUNyMY2N6

06:52 出発
11:19 菩提峠
14:05 古怒田
16:30 藤沢
18:02 帰宅