今回はランドナーのお二人とご一緒しました。
P氏とT氏はとにかくよく走ります。毎週のように輪行で各地を走っていて、自転車ツーリストを絵に描いたようなお二人です。
跨るランドナーは質実剛健で、旅をする上で必要な装備と壊れ難い信頼のおけるパーツ構成。
フランスで生まれた当時のランドナーは、きっとこんな使われ方だったんだろうなぁって思わされます。
奈良子林道は、近郊では最もスケールの大きなところで、ピークは凡そ標高1480m、上り始めからの標高差は1200mあります。一部ダートが残っています。中央高速の大月付近から右手の山高いところに見える道です。
大峠は真木小金沢林道のピークで1560m、こちらの林道もスケールが大きい。奈良子林道と組み合わせると、峠の手前4.5kmの所にぶつかり、標高差300mを上り返します。峠から終点の深城ダムまでは深い谷に付けられた道で、今は全線舗装されましたが、かつてダートだった頃はとても厳しい道程でした。
現在一部で崩落修復の工事中です。休工の日曜以外は控えましょう。
もう一つ、この山域を走る上で紹介したいのが雁ヶ腹摺山(PさんTさん、ご紹介忘れていました)。ここの山頂から見た富士山は絶景で、500円札に描かれています。今回は少し標高は低いですが綺麗な富士山を望むことができました。
PさんとTさんは輪行で猿橋スタート。僕は車載で奈良子入口近くにデポして、そこに集合です。
久しぶりのご一緒です。Pさんはヘルメットが新しくなっていました。Tさんは格子のジャージがカッコイイです。
しばらくは川沿いに点在する集落を巡ります。
毎度キリンのお出迎え。
林道の入口には猫屋敷があるのですが、今日は朝食の時間だったようで一匹しかいませんでした。
さて、いよいよ奈良子林道です。長く山深い山域。
先週に続いて紅葉がバッチリ。朝日に反射して眩しい。
高度を上げると富士山が雲一つない秋晴れに浮かび上がってきました。
先週の走行後のチェックでタイヤのパンク穴が広がってしまったので、今回は1.25幅を履いてきました。ダートは慎重に走ります。
ほぼ12時にピークに到着。
ここは登山道と交差していて、下からハイカーが数名登ってきました。
雁ヶ腹摺山へ登るのかと思いきや、少し先から金山峠へ降りるとのこと。天気がいいのにもったいない。
ピークから先はしばらく等高線に沿い、山を回り込むと豪快な下りになります。
途中とても大きな雄鹿に出会いました。角も立派であんなのに向かってこられたらと思うとゾッとします。白いお尻を見せながら斜面を駆け上がっていきました。
真木小金沢林道に出てからは広くなった車道を大峠まで。
のんびりお喋りしながら互いに前後して上って行きます。
大峠には数台の車がありますが総じて静か。
車道はここでゲートがあって通り抜けできませんので、登山目的のハイカーしか来ないのでしょう。富士山の眺め良し。
峠から深城ダムまでは近いようですが複雑な地形に沿って道が曲がりくねり、思う以上に長いです。
途中に工事現場がありましたが休工のため通過できました。全面崩落だったようで工事の最中では通行できなかったでしょう。
深城ダムで林道は終了。ほっとします。
ここからも下りは続きますが、以前見つけた旧道をご案内しました。
無事にデポ地に到着しお二人とはお別れ。お疲れさまでした。
仲間と一緒に走るのはとても楽しい。一日の印象がまるで違います。
しかしお互いにそうですが、一人で走ることがメインとなっています。
こうして年に数回ご一緒するという距離感が心地いいです。
その他の写真
https://goo.gl/gbCHhI?album
走行距離
08:40 出発
09:23 林道入口
12:03 林道ピーク
13:36 大峠
15:15 深城ダム
15:50 帰着