幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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大先輩と行く能岳峠(向風峠)パスハンティング




その方と初めてお会いしたのは、数年前にSNSの集まりで近くの里山を走った時でした。
数人のMTBの中、年季の入ったパスハンターで参加の先輩。


その後SNSで話しを聞いているうちに、かなりの業界通であることが分かりました。
業界というのは自転車業界なのですが、しかも僕が興味のある方面の業界です。


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今から30年前。ロードで乗鞍へ行った時に見た北アルプスの美しさに心が洗われました。
もっと自然に近いところを走りたい。当時BMXはありましたが、サイクリング車で野山を走れるのだろうか…


そんな折、ツーリング系の自転車誌を手にすると、そこには自転車で積極的に山へ分け入るスタイルが紹介されていたのです。山岳サイクリングの芽生です。


感化されやすい年頃でしたから、若造に似合うはずもないのに、そのスタイルを真似たりしながら、僕も山へ入るようになりました。
ロードに650Aホイールを履かせ、オールランダーバーを付け、ニッカーを履いてザックを背負って。


毎号のように紙面に登場する人物や記事を読むにつれ、自転車で山へ入るスタイルにも幾つかあることが分かりました。
新しいコースを開拓して山道を下ることに主眼を置くもの。一方では古道や山村の集落を訪ね歩くもの。更には自転車と自然を主体にした写真を撮り歩くもの。
趣向は違いますが互いに交わり、互いに尊重する大人な意見交換が紙面上で繰り広げられていました。


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去年あたりからツーリング先の峠で偶然出会った年配の方もこうした中の人達でした。
そして冒頭の先輩は、僕が出会った方達のことをよくご存知で、親交もあるのです。
全てお見通し、という感じでしょうか。





日曜はこの大先輩と一緒にパスハンティング。
上野原界隈にある能岳峠(向風峠)という古道へ行くというので久しぶりにご一緒させて頂きました。


自転車趣味は人それぞれ楽しみ方に個性がありますが、この先輩とは多くの部分で好みが合います。
石碑を見つけては周りの様子を伺って古道がどのように通っていたか思いをはせ、山を見ては自転車で走れそうな尾根筋を見極め、空を見上げては雲の様子から天気の兆候を読みます。


日当たりがよくぽかぽかと暖かい山で、尽きない話しに時間はあっという間に過ぎていきました。
その場から離れたくない気持ちは二人とも同じようでしたが、日も傾いてきて風が冷たく感じられた頃、下山しました。


佐○川さん、一日楽しい時間をありがとうございました。







写真はこちら
途中でカメラが故障しました(T_T)
峠以降は佐○川さん撮影
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20130217#




走行距離:107km


07:57 出発
19:15 帰宅