幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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綱子パスハンティング

地図を見ながら悩むこと数時間。
毎年冬はパスハンが多いのですが、先月のドカ雪が残っている山道は好みではないので、しばらく敬遠していました。
でも先週の要害山で雪が無かったので綱子の尾根道へ。
道志みちからは川を挟んで北に見える尾根です。


このコースは距離が短いので、行く先々の集落へ立ち寄って時間を贅沢に使いました。
田舎の自然の中に身を置くと、なんとものんびりとした気持ちになります。
集落からも近く、標高もさほど高くなく。土地の人はすぐ近くの裏山程度のところです。
しかし、普段人だらけな生活を送っていると、そんな裏山でも十分に非日常として癒されるんですよね。







綱子へ入り、集落の中は自転車を押して歩きます。
最近は好きな雰囲気の場所は積極的に押しています。歩くというのも新鮮なものです。


集落の外れの集会所が見えてくると、お婆さんがこちらを見ています。
視線をそらさず、その様子から話しがしたそうな感じ。


「今日は暖かいですね」 と話しけかると。
しゃべるしゃべる。
今日はどこまで歩いて来ただとか、新聞を取りにきたけど無かったとか、村は何世帯だとか、夏は涼しいから夏に来なさいとか…
狭い集落の中で暮らしていると、普段とは違う人と話しをすることが楽しいのでしょうね。







集落を後にして山へ入ります。
車道で峠まで行って尾根伝いに入ってもいいのですが、山道を登っても10分程度なので落ち葉を踏みながら登りました。
ヌタノハラというそうです。
峠を越えた向こう側は小広くなっているので、かつては猪のヌタ場が多くあったのかもしれません。今は至近距離まで採石場がせまってきてしまいました。







尾根筋を歩いて食事&お昼寝にいい場所を探します。
以前二度ほど休んだ場所は、少し風が出てきたので居心地がよくありません。少し先の細い分岐のある所に落ち着きました。
今日のお昼は、満を持して肉まん (^^)
蒸し器があるからには一度は肉まんですよね。それとレトルトのハンバーグを温めて食べました。







食事が終わるころ、カサカサと音がする方を見るとナタを越にさしたオジサン。
この先で猟をしているから気をつけなさいと注意をくれました。
ぽつりぽつりと、こちらが話すと返してくる。話しの向きを選んであげると喋る感じ。
僕が周辺の地理に詳しいことを知ると、笑顔がこぼれてきました。
「なんだぁ、この辺はよく来とるんだなぁ」




尾根筋はやはり風が安定せず、お昼寝はおあずけ。
お気に入りの痩せ尾根を通り、菅井天神峠へ降り立つと車が通れる道幅になります。







ほどなくして菅井集落に出ると、ここは風もなく南向きの斜面にぽかぽかと程よい日差し。
30分くらいでしたが適当な場所に横になりました。


肌寒さで目が覚めると、湧き出た雲に日が遮られていました。
重い腰を上げ、伏馬田から道志みちに出て帰途につきました。




その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20130210#


走行距離:96.7km


07:55 出発
11:23 船久保
11:42 綱子
12:18 ヌタノハラ
13:40〜14:15 菅井
17:20 帰宅