幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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渋沢丘陵-中井

久しぶりの連休です。しかも三連休。三日休めると心も身体も癒されますね。ここ一ヶ月は激安の仕事でしかも休日対応もして、週末はどちらかは仕事、あるいはどちらも仕事に追われていました。内容はいいとして、安いのも精神的によくありませんね。時間単価が最低賃金を下回ってしまいました。

そんな三連休ですが、金曜は夜にトリプーさんと ぶとぼそ氏と飲み会。最寄り駅の居酒屋で4時間半くらい楽しく美味しく、満足でした。
その金曜は気温が凄く下がって車の気温計は2℃でした。雪か雨かの線引きが6℃なのに雨が降っているのがちょっと不思議。とはいえ、山は確実に雪でしょうから、サイクリングを楽しむには平たいところ、ということになります。日曜の予報も再び雨らしいので連休中日の土曜に走りに行きました。

ルート 109.7km △1,442m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


円実は雪化粧した丹沢を裏(北側)から見ましたので、今回は表(南側)を見たいと思い渋沢方面へ向かいます。

南林間からまっすぐ西へ続く道を進むと、河岸段丘を下るところで大山が大きく見えてきます。予想通り真っ白!


山の中腹から上半分で雪になったのが分かりますね。空から降った雪が下界へ落ちるにつれて溶けて雨に変わるということです。


しかーし、東から南側へ移ると雲が多くなってしまいました。翌日の天気の崩れが早くも高い場所から変化してきています。


前日にたんまりと水分(ビール)を摂取したので頻繁に尿意を催します。まだ大丈夫だろうって思って下りにかかると、下る=集落、なので場所を探すのが大変です。再び上りに入ったところの藪でようやく人心地つきました。

落ち着いたところで急坂を押して歩いていきます。前日の雨で落ち葉が水を吸ってぐちょぐちょですが、泥ではないので大丈夫です。


高台へ出て、いつも綺麗に見渡さる表丹沢もがっかりな景色。


富士山が見えるポイントでもこんな空です。お馴染みの廃車は健在。以前、名手にあったMGは次第に自然と同化していきましたが、こちらは背が高いからでしょうか、同化する気配はありませんね。


梅の花はそろそろ終わりみたいですね。渋沢の丘陵地帯ではこんな風な細い道がそこかしこにあって、お気に入りの道を繋いでいきます。


ハイライトの展望地。渋沢の街の背後に連なる丹沢山塊。雲どけ~。


左手奥にある山の中腹に一本の筋がクッキリ。林道ですね。手前のゴルフ場は中山峠の辺りなので、その奥となると、虫沢林道でしょうね。右のこんもりした山はシダンゴ山で、その弛みを回り込んだ奥は秦野峠です。


峠隧道の肩へ押し上げました。お昼近い時間になり朝に見えていた雪もだいぶ解けたようです。


渋沢峠。お昼~♪


峠集落の周りを斜面に沿って農地開拓されていて、日当たりと眺めが良いところで道端に腰かけて昼食です。今日は再びロールキャベツ。


1時間弱まったりしている間に、ハイカーが数名通りました。うち70代くらいのご夫婦が立ち止まって、お喋りを楽しみました。もちろん話題はリカンベントです (^^;

峠集落の隣りの篠窪へ下ります。集落を通り抜ける車道から外れて内部を散策。

車道が拡幅されたので車での移動には便利になりましたが、地元以外の人達は通り過ぎるためだけの道です。ここで暮らす人達のメリットは、一本の道が崩れた時のサブ。能登震災ではこうした山間集落の孤立が多かったので、集落と街を結ぶ道が複数あることは安心でしょうけど。そういう意味でいうなら、太くて大きな道を一本よりも、細い道を二本の方が良いはずです。

その複数ある古い道を通って隣りの集落へ。ここには新しくできた太い道の他に、こうした細い道が数本あります。


坂の上で振り返ると背後には丹沢の山々。丘陵地帯ではこうした低い稜線越しに山が見えるところが多いです。植林だらけでないのもマル。


ピンポイントで大山が見えるところですが、今日の天気では仕方ありません。


小屋が絵になる風景。


春近し。


急坂を下って一旦県道に出て、直ぐに外れます。上って下って赤田。


沢筋の道を下っていくと2サイクルのエンジン音と混合オイルの匂いがしてきます。ここにはカート場があるんです。道から少し高くて見えないんですが、ガードレールの端に立ったら見えました。時々コーナーでタイヤがズルズル滑る音もします。


再び県道へ出て川を隔てた左岸に地図で細い道を見つけたので行ってみます。


とにかく、車が走らない道が好き。背後の車に気を遣わず、道端の草木や家屋の趣を感じながらのんびりと。


左岸の道は一旦途切れたので、右岸へ渡って、再び左岸へ。な、なぬー (@_@)


ちょっとドキドキしました (^^;


こんな風景の中を中井町役場方面へ。


役場を過ぎてから一山超えて隣りの水系へ。思いのほか急な坂を上ると背後に超えてきた山と集落が見えました。


大山往還の茶屋があったそうです。


二宮の手前まで下ってから再び坂を上ります。ここは古道でしょうか。石碑と山道が続いています。


リカンベントなので土の道は行きません。もっぱら舗装された農道。この勾配はもちろん押し。


二宮方面に海が見えました。丘の上に水平線があるのがちょっと不思議が感覚です。


押して上がった景色のいい所で富士山を見ながら小休止しました。富士山?どこ?


背景と同化して見難いですが、鎮座しています。


上り切った所は高台の西久保、黒岩。


ここは意外と子供や若い人がいる印象です。途中ですれ違いました。以前は神社に隣接した公園で遊ぶ子供も見かけたことがあります。
こんな土蔵とは対照的ですが。


造形的な樹木もあります。


黒岩を過ぎるとゴルフ場横を通って元来た辺りへ下っていきます。大山にあった雪はすっかり解けてしまいました。それほど気温は上がりませんでしたけどね。


伊勢原でR246に出て快走モードで帰途につきました。正面にはぼんやりと満月が上り始めていました。


平地の快走区間を終えて丘陵地帯へ入ったのが10時頃。あちこち細い道で集落を巡って戻ってきたのが16時。6時間も楽しめました。渋沢丘陵地帯は改めて農村サイクリングを楽しめるところだなぁって思いました。長い峠道はありませんし、マイペースで上ったり下ったりしても疲れません。満足度高し。

07:37 出発
11:52 渋沢峠
18:19 帰宅