幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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海キャンプ

夏になるとキャンプへ行きたくなります。山でなく海です。海というとザワザワしてる印象があると思いますが、僕が向かう海辺は人が少なくて快適なんです。キャンパーが多かった時も何度かありますが、たいていは他に数組みくらいで、しかも皆さん静かに夜を過ごすタイプ。

今回は何度か一緒にキャンプしているmトリプーさんに加え、彼のオートバイ友の男女二人も加わることになりました。トリプーさんは不思議な魅力があって交友が多いんです。女性とは以前ご一緒しましたが、男性はお初です。どんな人かなぁ。

例年は9月後半に行くんですが、それはハイシーズンの8月を避けるためでした。しかし、今回は7月22-23日。ギリギリ夏休み突入ですが、はたしてキャンパーで溢れているのか、それとも暑さを避けて少ないか。

ルート 137.7km △1,248m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


出発前に計量です。4.5kgはテントとシュラフとエアーマットが入った方。もう片方は3.6kgでした。合計8.1kg。ロードバイクとニアリーイコール (^^; 先週の猛暑のイメージではシュラフ不要でも良さそうでしたが、ここ数日は比較的涼しい風になったので持って行くことにしました。


ではスタートです。


まずは激坂をローで上って脚慣らし。8kg強の荷物は確実に体感できます。


新調したバッグはこれまでの横長タイプから縦長タイプに変えました。理由は車軸より後ろに荷物があると車体が振られるからです。障害物を避ける時とか意図しない横風とか。そうした時に車体の鼓動が何時もと異なります。
結果、予測は的中しました。以前よりも操作感が自然です。

三浦半島は右回りにしました。東岸でキャンプ地へ向かうと80km余り、翌日西海岸で帰宅すると60km。キャンプした後に長い距離でしかも交通量が多い道を走るのは嫌ですからね。

R16の旧道や、相鉄線の右側にある車が少ない道を選んで横浜へ出ます。


保土ヶ谷駅手前の一方通行踏切を押して渡り、小学生の頃に重たい自転車で上ったことを思い出しながら東トンネルを抜けます。


ゆる~い下りをどんどん下り、DONDONのアーケードを潜ります。


中村橋を渡って水路左岸を進んで八幡橋で渡り返します。そこからしばらくはR16を我慢走行。路肩には余裕がありますので、巨大なトレーラーが来ない限りは落ち着いて走れます。

僕の両親やその親戚は根岸から磯子屏風ヶ浦、杉田、富岡、釜利谷、馬堀海岸と、京急線沿いにいましたので、馴染みがあります。兄弟が多く子供達の年齢も近かったので交流があったからです。
当時から自転車で杉田の叔母の家へ行くことが多かったんですが、還暦間際のこの歳になっても自転車中心の生活とはねぇ…

金沢八景でR16を離れて静かな海側へ回り道していきます。日差しは強いですが日影に入ると涼しいです。先週の猛暑の時はこうはいかなかったでしょう。


田浦では赤錆の倉庫群を眺めるも、大型バスの駐車場になってしまって写真を撮るほどではなくなってしまいました。

この辺りから自衛隊や米軍の多い街になっていきます。小さな湾に停泊する軍艦や潜水艦を横目にのんびり進んで行きます。

横須賀の中心地を抜けたY字路、左の海岸通りと右のR16が分かれる交差点は、左折レーン+左折信号がある嫌なところ。もっぱら右へ進むので仕方なく右車線の停止線前で停車していると、バックミラーに大型トレーラーが左折車線を向かってくるのが見えました。更に右側へにじり寄って道を空けました。

馬堀海岸は南国の雰囲気漂う街です。この一直線がとても印象的ですね。左手は直ぐ海ですが、道は一段低いのでリカンベントでは海はまったく見えません。


後半になってちょろちょろ見えてきます。


走水の富士山ビューポイント。ま、夏は見えないことが殆どでしょうね。


大きなアサガオが咲いていました。


中を覗くと異空間っぽい。


観音崎~。夏休みに突入しましたから そこそこの人出。


鴨居漁港はガードレール無し段差も無しで砂浜に入れます。


端の方では中学生でしょうか、何か叫ぶ練習をしていました。視線が合うと「きゃぁぁぁ」と恥ずかしそうに笑っていました。


かもめ団地を通って浦賀へ。今日は目立ったバルバスバウは見れませんでした。


お昼~。いつもの黒船食堂へIN。


今日はアジフライ定食♪ ふっくらアジを美味しくいただきました。冷たいキャベツの千切りも美味しかったです。ごはんは少し多かったのだ1/3残しちゃいました。


そして広~い横須賀海岸。左手奥まで行きますよ。


でも裏道が最近のお決まり。そういえば他にもお祭り準備をしているところが多かったです。


三浦海岸の最後は急坂を上って一休み。人気だったコンビニは先週のぱぱろうサン情報にあった通り休店中です。看板も無くなっていますので、休店明けはコンビニでは無いかもしれませんね。


すっきりしたトマトで小休止しました。


下って、江奈湾は引き潮で干潟が見事になっていました。右手のアシの茂った奥はカニ捕獲スポットでしたが、もう踏み跡が無くなってしまいました。カニ達の楽園に戻ったということ。


再び上り返し。あぢ~。日中になって暑くなってきました。


更に上って見晴しのいい神明神社前。ここへ来ると亡くなった上司を思い出します。
走り出すとトリプーさんからLINEが入り、そろそろ買い出し終わるそう。三人は車で近くまで来て、そこから自転車に乗り換えてキャンプ地へ集合するんです。


僕もコンビニで買い出しして現地入り。草ーっ。リカンベントは押すより乗った方が具合が良かったです。坂も足を付きながら問題なし。


到着~。心配した人出はなく、海遊びの数人だけでした。


まずはYEBISU350mlをグビ。身体に染み入るビール最高!


ロケーション最高! 天気も最高!


後ろの方から声が聞こえ始め、トリプーさん達も到着しました。


麦わら帽子スタイルのトリプーさん。この日の為に釣具屋で買ってきたそうです。僕も欲しーなぁ。愛車はビゴーレ。


皆さん、ゆっくりする間もなくテント設営になりました。


他にキャンパーがいないので自由に張れます。僕は最近砂の上が気に入ったのでここ。女子のSサンはいろいろありますから奥の方。Iサンは快適な芝の上。


IサンのテントはMSRで椅子はHelinox。う~ん、お金持ちな印象。
右奥のSサンのテントはmont-bell、椅子は同じくHelinox。堅実ですね。


トリプーさんのテントは SIERRA DESIGNS。キャンプ百戦錬磨な彼はインナーメッシュを嫌います。でも、軽いテントも欲しいなぁ~、と浮気心も出てきたそうです。


猛暑ではありませんが、それでも7月後半は暑いです。今回は初めて海に浸かりました。着て来たそのまま。皆さん海はべとつくから嫌だって言いますが、そんなことはありませんよ。汗が乾いた肌の方が塩だらけですからね。それに比べれたって海から上がっても快適です。
しばらくしてSさんも入ってきましたが、上半身までは浸かりませんでした。脚だけでも十分に身体は冷めますからね。

夕暮れが近づいてきたので、


夕食の支度。こじんまりと焼いたり痛めたり温めたり、といった程度です。釣りが得意なトリプーさんはちゃちゃっと小さめですが釣ってくれて、それと持参したタチウオをご馳走してくれました。


大事に氷と一緒にくるんだビールは最後まで冷たくて旨い。
そしていい眺め。


更に隣の浜で上がった花火のサプライズ。


来週ある本番のリハーサルと言っていました。関係者が気を遣ってテントにシートを被せて火の粉被害を防いてくれました。


最後は四尺玉がお腹に響きながらあがりました。

 

 〇●〇●

 

夜は寒かったです。長いアンダーを上下来て、ポロシャツを着て、シュラフに潜って寝ました。


キャンプの朝は皆さん早起きです。軽く朝食をとって日向が迫って来ると撤収。めんどくさ~。


夜寒かったのが嘘のように、あっという間に気温が上昇します。


汗だくになりながら片づけました。少しだけ余韻にひたり。荷上げしました。


また来年。今年も楽しい海キャンプでした。


三人とお別れし、僕は自走で三浦半島右回りの続きです。


と、思ったらパンクです。後輪だから良かった。空気を少し入れたチューブに鼻の下を近づけて穴を探しますが、4週くらいやってようやく発見しました。タイヤへ当てがってタイヤ側の原因を探しましたが発見できず。そのままチューブ交換。


お隣では半分カラスに食われたカブトムシが… まだ動いていました。


帰りの方が海を身近に感じらます。佐島ではカヤックの練習をしていました。何かイベントがあるようですね。この後も何艇か見かけました。


マリーナでは大きなボートが休息中。これからのハイシーズンには活躍するのかな?


長者ヶ崎の手前、ここは関根海岸というようですね。いつも綺麗な色を見せています。


人出もなし。


次第に江ノ島が大きくなってきます。
改めてバッグのバランスはいいですね。縦長にして良かったです。オーダー中のリカンベントではもう数cm前へ付けるようにキャリヤもオーダーします。


江ノ電と並走するようになると江ノ島はもう目の前。


中国人で賑わう人気アニメスポットを無視して、渚を横目にクルージング。


海とお別れして内地へ。


その前に藤沢のいつものお店で昼食。今日は辛味噌ラーメンにしました。麺柔らかめを伝えるのを忘れました。自家製チャーシューは少々歯ごたえあり。でも辛味噌が旨い。


境川CRを一瞬だけ走り、和泉川を遡上しますが、視線に入ったあれは!
ナオミダムのむっちりな御脚です! ここから見えるんですね。


こんな古い地元集落の中の細道を進んで行きます。


だる~。あぢ~。遊水地の木陰でチェアリング休憩。そういえば脚が筋肉痛です。前日から何時もより軽い2速発進と、脱力走行を心がけましたが、やはりキャンプ装備は脚にこたえます。


その後もだらだら走って、次第に緑が濃くなっていきます。


木登り猫のテリトリーですが、今日はいませんでした。


そして神奈川県の端。人口密度が一番低い地域。北海道だといっても信じる人がいるかもしれませんね。


あ~、終わってしまいました。楽しい楽しい海キャンプ。
パスハンターで行っていた頃は半分をキャリヤに括り付け、半分をザックで背負い。帰りはその重さでお尻が痛くなっていたものです。リカンベントになって、なんと快適になったことか。
このリカンベント、CruzbikeT50でのキャンプはこれが最後の予定です。次回からはCHERUBIMリカンベント、のはず。


08:03 出発
12:54 久里浜(昼食)
15:10 キャンプ地着

07:45 キャンプ地出発
11:27 藤沢(昼食)
14:10 帰宅