今回は新たに購入したものではなく過去製品の紹介です。
二十年前だか三十年前だか忘れましたが、とても気に入って買ったものです。
SUNTOUR SCOPE LIGHT
久しぶりに引っ張り出して電池を入れてみたら点灯しました!
当時は明るいとされていたクリプトン球ですが、現代の高照度LEDに比べると暗いです (^^;
でも、このデザインは何度見ても素晴らしい。
何がって、このブラケットが、です。
ハブ軸のクイックレリーズを固定するナットを兼ねていて、これ以上ないであろうというシンプルさ。
さらに極限まで薄さを追求したことが分かりますね。
どのようにしてライトを固定しているのかというと、
中にあるプラスチックのポッチで押し当てているんです。
で、どのようにこのポッチが出っ張ってくるかというと、
エンドとの当り面側も同様にポッチが出ているんです。ポッチが貫通しています。
ここに菊座ワッシャーを噛ませてポッチを押すことで、洞内にポッチが出っ張ってきてライト本体を固定するんです。
そして、菊座ワッシャを厚みを変えて二枚付属することで、ライトの角度とクイックレバーの角度を好みの位置で固定できるようにしています。
至れり尽くせり!
どうでしょう。こんなによく考えられたアクセサリーって現在の製品にあるでしょうか。
これこそが“デザイン”だと思います。
ハブ軸に単なる丸棒を取り付けてそこへライトをバンド留めする、そんな製品とは雲泥の…
やめておきましょう。比べるに値しません。