リカンベントには長らくパフパフホーンを付けてきました。愛嬌のある音がリカンベントという異才に似合うと思ったからです。鳴らされた側の人にも心地よい音だと感じてもらえそうだし。でも鳴らしても気が付いてくれない人が時々います。耳が遠いのか、聞き慣れないから自転車だと思ってもらえないのか、分かりませんが。
そのパフパフホーン、結構鳴らしています (^^) 山の野生動物へこちらの存在を知らせるためだったり、もちろん「警笛鳴らせ」の標識にも従っていますし、音を聞きたくなって鳴らしたり(人がいない所で)。
そんな大好きな音のパフパフホーンですが、冬場には鳴らなくなってしまいます。ゴムが硬くなってしまうからです。日中の日向なら鳴りますが、そうでない時は すかしっ屁 のよう。そろそろ潮時かな。
ベルはたくさんの種類があって迷います。どうせ付けるならいい音にしたい。簡易的なベルの音は貧弱で、鳴らしても気持ちよくありません。透き通るよに長く響く音が心地いいです。あるいは昔ながらの「チリンチリン~」という音も好きです。
良い音で見つけたのはこちら。BANANA WORKS MYSTERIOUS BELL
Source: BANANA WORKS
amazon のコメントに動画(音)があります。
https://www.amazon.co.jp/バナナワークス-Banana-Works-ミステリアスベル-MYSTERIOUS/dp/B0CDGP9VQX?th=1
もう一つ、見た目で気になったのがこちら。ブリヂストン グリップベル!
一見ベルには見えませんが、グリップシフトと同様に回転させると鳴るようです。素晴らしいデザイン!。一般的なベルはとって付けたような製品ばかりなのに対し、グリップベルはとってもスマート。今使っている右手のグリップシフト(レボシフト)に対し、左にグリップベルを付けると似合いそうです。
一目で気に入りました。でも音がどんなものか情報がありません。「チリンチリン」なのか「チーン」なのか。でも買っちゃいました。
思ったほど大きくなく、丸っこくて可愛いです。
ベル:φ50mm / グリップ:φ58mm / 高さ:48mm
中はこんな具合です。
スプリングに付いているネジが、グリップ側のツメで弾かれます。
これで分かるように、音は「チン」でした。回転に応じて「チンチンチン」と鳴ります。
音量はそこそこ大き目ですが響きは短めです(下の動画ではマイクがちゃちいので音が小さいです)。印象としては安っぽい音。でも連続して鳴らせるので愛嬌があります。
さて、構造は見ての通りですが、これで取り付け方法が分かる人は殆どいないと思います。僕も分かりませんでした。手持ちのハンドルへ差し込んでも くるくる回ってしまいます。固定用のネジはありません。はて ... もしかしてブリヂストン製なので特定の自転車の専用品なのか ...
よ~く観察したら、分かりました。上部の断面の部分にツメが生えていて、これが回り止めのようです。ブレーキレバーのクランプ部分の隙間へ入れるんでしょう。見た目のデザインと共に固定方法も良く考えられていました。素晴らしい。
取り付けるにはグリップを少し切って短くする必要があります。
ブレーキレバーが少し斜めになっているので、ベルの回り止めのツメの掛かりが浅いです。
削りました。
良い塩梅でツメが掛かりました。
グリップを10mmほど切って装着。お~、いい感じです。
右のグリップシフト(レボシフト)と完全にマッチしています。僕のために作ってくれたと思うくらい。
「パフパフ」とのお別れは淋しいですが、見た目が最高なこのグリップベルが気に入りました。これからは「チンチン」でいきます。