アウトドアの遊びの多くは家から遊び場へ出かけて行って遊ぶことが多いです。スキーはスキー場や雪山へ、カヤックは川や海へ、スケボーは(昔は近所で遊べましたが今では)スケボーパークへ。今まで経験したアウトドアな趣味は、どれも飽きたというのではなく、移動が面倒になったことが殆どです。楽しさと移動の辛さの比重が逆転してしまったんですね。
境川(梁川付近)
北八ヶ岳(丸山)
対して自転車は家を出たその時から遊びが始まるのがイイ。お気に入りの場所へ向かうにも、走っているだけで爽快な気持ちになれます(後ろから車さえ来なければ)。郊外に住んでいるということもあるでしょう。これが都心だったら他の趣味と同様に楽しい所まで移動するのが嫌になって止めていたかもしれません。あるいは僕が高頻度で走っている町田街道が嫌いだったら。更には快走することに気持ち良さを感じないタイプだったら、町田街道が嫌いになって止めていたかもしれません。
都心のサイクリストは郊外や山方面までの移動を輪行で回避することがあります。郊外の駅に降り立てば、走り出して直ぐに気持ちがいい田舎道です。自転車好きには鉄道好きも多いようなので、一粒で二度美味しい一日になります。しかし、電車が嫌いな人(僕)にとっては輪行はやっぱり単なる移動であって苦痛です。
会津
オートバイも家を出て直ぐに楽しめそうですが、街中を走っていて楽しいものではありませんでした。トライアル競技はもちろん、ツーリングでも街中は移動という意識でした。車も同様です。その移動の為にあるのが高速道路やフェリーですよね。どちらも楽しいものではありませんが。
こうして改めて考えると自転車は 走って良し、弄ってよし、眺めてもよし。三拍子揃った遊びは他に多くありません。自慢していいことだと思います。そんな自転車趣味も健康あってのこと。サイクリングが楽しめる期間は加齢と共に少なくなっていきます。故障、怪我、事故に遭わないよう、自分を含めて身の回りに注意して生活していこうと思います。
横浜市(新治)