前自転車の Cruzbike T50 の時はリヤに簡易フェンダーを付けたことで雨天走行の躊躇いはありませんでしたが、CHERUBIMリカンベントになって前後にショートフェンダーを付けたことで更に躊躇いが薄れました。ただ、出発から雨具を着るのだけは少し抵抗があります。
土曜はずっと雨、日曜は曇り予報でしたが出発しようとしたら霧雨になってしまいました。行く方面も白く霞んでいるので降っている模様。このため少し様子を見て40分遅れで出発しました。
甲武トンネルへ向かいますが、今回はいつもと違うルートで行くことにしました。
走り出しの町田街道では路面は湿っている程度、霧雨は降ったり止んだりです。雨具無しで走りましたが、R16に入って御殿峠の手前の高速道路の下で雨具を着ました。下りでスピードが出ると雨が強く当たりますからね。
雨具を着ると守られている感じになって雨への抵抗が無くなります。ただメガネに付いた水滴で視界が悪くなるのだけは我慢しなければなりません。
R16を外れて創価大学前の上りのピーク、僕を追い越しに掛かった車が対向車とのチキンレースに負けて寄ってきました。自分よりも他人を危険にさらす小心者です。
コンビニで小休止の後、草花通りの入口です。強面の馬頭観音はよく見たら斬鉄剣で切られた跡がありました。石川五右衛門はここにも出没したようです。
草花通りの最後は橋が無くなって歩行者用通路のみになり、車の入らない静けさがいいです。
写真では雨は見えませんが、霧雨が止む気配はありません。
完全にウェットな場面も。
満地トンネルをくぐった後、大仁田川沿いへ入ります。ここからは少し道が荒れているので飛沫と共に砂を巻き込んで汚れます (-.-)
雨天は気分がスッキリしませんが、僕には走る気持ち良さの方が勝ります。
こんな日はクモにとっては退屈なことでしょう。
柿も色づいてきましたね。暑かった夏がようやく終わりました。
普段は目に見えないので気にしていませんが、こんなにたくさんクモの巣があります。でも空を飛ぶ虫達は晴れている日でも見えているのかもしれませんが。
ピークから下らずに左折して少し上って日ノ出町へ向かいます。
時間が昼少し前になったので地図で見つけておいたラーメン屋へ入りました。しかし、10人くらいの集団先客が席に着いた所で、これは待たされるなぁ… という状況。それでも先を急ぐわけではないのでのんびり待ちました。店主の手際よいさばきで35分で注文したチャーハンが出てきました。
彩りよく刻んだチャーシューも入っています。それと甘くない昔ながらのグリーンピースも良し。
お腹が満たされた所で外へ出ると雨は止み、路面も乾いていました。
五日市を横切り、うねった檜原街道を進みます。こんな日はオートバイも少ないので気になるのは車のみ。甲武トンネルの入り口に近づくと再び霧雨が降ってきて、見上げると視界が白くなっていたので雨具を着ました。
そこへ若者ロードが元気よく「こんにちは~」と声を掛けてくれたので、僕もその声以上に元気よく「こんにちはー」と返しました。最近はサイクリングを楽しんでいる人と、練習に励んでいる人は判別できるようになりました。前者はたいてい視線や挨拶をくれます。
早朝にロードレースがあったようです。この時間帯の制限なら一般には影響は少ないでしょう。確か奥多摩周遊道路は8時まで入れませんから。
少し上ると先ほど挨拶をくれた若者ロードが停車して雨具を着ていました。再びお互いに元気よく声をかけて通り過ぎます。
ヘアピンカーブを過ぎるとピークは近いです。檜原街道の先はもっとたくさん降っていそう。
若者ロードがミラーに見え隠れしていましたが、なんとか追いつかれずにトンネルを抜けました。
縦溝がある下り道は普段に増してハンドルを取られます。制限時速30kmですが、その速度でも怖い思いをします。これで転倒や怪我をしたら必ず訴えますよ。
トンネルを抜けると空が明るくなり時折り青空と日差しもありました。乾いた路面はやっぱり気持ちいい。
そこへ若者ロードが快走して下っていきました。僕も少しして下り、棡原の井戸への分岐で迷っていた彼へ「こっちへ行かないんですか~?」と声をかけて別れました。
棡原から上り返してトンネルを抜けると祭囃子が聞こえてきて、カーブの先の神社で獅子舞をやっていました。神社は上にあるため道からは伺うことができませんでしたが、そこそこの人出で、道路脇に車が何台も停めてあったところを見ると、地域外から見に来ている人がいるのでしょう。
トトロとメイの絵が掛かった小屋は毎回気に留めていますが、人が手で描いた絵はいいですね。こうして多くの人に見てもらうのが描いた人の望みなのでしょう。
秋はカマキリの季節でもあります。午前中には踏みそうになって避けました。
こちらはお腹が小さいところを見ると既にタマゴを生んで、子孫を残す責任を果たしたようですね。
井戸の大木の枝ぶりはいつ見ても立派です。
大木は軍刀利神社への登り口になっています。掲示板に周辺の手描き案内図がありました。近隣の人が描いたものでしょうか。ほんわかした絵ですね。
旧道へ入って井戸のピークへ。
青空はあの一瞬だけでした。再び雲が厚くなってきました。
定点観測。その一。
その二。
高速のIC先の上りが嫌なので、久しぶりに奈良本へ上がりました。激坂ですが車はほとんど来ないので、落ち着いて上れます。
この辺りから脚が快調になってきて力がみなぎってきました。いつもの帰途とは違う不思議なパワー。競技者はこうしたパワーを競技会というピンポイントに合わせるのでしょう。それにはパワーの源も分かっているのでしょうね。
甘い物が食べたくなって三ヶ木のコンビニへ寄ると、なんとセブンが停まっていました。横づけして間近で食い入るように眺めます。
momoの小さなハンドルは軽量な車体だからこそ。ドアは開くのでしょうか、それとも跨ぐのでしょうか。サイドミラーは僕のリカンベントに付けているのと同じくらいの小ささ。欲しいなぁ… お金と、ガレージがあったなら。
その後も不思議にみなぎるパワーで快調に飛ばして帰りました。
08:10 出発
11:50 日ノ出町
14:13 甲武トンネル
15:39 井戸
16:07 三ヶ木
17:57 帰宅