幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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甲武トンネル-転倒-ケルビム

通勤電車で多摩川を渡る時に山方面が見えます。左は大山から丹沢、その間にはソフトクリームのように白い富士山、そして右は奥多摩から奥武蔵。金曜の夜は自宅付近は雨でしたが山方面の雪はどうかな、と心配しましたが、それほどでもない白さでした。

グランボアのタイヤの件で帰りにケルビムへ寄るので、あまり遠くなく、且つそこそこ走った感を得られる甲武トンネルへ向かいました。

ルート 123.3km △1,760m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


R246から町田街道に出る手前、右折するのに歩道へ上がるとちらっと目に留まるものが、、、
もしかして、と思ってUターンすると、ロボット兵の残骸がありました! (^^)


町田街道を走り始めると寒い寒い。先週ハンドメイドバイシクル展へ向かった時はそれほど寒くなくグローブは中厚手で大丈夫でしたが、この朝はダメです。信号で止まったところで持ってきた厚手のグローブに換えました。
それでも指先が痺れてくるので、信号で止まる度にグローブを外して指先を首元へ入れて温めました。

冬の日曜は静かです。寒くなると皆さん出不精になるんでしょうね。道も空いていて夏場の半分くらいといった感じす。
そんな中でも元気なサイクリストはいます、ケルビム前には数人が集まっていました。左手を上げてご挨拶して走り抜けます。

美山通りのアップダウンを終えてミニスカ地蔵。この辺りから日影に雪が残っていました。


タイヤに雪がまとわり着きます。CHERUBIMリカンベントにはフェンダーを付けるので心配です。泥んこの道は走ることはありませんが、雪道は時々走りますからね。


小峰峠の旧道。

トンネルを抜けると1cmくらいの積雪があって、ファーストトラックではありませんでしたが、白い雪面を気持ちよく下れました。アイスバーンでなければ走れます。
その気持ちよさを求めてか、五日市の手前でMTBのグループが上ってきました。まだ荒れていない雪面が残っていますよ~ (^^)

五日市のコンビニで休憩して、左岸の細道を檜原村まで。青空が気持ちいい!


写真を撮っていると地元のご婦人が来たのでご挨拶。雪は金曜の夜に降ったそうです。


この季節、ここは杉林を透ける日差しで路面がまだらになって綺麗です。


激坂の途中のハートマーク。子猫が二匹加わっています。


最後に秋川を渡り、遊歩道をいつも右へ進みますが、久しぶりへ左へ行ってお地蔵さんを見て行きます。


花はしおれていますが生花ということ。よく見かけるのは造花が多いですから、定期的に手入れしているということです。お供えはお菓子でした。丸石の下の木箱には何が入っているのかな?


檜原街道はいつもは我慢走行ですが、朝の静けさは未だ続いていて、ここでも車は普段の半分以下。もちろんオートバイは走っていませんし、繰り返し現れる集落のうっすら積もった雪化粧を楽しみました。


さて、日影が多い甲武トンネルへの上り。上れるかな?


こういう路面が一番滑ります。上りだからいいですが、下りだったら乗車できませんね。写真を撮るのに停車したら、着いた左足をとられてうっかりコケそうになりました。発進時もそろ~りをペダルへ力を掛けないと滑ります。


急カーブの後の勾配が増すところは少~しスピードを上げてなんとか止まらずに行けました。トンネルまでくればもう安心です。


南側は日があたらずとも降雪は少ないので心配する路面はありませんでした。ここはコーナー手前の凸凹路面が嫌な道でしたが、新しく舗装されて凸凹が無くなりました。代わりに縦溝が細かく掘られてハンドルを取られます。

視界が開けるいつもの場所で昼食にしました。


後ろから時折り「モ~」と牛君が鳴きます。
日当たり良好でお昼寝したくなる場所ですが、ケルビムへ行かなければなりませんので、ゆっくりもしていられません。


ダウンヒルを楽しみ棡原。左折して中学校裏の坂はいつもキツイです。長く下った後の走り出しって脚が休んでいますので、直後に上りがあると厳しいんです。しかも今日一番の勾配。

井戸へ上がって大きな木をバックにします。


立派な木です。数百年は生きていることでしょう。何時代かな?


目の前にシンボリックな権現山がそびえます。


その左肩には先日訪れた和美峠の切り通しが見えました。


井戸からも豪快な下りが楽しめます。こちらは直線的でスピードが出るので慎重に。良く効くディスクブレーキ、GROWTAC EQUAL は安心です。

お手製の青看板に掛かっていた草を取り除こうとしたら、綺麗になっていました。地元の人が草刈りと一緒に手入れしてくれたようです。でもだいぶ草臥れましたね。


ダウンヒルを終えたT字路を左折して和田峠方面へ(和田峠へは上りません)。
ここでフロントライトのバッテリーが切れたので予備に交換します。この先の下りは杉林が暗く、コーナ―もきついし道も狭いので、ライト点滅で相手にこちらの存在を知らせるのが安全の第一歩ですからね。

少しの上り返しで再びダウンヒルが始まり、右に左にコーナーを楽しみます。もう雪の心配はありません。途中 少年ロードが上ってきました。地元風なので藤野からの帰りでしょうか。

そんなことを考えていた時、右コーナーであっという間に転倒しました。リカンベントでの転倒はそのまま滑っていきます。Youtubeで見たそのままでした。そう思いながら滑って停止。痛たたたた。ちくしょう、湿った路面が日影で凍っていたようです。
自転車をを起こし痛みが過ぎるのをこらえていると、先ほどすれ違った少年が戻ってきました。
「大丈夫ですか」
『なんとか大丈夫です。ありがとう。』
田舎では優しい人が多いです。心遣いが嬉しい。

時速20km程度でしたが良く滑りました。痛みは、お尻の横と、肘から先の腕。衣服は破れていないようです。凍っていたからでしょうね。
ひとまず和田峠道へ合流した日当たりの良いところまで下りました。自転車は大丈夫そうです。座ったまま倒れてぶつかるものは多くありません。ハンドルバーのエンドが削れてるくらい。ディレイラーがあったら大損害だったことでしょう。

転倒時に手をつくと怪我が大きくなることが多いと聞きます。最悪鎖骨を折ってしまいます。誰しも反射的に手が出てしまいますが、今回はあっという間の事だったので手も足も出ませんでした。
再スタートすると膝も痛い。ハンドルにぶつけたのかもしれません。でも走りに影響するほどではなく、その後は何時も通りの気持ちに戻って帰途につきました。


そしてケルビムへIN。


今回の目的は、製作中のリカンベントにグランボアの38Bが入るかどうか。32Bで設計しましたが、グランボアのエクストラレジェが廃版となり、色が気に入らないエクストラレジェプリュになってしまうからです。唯一38Bだけが今まで通りのエクストラレジェなので、これが入るかなぁということです。

後ろはなんとか入りそうですが、今野氏曰くなんとか凹ませることも出来るとのこと。前は厳しく広いクラウンにするしかなさそうです。フォークはコロンバスMAX似のカイセイEvoII。これが入る広いクラウンがこれです。

写真で見るぶんには良さそうですが実際はかなり広くて武骨。38Bは余裕で入りますが32Bはスカスカ。リヤフォークのしゅんっとした細身なイメージにもマッチしません。

ということで、現状のまま32Bを使い続けることにしました。購入済みのタイヤを使い切ったらエクストラレジェプリュを履くことにします。
プリュにしたらまったく売れずに廃版→元にもどす! となって欲しいです。あるいは更に追加購入しておくか、エクストラレジェでないスタンダードも含めて買っておくか。それくらいオープンサイドが好きなんです。


最後はオマケ (^^)

ハンドメイドバイシクル展のケルビムブースにあったものです。先日ぶとぼそ氏宅で新年会をやった時に「あれって何だったんだろう」ってことになり、確かめてきました。

廣江さんに聞くと変なオジサンの突っ込みが嬉しかったようで、持ってきて被ってくれました  (^^;
TIG溶接の時に使うシールドヘルメットなんだそうです。溶接光に反応して中の液晶(?)が瞬時に暗くなって目を保護するという代物。チタンの溶接ビードを美しく仕上げるにはこうした道具が欠かせないので、ちょっと高めな物を買ってもらったそうです。
そして、塗装しちゃいました。って。遊び心があっていいですね。楽しんで仕事している様子が伺えます。


07:25 出発
09:48 小峰峠
10:10 五日市
11:58 上川乗
12:23 甲武トンネル
13:48 井戸
16:27 ケルビム
18:09 帰宅