幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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八丁から大野山×

毎週走っていると行く場所を考えるのに苦労します (^^; アプローチは仕方ないとしても、同じ場所へ記憶が新しいうちに訪れるのは避けたいですからね。そう思って山北から八丁という山間集落を経て大野山へ続く林道へ行くことにしました。
しかし、結果は×。道路崩落で再構築の工事中(日曜で休工)でした。通過するには未固定のアルミ梯子を2mくらい登る必要があったので諦めました。

ルート 138.8km △1,606m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


土曜夜の雨は朝には止んで快晴を予想していましたが、期待は外れて空はどんよりとした雲で覆われていました。雨は止んでいましたが路面は完全にウェット。でも予報を信じてスタートしました。泥除けが無いパスハンターではまず走らない状況ですが、リカンベントは自分への飛沫が無いので躊躇しません。

南林間を過ぎると雲が去って青空が広がってきました。雲は東の空を残っているので朝日はお預けですが、前方に雪をまとった丹沢が迫ります。


相模川手前の河岸段丘の上から丹沢を望みます。雪がある山は綺麗ですね!


それにしてもオシッコが近いです。厚木の手前で一度、伊勢原で二度目、まだ1時間半しか走ってないのに (-.-) その二度目から再スタートしたら前輪操舵に違和感が、、、パンク~ (T_T)
雨が止んだウェットな路面からは異物がタイヤにまとわりつくんですよね。タイヤの汚れを拭き取って確認すると、めり込んでるものがありました。


昔のレース中には付着した異物を手をあてて取り除いたり、タイヤセーバーで取り除いたようです。
タイヤセーバーとはこんな物です(4Catsさんからお借りしました)。カッチョイイ~。

Source: ぬかるみは続く・・・


さてと、パンク修理(チューブ交換)です。


後輪ならホイールを外すのも立て掛けるのも簡単ですが、前輪なので倒立させます。重たいリカンベントをひっくり返すのは力もコツも必要。少しでも楽に行えるようにハンドルロックを使います。細引きで固定。ブレーキアウターケーブルが折れないように事前に調整ネジを緩めてインナーワイヤーを外します。ハンドルが傷つかないようにグローブを下へ敷きます。前ホイール脱着のルーティーン。

僕のタイヤとリムの組み合わせでは、タイヤを外すのにタイヤレバーが必要ありません。これだけで凄くストレスが無くなります。チューブを出して空気を入れると、入れるそばから抜けていきます。空気が完全に抜ける前に素早く穴を見つけました。すると前述の異物があった所と違う場所でした。
空気の抜けが早いということは異物も大きいはず、直ぐにその箇所が見つかり、異物は既に抜け落ちて無くなっていました。

最後の仕上げ、ポンピング。以前痛い目に遭って購入した携行ポンプの決定版。その威力は絶大です! 1~2分でいつもの3.8気圧まで入りました (^^)v


ここまで20分くらいかな、順調な修理でした。手が汚れないように極薄手袋をしたので汚れ無し。ついでにウエスで愛車の汚れをささっと拭き取って完了です。
そして走り出すと再びオシッコです (>_<)

オシッコタイムとパンク修理でいつもより1時間くらい余計に掛かっている感じ。このままだと帰りのルートを短くしないといけないかなぁ、と帰途と時間を考えていると、
向かいからカッコイイ車が走ってきました。ここまで今日は何台も自衛隊の車両が来るなぁと思っていたんですが、この手の車両は初めてみました。装甲車のようです。


昔は四駆に乗っていたのでこの手の車は大好きです。でも今の世界情勢を思うと、使われ無いように祈ります。


松田へ向けてR246の旧道を気持ちよく下っていきます。一旦新道へ出て、再び旧道へ入ろうとしたら、通行止めの案内板がありました。仕方なく久しぶりに新道を松田まで。


松田のコンビニで食料を調達して山北へ。いつもより時間が押しているせいか、御殿場線沿いの道が渋滞していました。ここは箱根方面の眺めがいいので余所見渋滞でしょうか。

山北を抜けて山北橋。八丁への入口です。


八丁までは谷間の暗めな道が続きます。途中、町工場の横を通り過ぎたら見覚えのある物を発見! というか昨日(土曜出勤)もこの図面を見ていました (^^;


これは鉄を切断する機械です。2台が並んで稼働していました。スバラシイ。

機械ってやっぱり使われている姿がいいですよね。普段は綺麗な実機しか見たことがありませんでしたが、目の前で汚れながら稼働しているのを見たら嬉しくなりました。
仕事では図面を読み解いて加工しています。人が描いた図面って複雑なものだと訳が分かりません。本来は他人へ伝えるものなんですけどね。でも、頭の体操としてはうってつけです。ボケ防止に役立ちます。

八丁までは分かれ道が幾つかあります。山間なのでその急峻な山へ上っていく道で、ここは大野山の中腹の集落へ続いている道です。下ったことは何度かありますが、急なので上る気持ちになれず (^^;


長く薄暗い谷を抜けてようやく八丁。ここだけ明るく開けています。


田舎の集落には必ず石があります。石が一番長く形を留めるからでしょうね。それも、このように年月で形が分からなくなったものが多くなりました。今後の人達はこうした物を見て昔へ思いを馳せることは無くなることになります。


林道の入口から少しすると「はなじょろ道」の入口があります。かつて虫沢から花嫁が山を越えてここ八丁へ嫁いだ道とのことです。つい一世代前のことです。


前回もそうでしたが、この季節になるとハンターが入っています。注意していると息を潜めてじっとしている人がいてビックリします。今日はライフルを構えてこちらに気が付かないので、押して歩いてこちらの気配に気が付いてくれるのを待ちました。
『こんにちは~』

この林道は以前に走ったことがあり途中からダートでした。期待をよそに、やはりダートが始まりました。最近は山中を静かに走れればいいのでダートに拘っていません。


林道は上部で平坦になりますが、残念ながらその少し手前で工事中で通れませんでした。冒頭に書いたように道が崩落して新設工事中。ここまで楽しめたので良しとします。
以前の記事はこちら。

inter8.hatenablog.jp


汗をかいて上った道は、下りは寒い。日当たりの良い場所に腰を下ろして昼食にしました。


昼食のレパートリーは少ないです。簡単に温められるもの。今日はビーフカレーにしました。ちょっと高めですが。


例によってお握りを投入して食べました。これに加えてコーンマヨパン。先週は最後の一口を落として悔しい思いをしたので慎重に。


さっきの工場でスピードを緩めるとフォークリフトで材料を運んでいる人(社長さんかな?)がいました。遠慮がちに、でも興味津々に中を覗くと、他のタイプの機械も二台あり、目の保養をさせてもらいました (^^)

さて、大野山へ上れませんでしたが、その分だけ後半に心配したルートを予定通り走れました。
古怒田へ上りますが、松田からだと東名高速沿いの県道が近いですが、一度走ってあまり良い印象ではなかったので、他のルートにしました。

上大井駅付近から菊川伝いに細い道を上って行きます。ここは何度か走っていますが、小高い山の切れ目なので坂が無いんです。途中ちょっと湿っぽいダートがありますけどね。
薄暗い谷を抜けた先には小広く日当たりのいい山間の集落が広がっています。そこから いこいの村 へ向かって細い道を上りますが、ここはお初の道。地図を見て右往左往しながら上ると、見覚えのある十字路に出ました。


そこからは尾根伝いに浅間山の近くまで。途中で振り返ると表丹沢がいい感じ。朝とは大山の位置が逆転しています。


最後の急坂は押し上げるのも苦労する勾配です。ハイカーとすれ違いましたが、足を滑らせそうな道です。簡易舗装に小石を混ぜた道ですが、石って滑りやすいですからね。


尾根伝いから下って古怒田。だいぶ日が傾いてきました。


茅葺の屋根は古びてきましたね。是非とも葺き替えて欲しいです。他は補修してお住まいのようですので。


お気に入りの枝ぶりがいい木は、先客がいたので写真なし。
さぁ、下って海へ出て快走です。


R1では時間が遅いためか、寒いのか、ロード少な。今日は西風が強くなるという予報なので、快適に飛ばせるんですけどね。しばらく一人で流していましたが、左で信号待ちしていたロードが追いついてきました。
時速35km前後で巡行しましたが、追いついてから抜かす気配なく、付かず離れず。大磯で右折するのに停車したら、ロードはそのまま直進していってしまいました。

次いでR134。こちらもロード少なでしたが、黒装束ロードが追いついてきました。10mほど後方をついてきます。離れそうで離れない。
Y'sロードがある信号で止まり、再スタートで、来ました。本気モードでシフトアップしていきます。こちらも本気モードへ! うぐー、差が縮まりません。サイコンは時速50kmをマーク。オーバーレブです。離されましたぁ。

お互い趣味の範囲を超えていないレベルですが、それでもこうしてガチ対決できるのが公道スプリントの面白いところ。抜かして行く時、こちらをチラ見して左手を上げるリスペクトもあり、気持ちが通じる瞬間です。

その後、黒装束ロードは小道を左へ折れて行き、帰宅前のダッシュだったようでした。僕はヘロヘロになって帰途につきました。ここを走る時は高い所へ上っていないことが多いですが高速巡行でいつも以上に疲れます。

07:35 出発
11:25 山北
12:00 八丁
12:43 Uターン
15:11 古怒田
18:22 帰宅