幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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ブレーキは総重量と速度に見合ったものに


日曜に走った超九十九折の長い下り、勾配がきつくなるにつれて握力が弱まり、指先の血行も悪くなって力が入らなくなりました。


僕の愛車はセンタープルブレーキを使っていて、ディスクブレーキでないタイプの中ではVブレーキと同じくらい良く効きます。しかもオールランダーバーなのでブレーキレバーに力を入れ易いです。
それでも急な下りが長く続くと疲れて制動距離が長くなってきます。安全上よろしくありません。



力に頼らないと止まれないって問題なのでは?

例えば車が力の優劣で制動距離が違ったら恐ろしいですよね。力が弱い人は急に止まれないなんて。車も自転車もどちらも車両です。事故を起こしたら車だぁ自転車だぁ言っていられません。

自転車はスピードが遅いから制動力も弱くて大丈夫、なんて思っていたら大間違いです。下りでは時速50kmになることもありますし、子供乗せ電動アシスト自転車は総重量が100kgを越えます。力に頼らなくても止まれるブレーキであるべきでしょう。
もちろん制動距離の規定はありますが、規定の条件にあてはまらない状況は多々ありますから。
自転車の制動距離計算器 - 自転車探検!


Source: YAMAHA この自転車のブレーキが非力ということではありません。



4サイド装備のキャンピング車。当時を知る年代には憧れがありますが、これにカンチブレーキはあまりにも貧弱です。


Source: 旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!


昔の事情があって許されたのでしょうが、今ならVブレーキ必須でしょう。大型トラックに軽自動車のブレーキを付けているようなものです。少なくともカンチブレーキの中でも効き目が高いロープロファイルにすべきです。

ブレーキは、総重量と走る速度に見合ったものが必要です。

とは言え、既にある自転車のブレーキを他のタイプに換えるのは難しいです。握力でブレーキを掛けるのも仕方ありません。
ならば、今のブレーキが少しでも効率よく動くようにしましょう。できるならブレーキのスプリングを弱く、ブレーキレバーの擦動部へのオイル注し、ワイヤーがスムーズに動くように、タイコにロウを塗る、等々。


また、ブレーキシューは良く効くものを選びましょう。MTB用の長いものに換えるだけでも効き目は向上します。カンチブレーキを使っているなら、アーチワイヤーの長さを見直すといいかもしれません。
(完) カンチブレーキの三角形 [追加検証] - 幅員5.5m未満をゆく


カートリッジタイプにするとシューを交換できるので、数ある中から良く効くものを探せます。好みのタッチや鳴きもありますしね。

DIA-COMPE

Source: amazon


JAG-WIRE

Source: サイクルベースあさひ


最後は … 握力強化。

Source: amazon



そんな訳で超九十九折では次第に楽しめなくなってきて、リカンベントで下りたい欲求が強まりました。軽いタッチのディスクブレーキで急制動でき、急勾配でも前傾しないので楽チン。いつかリカンベントでリベンジします。