地図ロイド
僕がサイクリング中に欲しいスマホ機能は、地理院地図、予定ルート(赤線)、現在地、オフラインで動作、の4つ。
基本は紙の地図ですが、現在地を知りたくてスマホを見た時に、同じ地図と赤線があれば気持ちいいですからね。
それと、グループ走行で主催者からルートファイルをもらえば、参加者はルートと現在地と照合しながら走れます。スマホを都度見ていなくても、休憩時に確認できるだけでもいいと思います。
ルート作成アプリ(RWGPS等)で全て出来ればいいのですがダメでした。地理院地図を表示できないものが多く、表示できても(outodooractive有料版)使い心地が悪かったりで諦めました。
結果、僕がお勧めするのは 地図ロイド です。
残念ながら対応するスマホはAndroidのみです。
地図ロイド for Android
4つの要件を完成するステップです。
1.予定ルートを Ride with GPS(RWGPS)で作成する
2.予定ルートを kml ファイルへ出力する
3.kml ファイルを gpx ファイルへ変換する
4.gpx ファイルを 地図ロイド へ取り込む
1.予定ルートを Ride with GPS(RWGPS)で作成する
RWGPSではなく他のアプリで作成しても構いませんが、僕はRWGPSとEsriTopoマップが好きなので愛用しています。実際のルート作成は省きます。
2.予定ルートを kml ファイルへ出力する
スマホのブラウザでRWGPSを開きます(RWGPSアプリはNG)。
.kml ファイルをダウンロードします(.gpx はNG)。
3.kml ファイルを gpx ファイルへ変換する
オンラインで変換できるサイトが幾つかありますが、ここでは下記のサイトを使います。
KMLからGPXへ-オンラインコンバータ
下へスクロールすると [変換] ボタンがあります。
4.gpx ファイルを 地図ロイド へ取り込む
準備が整いましたので 地図ロイド を開きます。
左下にある [MENU] をタップして、トラックログをタップ。
[トラックログ一覧] から [機能] と進み、
GPXファイルを読み込みます。
読み込まれると [トラックログ一覧] に追加されます。
左上の雷マークをタップすると色が変わり、戻るボタンやスワイプ等で地図画面へ戻ると、ルートが赤線で表示されます。
右側の青マークをタップするとGPSで現在地が表示されます。
オフライン表示は地図ロイドでルートに沿って地図を表示するだけです。自動的にスマホ内に保存されますので、次回は意識することなく保存された地図が表示されています。過去の古い地図データは削除されてしまうので、サイクリングへ行く前日にでもルートを見ておけばいいでしょう。
目的地までの距離計算
ここまでで要件の4つが満たされましたが、もう一歩進んでみましょう!
中心の十時マークをルートに合わせると水色線が重なり、
画面上部に [ゴールまで(1) ル:19.0km] と表示されます。
これはブックマークからのルートに沿った距離です。
[ゴールまで(1) ル:19.0km] をタップすると、ブックマーク一覧が表示されます。
ゴール(スタート)からの距離ではなく行く先の地点(ブックマーク)までの距離を知りたいですから、余地峠と十石峠をブックマークに登録してみます。
登録したい場所に十字を合わせ、画面左側にある風船マークをタップし、
ブックマークから左上の [+] マークをタップして、
余地峠を追加すると、上部に [余地峠まで ル:775m] が表示されました。
同様に十石峠も登録し、余地峠を通過した後に十石峠までの距離を表示させたいときは、距離計算(メジャーマーク)と目的地(旗マーク)をタップしてONにします。
なお、画面中心の十字がルートから離れると距離計算が直線距離になり、上部の表示は [○○まで 直:△△m] になります。
いかがでしょうか。ちょっと煩雑で分かり難いと思いますが、一度時間を掛けてやってみると 地図ロイド の便利さが分かると思います。
今まで紙の地図上に目的地までの距離はを記していましたが、スマホ上で確認できるようになりました。また右下にはプロフィールマップも表示されますので、行く先の凡その険しさも分かりますね。スマホを自転車の見易い位置に付ければ簡易的なナビゲーションになりそうです。