幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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小野路-ケルビム-城山-やなみ峠

出来そうで出来ないケルビムリカンベント。先日はほぼ出来上がって試乗直前まできたところで、各部の寸法を計測したらBBの位置が低いことが判明し、更にシートが基準点から浮いていることも分かりました。シートが上がるということはBB位置も更に上げなければなりませんし、各部の寸法を見直すことになります。

ケルビムで計測した寸法を元にCADで図面を描いたら、フロントホイールとフレームの隙間が図面よりも狭くなっていることが分かりました。マッドガードを付けると8.67mmしかありせん。また、コラムの長さも足りないんじゃないか? という疑問も出てきました。
ということで、日曜の10時から打合せ。

これだけに一日を潰すのはもったいないので、朝は小野路を回って行くことにしました。

ルート 83.1km △1,140m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。



日曜の朝は静かです。いつもは車で渋滞するような8時前後、ひっそりしています。ポタリングの時に走る時は早朝ではないので、この時間にポタリングルートを走るのも新鮮。

こどもの国横の坂を上り高台に出たところで地図ロイド(スマホアプリ)を見て、鶴川街道を進んで小野路へ入ることにしました。

久しぶりの垂直の壁。笹と雑草が土の崩れを防いでいます。


この状態を維持するには、草木が生えている意味を理解しないと出来ません。


朝から晴れると思っていましたが、予想より雲が多かったです。でもその分涼しくて快適。


大通りの橋の上で再び地図を見て、その先のルートを決めます。スマホで地図を見れるようになってからは、あてずっぽに走ることが無くなりました。特に小野路は道が入り組んでいますので、未だにあの風景は何処だったな? と頭の中だけでは思い通りにいかないんです。

坂を下って小野神社を右折し、上り坂は旧道へ入ります。


小山田方面へも行きたかったんですが時間切れ。図師からケルビムへ向かいました。


ハミングバード。量産型は普通のステムになってしまうようですが、先日海外のユーザー用に作っていたものはオリジナルと同タイプでした。


ハンドルグリップはシェラック仕上げのようです。


さて、担当の〇江さん今野さんと三人で打合せです。
実際にマッドガードを当ててみると、やはりフレームとの隙間8.67mmはかなり狭いです。今野さん曰く「急ブレーキを掛けたら当たるかもね。普通のフレームでは完全にアウト」。


この隙間を増やすにはフロントフォークを少し曲げる(オフセットを増やす)しかありません。オフセット40mmのところ実寸39.6mmになっています。40mmは今のCruzbikeT50を計測して決めました。トレールは64.61mm。

ハンドリングを考慮してもオフセット45mmでいいかもしれないということになりました。しかし、そうするとタイヤとクラウンの隙間が狭くなります。ここの実寸18mmで図面より1.5mmほど開いていました。CADで出た数値は-0.218mmでしたので問題なし。

マッドガードの深さはカタログ数値18mmでタイヤに2mm被せることにしています。クラウン前部とマッドガードの隙間は2mmくらい。しかし、ここでマッドガードを実測すると19~22mmもありました。むむぅ。購入した時に700C用を650用に曲げ加工してもらいましたので、18mmが多少マイナスするだろうと思っていましたが、、、これは製品のばらつきなんでしょうね。

結果、オフセットを5mm増やして45mmにする方向で図面を描き直すことになりました。
そして、ここで今野さんから今の状態で試乗してみませんか? と再度提案されました。僕としてはBBの高さを合わせた後に乗りたかったんです。
今野さんが言うには、寸法通りでなかったフレームでも乗って見たら良かったということもあるんだそうです。
それと、今回のリカンベントフレームでは、BBの位置以外に不具合や調整が必要な場所が見つかる可能性が高いとのこと。
これには納得できたので現時点で試乗することを了承しました。後日組付けてもらいます。


先方も僕もこのフレームで心配なのは、しなり具合が大丈夫かどうか、ということです。シートに座った時にどれだけ沈むのか、今野さんが座ってくれましたが、タイヤの凹みがあるのでよく分かりませんでした。僕も座って体重をかけて揺すってみるとかなりしなり、サスペンションが付いているような感じです。

このしなり具合が走りにどんな影響を及ぼすか。力の伝達には影響は無いと思っていますが、乗って見ないと分かりません。ただ、長いフレームからくるしなりなので応力集中は避けられるかもしれません。楽しみでもあり不安でもあります。

帰り際に今野さんが、雑誌の連載に載せたいと言ってくれました。二つ返事で了承。大歓迎です。普段からリカンベントを啓蒙したい気持ちが大きいですから。
という感じで、よい気持ちでケルビムを後にしました。

有意義な打合せだったので2時間くらい経ったかと思いましたが1時間ほどでした。
町田街道で相原の踏切横の食堂へ入りました。3回目。


そこからは初ルート、大戸から雨降林道経由で城山ダムへ上りました。


林道へ向かう前に大戸地区を散策。


◎◎◎な急坂を上って城山湖


ダウンヒルして三井へ向かう津久井湖畔。オートバイ通行禁止のはずですが数台とすれ違いました。出入口双方に標識があるんですが見逃してしまうのでしょう。
20年くらい前はオートバイでコーナーを攻める人が各地で問題になっていました。その名残りなんでしょうね。今は少なくなりましたし、標識を見逃すような人はコーナーをぶいぶい言わせて攻める人はいません。それよりも寝そべった変な自転車でコーナーを攻める人を見かける方が多いかも (^^;

津久井湖の南側には東西に二つの大きな切り通しがあります。今回は西側の切り通しを抜けて長竹へ向かいました。途中サイクリストの集団とすれ違い、右手を上げてパフパフ~♪。夕方ラインが入り、この中にサイスタ時代からの友達がいました (^^)

ニローネへINN。今日はアイスカフェラテ。風は通り抜けるほどには感じられませんでしたが、もう夏の気温からはだいぶ下がりましたね。


志田峠へは向かわず、愛川へ豪快な下りを楽しみました。平山橋も久しぶり。


R412を少し上ってからは緩く長い下りになります。下り過ぎないように注意して、ここもお初のやなみ峠へ。こちら側の方が上り易いかと思っていましたが、どうやら逆のようでした。でも距離が短かったので助かりました。


ハイキングコースになっているようで綺麗な案内板がありましたが、ひっそり静まり返っていました。下りの途中で木が崩れ落ちて道を塞いでいましたが、リカを脇に抱えて通過できるくらいのものでした。

 

中津川沿いは若緑の稲が一面に広がっていました。この色はいつ見ても気持ちが和みます。


座架依橋を渡って座間のいつもの道で帰途につきました。ぶとぼそ氏宅へ寄り公園でお喋りして帰宅。

08:49 出発
09:46 ケルビム
11:45 昼食
12:53 城山湖
14:48 やなみ峠
19:10 帰宅