幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

リカで子ノ権現に初勝利!

子ノ権現は首都圏で最も激坂の道で、その勾配は28%とも言われていて皆さんが挑んでいます。ただ核心部の距離は300mと短いので激坂をクリアできれば大したことはありません。僕もパスハンターでは何度も上ってきました。しかしリカンベントでは5戦全敗。もう諦めていたので今回も期待していなかったんですが、意外にも勝利できました!


Googleで子ノ権現を南側から鳥観した写真です。これで見ても僅かな距離なのがお分かりでしょう。


長い幹線道路のアプローチと農村部を経ていつもの昼食ポイントに到着。上の写真の中央下のところです。
古くなったベンチが新しくなりテーブルも新調されていました (^^) 向かいの家の方が作ってくれたものです。ちょうど庭に出てきたので大きな声で「テーブルお借りしま~す」。


さて、お腹を満たして上りに掛かります。走り出して直ぐに急坂になりますが、序盤は大したことはありません。といっても15%くらいあります。本当の激坂が始まるのは下の写真の中央部分からです。
ではGoogle君を落として見て行きましょう。


先に見える左カーブから激坂が始まり、路面がコンクリートの横縞に変わります。


ここの場合「男ならインをつけ!」は命取りです。外側をできるだけゆっくり上ります。少しでも余裕があるところはスピードを控えてエネルギーの損失を抑えるのが得策。


ぬお~。毎回このカーブを曲がった瞬間から目の前に現実が広がります。


過去の5回では少しずつ上まで上れるようになり、前回はここまで上って敗退。


前輪がズリズリと音を出し始めましたが、なんとか上れます。
「お、行けるのか?」

ガードレールが見えてきました。あそこが核心部の右カーブです。よし、あそこまで頑張ろう。うぐぐぐぐ、、、


んぐ~。もう少し~。前輪がズリズリ滑って気を配ります。


おっしゃー! ここで気持ちが切り替わりました。行ってやるぞー。


Googeの写真は広角レンズで誇張気味なので、僕が撮った過去写真です。もちろん外側を上りますのでこれよりは勾配は緩いですが、相当なものです。


なんとこの核心部で運悪く車が下ってきました。なんでー。でも何とか外側ぎりぎりを上ってすれ違いました。
ガードレールが切れる所まで行けば勾配が緩くなります。うぉー。出力Max。


ふー、ふー、ふー。
しかし、ここでバランスを崩して右へハンドルを切ります。やばっ。路肩ぎりぎりの補強された部分へ入ってしまいました。前輪が滑るか? (>_<) いや、滑らない、グリップしてます。


やりましたー。核心部を越えました! ここまでくれば一安心です。


でも油断せずにじわじわ上り、


登頂ーっ!
気が付くと呼吸が激しく、落ち着くまでしばらく掛かりました。


追記:ぱぱろうサンが10分ほど前にここにいたらしいです (^^;


これまで「リカンベントで坂はどうなの?」と聞かれる度に
『そこそこ上れますが子ノ権現の核心部はダメですけどね』と答えてきました。
でもこれからは自信をもって『子ノ権現も上れますよ』と言えます!

パスハンターで上れてリカンベントで上れない坂がまた一つ無くなりました。残るは明神峠、巌道峠、それと御岳山だけです。でも今回の子ノ権現で満足です (^^;

今回上れた要因は何だったのか。前輪がこれまでより滑らなかったのは空気が乾燥していて路面の湿り気が無かったからかもしれません。それと楕円チェーンリングのピーク角度を以前より遅い位置へ変更しました。前傾自転車でいうとクランク3時で最大歯数のところを3時半にした感じです。もう一つは体重が2kgくらい減ったこと。

坂を上れるかどうかはギヤ比にかかっています。僕は内装ハブなのでギヤ比では分かり難いのでクランク1回転で進む距離にすると、2259mmです。
700x25Cに換算すると34Tx32T相当。
26x1-3/8に換算すると26Tx24T, 28Tx26Tに相当します。

ギヤ比はだいたい皆さんの自転車と同じくらいだと思いますが、重さは凄いです。今回の装備で凡そ16kgあります。軽量なロードの2倍 (^^;
この重さで上れるんですから「リカンベントは坂が弱い」なんてことはありません!



ルート 140.3km △1,951m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。

いやらしい石碑は今回も綺麗に手入れされていました。


心地よいダート。ずっと残って欲しい道です。


冒頭の昼食ポイント。途中でクロモリロードの人と会話が弾み時間は既に12過ぎ。


豚汁へおにぎり投入は毎度のメニューです。


子ノ権現の後は天目指峠へ上り返して、


名栗へ下って小沢峠。
今回は趣向を変えて松ノ木トンネルの先を右折して軍畑へ出て吉野街道で帰りました。



07:33 出発
12:39 子ノ権現下(昼食)
13:23 子ノ権現
13:57 天目指峠
14:18 名栗
18:05 帰宅