幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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犬目-奥山-真木

今回は上野原から真木(大月の先)までR20を避けながら走ってきました。前半は一般的な旧甲州街道ですが、後半はあまり自転車で入る人はいないようなルートです。
10年ほど前にパスハンターで走っていますが、リカンベントでは一部を除いたルートしか走っていなかったので、久しぶりに行ってみました。
南斜面で日当たりがよく、麓を挟んだ山々の向こうには富士山も望めました。車も殆ど通りませんので愛車と共にのんびり巡れるのがいいです。

ルート 155.7km △2,387m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


ここ数日はとても良い天気が続いています。この日も空は快晴で見たところ雲はありません。何時ものように快走区間を経て鶴川宿まで来ました。


以前、こうしてカメラを構えていたら、中から綺麗な奥さんが出てきて気まずい思いをしました。
『すみません、ちょっと写真を撮らせてください』と言ったら、
「どうぞ、どうぞ」と愛想よく応じてくれたのを思い出します。


鶴川宿の先は急勾配を上ります。暗いカーブを止まりそうな速度上っていると「ガァガァガァ」と鳴き声て聞こえてきました。カモの放し飼いです。こちらも『ガァガァガァ』と鳴いて少し会話しました。猫に食べられないのかと、ちょっと心配になりました。


中央高速を渡ると急坂は終了。一息つきます。


野田尻宿はこの日もひっそりと静か。道の広さや直線の長さは犬目宿よりも立派に見えます。僕はこちらの方が好き。


大展望地点は快晴で素晴らく眺めがいいです。正面には先日行った大地峠へ上る林道が微かに見えます。右手にはソフトクリームのような白い富士山。


前回は長男と一緒に撮りましたが今日は一人です。

ウィンドブレーカーは暑くなったら脱げばいいやと思いながら、結局ずっと着たままでした。mont-bellの古いものですが、裏地に薄い保温生地を使っているので、中のウェアは薄手で済みます。日中に暑くなることもあるので、この季節には重宝しています。

犬目宿。こちらもひっそりですが、あまり好みではありません。


さて、今回のメインは犬目宿以降です。鳥沢へ急降下せずに上り返し山谷という集落。


ゴルフ場脇の激坂な桜並木の間からは富士山。先ほど分岐した鳥屋へ急降下するカーブも富士山はよく見えるんですが、大量の電線に邪魔されていますから、ここで良い形の富士山を見れて良かったです。


上りきったらゴルフ場に沿って黄色に染まった雑木林の中を進みます。


再び視界が開け、桂川ウェルネスパークという施設の上に出ました。何の施設だか知りませんが、下の駐車場にはちらほら家族連れと建物が見えました。後ろへ下がってそれらが見えないように撮影。


その施設の脇を下って橋を渡ったら再び静かな集落を上り返します。


簡素な火の見やぐらと柿の木が印象的な角を更に上ります。


カーブを緩く回るとようやく頂上に。
犬目以降、南斜面で日当たりのいい集落が続きます。生活は不便でしょうけど、それ以上に眺めが良くて気持ちいいんでしょうね。


こんな小さな集落の外れにもハッピードリンクショップがありました(ショップと言ってもお店じゃないんですけどね)。良心的な価格はありがたいです。
今日は競う相手はいませんが、おしるこパワーをいただきます。


猿橋の少し先の県道へ降り立ち、次は奥山地区へ進みます。
日影の道から先ほど越えてきた小さな峰が見えました。写真中央の尖った山の左。猿橋はその山の裏側です。


小和田集落を上っていきます。


古い土壁の蔵の角にお地蔵さん。その横には集落内の小径がいい感じでした。


大沢川に沿って日影になった道を詰めていくと、集落内の案内図があります。家主の実名が書かれているのが時代を感じさせます。


川を回り込むと林道奥山線になります。ここは落ち葉が凄い。舗装なんですが路面が見えません。


林道を走っているとこの大きな葉っぱを見かけますね。30cmはあります。


日影は薄暗くて気持ちが沈みますが、地形に沿って進むと日影と日向が交互に現れます。日差しは偉大。


上り詰めるとトズラ峠です。午後の日差しになってきて落ち葉がオレンジ色に染まっていました。


下りの途中には富士山絶景ポイントがありますが、木々の枝が伸びてきて今一つでした。


林道終点は金山という集落。この沢の奥には金山鉱泉があります。さらに奥は山道となり金山峠を経て奈良子林道のピークがある姥子山へ。


少し下って西奥山の集落を右折して上っていくとバスの終点があります。富士急バスがんばっていますね。前回来た時はここでバスの運転手とお話ししたんでした。


再び薄暗い道となり明るく開けたところが橋倉鉱泉。残念ですが数年前に鉱泉宿は止めてしまいました。


長い山間の道の終焉は真木。柔らかな午後の日差しに富士山が影になっていました。いい眺めです。チェアリングしながら行動食に買ってきたお握りとカレーパンを食べて人心地。


さてダーっと下ってR20で帰途につきます。
結構なアップダウンを経てきましたが脚はまだまだ元気が残っています。しばらく高速に慣れるまでは筋肉が硬いですが、次第によく回るようになります。

猿橋を過ぎたあたりでミラーにロードを確認。逃げモードON!
でもロード氏は疲れがたまっているのかなかなか距離が縮まりません。少し力を緩めて走っていると20mくらいまで近づいてきました。その後も少し力を入れると離れてしまいます。四方津付近の少しの上りでは後方に小さくなって行き、そして路肩に止まってしまいました。パンクかな?

その後は一人旅で上野原を上り返し、下り、相模湖ICの坂を上り、津久井湖を経て町田街道を快走して帰りました。


07:27 出発
10:15 鶴川宿
11:24 犬目宿
13:59 トズラ峠
14:45 真木
19:01 帰宅