幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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海キャンプ!

天候不順な今年の夏。猛暑は無くあっという間に秋の気配を感じるようになってしまいました。出来ればキャンプは寒くなる前に行きたい。
週末土日の天気予報が芳しくなく月火がそこそこいい感じだったので、仕事を調整して行くことにしました!

ルート 141.4km △1,312m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


キャンプの楽しみは、まず何時もと装備の違いから始まります。愛車のリカンベントにリアキャリヤを付け、パニアバッグを装備。これだけでウキウキ感が倍増します。
今回はシュラフを薄手のみにしたので椅子がバッグの中に納まりました。


通勤の車を避けながらR16の旧道を進み、鶴ヶ峰から帷子川沿いへ入ります。保土ヶ谷に着いた頃には装備のウキウキ感が薄れてきたので、DONDON商店街経由にしました。
東海道線横須賀線が通る長い踏切は一方通行路なので押して渡ります。


上り坂のトンネルを抜ければ下りが待っています。


ゆるく長い下りを行くと次第に商店街になり、DONDONのアーケードで大通りに出て終了。ここは小学生の頃に杉田の祖母の家へサイクリングへ行く時に通っていた道なんです。小さな身体で重たい自転車で上るトンネルの後の下りが楽しみでした。


八幡橋までの運河沿いは左岸の交通量が少ない道を選びます。
前に停車したカブの荷台BOXに何か貼ってあります。


SHARE THE ROAD、本来は自転車向けのステッカーみたいですが、時速30km制限の原動機付自転車も気持ちは同じということですね。


しばらくR16で車に気を遣い、金沢八景で左折します。


田浦の工場群を見た後の踏切、京急かた思ったら横須賀線でした。


田浦まで裏道を通るとR16に出て直ぐに横須賀です。そして馬堀海岸も近い。ここまでくると三浦っぽさが出てきます。直ぐ左手は海なんですが、頭が低いリカンベントではなかなか見れません。


走水のビューポイント。今日も富士山は薄くしか見えませんでした。


ちょうど昼時になってきて久里浜の何時もの食堂に着きましたが、なんと休みでした。さて、どうしたものか…


でも運よく100mほど先に中華屋を発見!


店構えも店内も中華っぽさ満点。


今日もワンパターンな炒飯を注文しました。スプーンは言わなくても薄っぺらなもので好感度アップ! ここもしっとり系で美味しくいただけました。


トイレを借りるとこんな詩が。上手く読んでいますね~。松茸好きの女性ってイイですよね。


久里浜を過ぎると断然海が近くなってきます。平日は市街地は車が多いですが、逆に観光地は閑散としていて走り易いです。


野比からの三浦海岸は単調なので、平行する生活道へ入って見ました。海は見えませんが生活感のある道は楽しいです。


生活道が終わって、今日二つ目の上りらしい道を越えてヤマザキショップへIN。コーヒーゼリーをいただきました。店脇の塀から覗くと、心地いい風と広い視界。


三つ目の上りが一番勾配があります。をこを上りきると何時もの人生の分かれ道。今日は大人気で車が頻繁に出入りしていました。左折で右の道へ入っていく女性3人組の車は、曲がり切れずに入り直し、入ったと思ったら前方から車が来てバック。こちらを見て苦笑いしていました。


トゥクトゥクが下ってきました。以前すれ違った時は女性客だったので、カメラを向けると男達が訳の分からない言葉を発していました。Uターンしてきてやっつけられるんじゃないかと思いましたが、大丈夫でした。


緩く上って岩堂山の八雲神社前で小休止。空は薄曇りで白く、眩しいです。

パニアバッグは車軸から若干後ろ寄りです。市販のキャリヤはペダリングで踵が当たらないように後ろ寄りに作られているためです。今リカンベントフレームの製作が進んでいますが、一緒にキャリヤもオーダーしています。車軸より若干前寄りにしたいんですが、制約もあってほぼ車軸上になりそうです。ディスクブレーキも避けないといけません。

目的地が近くなったところで食料を調達。今回もコンビニです。下りきった所にスーパーマーケットが出来たんですが、重くなって上り返すのが嫌だったのと、一人分の食材ならコンビニでいいや、という感覚です。食べるものよりビールと氷と水が大スペース。なんとかバッグ内に収まりました。椅子が代わりに外に出てきましたが想定内。


さぁ、キャンプサイトへGO! 笹藪がいつになく激しく覆いかぶさっています。湿気が溜まって道が滑りやすい。急坂は帰りに登れるのか? 波の音が藪の向こうから聞こえてきます。人の気配はなし ♪


到着~。先客は日光浴の人と、若者5人組だけでした。どちらも泊りでは無さそう。
落ち着いたところでまずは350mlをぐびび。うみゃ~。


日光浴のワンタッチテントの前を通ると、ほぼ下着姿の女性が睡眠中 (@_@)
外人女性の日光浴遭遇は二度目です (^^;

鼻の下を伸ばしながら設営準備。前回、砂の上が結構気持ちよかったので今回は秘密兵器を持ってきました。


砂浜は意外と平たい場所が無いんです。プラ板でほじくって平に。雨が降ったら水が溜まりそうですが、砂の中へ染みこむでしょう。根拠なし。


キャンプの楽しみは、お気に入りのテントの姿を見て悦に入ること。
これは MOUNTAIN HARDWARE の ARCHER 2 で、日本では未発売じゃないかな。数年前に欲しいと思って探していた所、運よくヤフオクで新品をゲットしました。アシンメトリックな形と左右から出入りできるのが気に入っています。


椅子は今流行りのタイプで約800グラム。他より100グラムほど軽いです。足が砂に埋まってテーブル無しでも丁度いい高さになります。薪を運ぶのにも使えます。


高台からの全景。若者5人組はここに陣取っていましたので挨拶がてら少し話します。少しの会話でお互いの印象が分かりますからね。さっきまでゴムボートを浮かべて遊んでいたそうです (^^)
ちなみに日光浴女性にも話しかけてみましたが、あちらはシャイな感じで一人が好みのようでした (^^;


女性が引き上げたのと入れ替わりでウェディングドレス組みがやってきました。以前も見かけましたので、ここを撮影の場所にしているのでしょう。
下へ降りた時にアシスタントの女性が何か準備をしていたので話しかけてみました。モデルの撮影ではなく本物の新郎新婦だそう。夕方まで撮影するとのことです。


次いでやってきたのは年配の男性。mont-bellの一人用テントを組立て始めました。こちらにもご挨拶。がっしりした靴だったのでオートバイかと思いましたが、車とのこと。僕が来た所は車を置けないので反対側の港方面から入ってきたそうです。

余裕をもって到着したので有意義な時間を満喫しました。次第に日が低くなってきてオレンジ色に変わっていきます。


残念ながらこの後に雲の中へ日が沈みました。


そして更なるキャンプの楽しみは焚火です! 今回は火種となる木がたくさんありました。ということは今年はキャンプの人が多く無かったということ?
直火の焚火については賛否ありますが、僕は砂の上なら問題ないと思っています。


夕食は、おでんと、豚の角煮と、ポテトサラダと、キムチ。ビールは500mlが残り3本。明るい時に350と500を一本ずつ飲んでしまいました (^^;


焚火楽し。


今回は平日なので友達なし。最近一緒に来るトリプーさんはLINEでお喋りに付き合ってくれました。
彼は百戦錬磨のキャンパーで、オートバイで海外各地を巡ってきた強者。曰く「日本のキャンプ地はゴミと野生動物の問題に取り組むべき」と。海外では食べ物の匂いを絶つべく専用の強固なゴミ箱が徹底されているそうです。熊の恐怖は常にありますからね。
ここの海では野生動物の脅威は皆無ですが、その代わりもっと怖いのが人間。「夜這いに気をつけて」と (>_<)



 ●○●○


夜は暖かくアンダーウェアを着ることなく薄手シュラフで眠れました。でも波の音に水位が上がって来たんじゃないかという心配で熟睡時間は短かったです。満潮時間を調べていたので夜中に浸水することは無いと分かっていたんですけどね。


今日の予報は午後から雨域が迫っていました。早めの撤収です。

ゴミは買ったコンビニの店員に捨てさせてもらうことを告げてきたんですが、小さくすればバッグに入りそう。缶は踏んづけて平たくし、氷が入っていたビニール袋へ入れます。少し厚手なので尖った角で破れることもないでしょう。食べ物が入っていた袋は洗ってからコンビニ袋二重。家で捨てることにしました。


パッキングを終えた所でバッグの破損に気が付きました。キャリヤに吊るす部分が1/3くらい破けていました (T_T) キャリヤ上のポールをゴムバンドで縛っていたのが、ここへめり込んでしまったのかもしれません。


お隣さんの男性キャンパーに挨拶してキャンプ地を後にしました。下って来た滑りやすい道を、自転車と荷物を別々に二度上り、一汗かきました。ここをウェディングドレスが登ったのでしょうか  (>_<)

走り出すと筋肉痛です。走り慣れたリカンベントですが、重い荷物で使う筋肉が異なるのでしょう。今回出がけに測ったら8.5kgありました。ロードバイク一台分。時速20kmちょいでたらたら走ります。

長者ヶ崎で小休止してバッグの破損を確認します。


破れが広がっています。ゴムバンドを引っ掛けてストレスを少し軽くしました。


三浦半島の西海岸をアップダウンして材木座海岸。どよよ~んな空。


自販機で買ったミルクティーを飲んでいると、ママさん自転車が砂浜を走って行きました。あ、走れるんだ! 車両進入禁止(だったかな?)の立札がありますが、レジャー機器を牽引する車が入っていますし、自転車は許容範囲内と拡大解釈。
(としサン、NGなら教えてください)

おぉー! 気持ちいい。サイコー♪


砂が細かくて適度な水分で締まっているので埋まりません。


Uターンする時に前輪がとられて転びました  (^^;

波打ち際ギリギリでも大丈夫です。楽しー。


戻って来た所でミルクティーのペットボトルを落としたのに気づき、もう一回りして無事回収しました。

さて、雨が降って来ないうちに帰らないと。

江ノ島が見えてきました。ここの砂浜は埋まりそう。


何時ものコースですが、平日なので閑散です。


和泉川ポタリングコースで帰途につきました。筋肉痛だぁ。


最後は北海道似の風景でエピローグ。


あぁ~、海キャンプ終わっちゃいました。
でもトリプーさんと「10月か11月に行こう」ということになりました (^^)
パニアバッグ補修しなきゃ。


07:59 出発
10:12 金沢八景
11:58 久里浜
14:45 キャンプサイト
23:35 就寝

05:15 起床
08:41 長者ヶ崎
09:21 材木座海岸
10:40 藤沢
13:00 帰宅