幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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リカンベント用カップリング到着

ケルビムの担当者から製作状況のお知らせメールが来ました。

「米国へ発注していたカップリングが届いたので、これにより全てのパーツが揃ったので本格的に製作にとりかかります。予定では9月中旬に形になります。」

何度かこうした連絡を受けましたが、自ら予定を示していることから今回は進めてくれるものと信じます。

カップリングはブーム(BBとヘッドチューブ上を繋ぐチューブ)を分割するために使います。分割したいのではなく、フレームを組立てる為に必要なんです。


他の方法としてエンド付近でボルトで分割することも検討しましたが、ケルビム側が嫌がったのでカップリングになりました。曰く前三角はガッチリ付けたい、と。
 それとカップリングは意外に軽量(130g)なのとチェーンホイールの影に隠れるので了承しました。ステンレス製。

写真が添付されていたので、以前伺った時に伝えていたことを改めてメールで送り、電話しました。念には念を入れて。
中央がカップリングです。


カップリングの向きは、写真の右がBB側にくるように。』
「はい、そうでしたね、了解しました。」

写真右はヘッドチューブで上下にリングが付いています。この形状も前回伝えていたんですが、忘れていたのか、再作業が嫌だったのか、NGを出したものが既にロウ付けされています。

『断面のカマボコ型は気に入らないので平たいものに、あるいは上(下)へ向かって径が太くなるようにしてください。』
「1インチ径のリングは無いので作ったんですが、ではこれを削って形を近づけてみます」


上下にヘッド小物が付きますから、カマボコ断面だとぼこんぼこんと二つの膨らみになって嫌なんです。パーツは個別のデザインではなく隣接するパーツや全体のイメージで流れを作って欲しい。

写真左はBBで、標準的なチューブの身を削って細く軽量に仕上げています。これはケルビムのオプションサービスとして注文できます。

9月中旬に出来ると、以降、試乗に一ヶ月、マッドガード製作、リヤキャリヤ製作、塗装という順をふみます。完成は11月でしょうか。
2年数ヶ月、ここまでくると期日よりもイメージ通りのものが出来て、ちゃんと乗れるものになることの方が気がかりです。