幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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シャワーサイクリング

真夏の想定外の長雨にうんざりしていましたが、ようやく予報が晴れに転じた水曜に仕事を休みにして走ってきました。しかし、2週連続の水曜休みでしたが今回は不発。今風にいうならシャワリングとでも言いましょうか、ずぶ濡れになってしまいました。

前日の予報では所々でにわか雨と言っていましたが、朝準備を終えて さぁ行くぞ とリカンベントに座ると前方の山方面に暗雲が覆いかぶさっていました。ガ~ン。
スマホで予報を確認すると丹沢を中心に暑い雨雲があり、でも徐々に薄くなっていくようなので、ひとまず町田街道を進みました。


ルート 99.8km △779m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


しかし相原でJRを渡ったところでポツリポツリ。しかたなく暗い雨雲を避けて南下することにしました。
真上は青空なんですが風に乗って雨が落ちてきます。路面もウェットになり飛沫をあげつつ疾走。街中には雨宿りできそうな所はたくさんありますので、濡れが酷くなってきたら避難します。

河岸段丘を下って相模川を渡ったところからの丹沢の様子。


予定では裏ヤビツへ行こうと思っていたんです。ボラザじぃサンのインスタで開通の情報を知ったんです。2019年の台風19号でしたっけ、数か所の崩落でずっと通行止めでしたから、走れるのが楽しみだったんですが…

七沢方面から左折した橋からの眺め。だめだこりゃ。


それでも諦めがつかず、裏ヤビツを上るのではなく、天気が快方に向かえば表丹沢林道を上ってから裏ヤビツを下れるかも、と期待して伊勢原から秦野方面へ。

しかし、鶴巻温泉の上りでもザーザー降りになり、上り終えて秦野方面の視界が広がると、更に暗い雲が前方に見えて諦めがつきました。Uターン。

東海大学をつっきって田んぼ地帯へ降りて振り返るとこの雨雲。


前方から海方面にかけては青空です。


写真を撮り終えると再びポツポツ降ってきました。逃げるが勝ち。
スマホで地図を見ると田んぼ道を東へ行く道があったので、これで寒川方面へ行くことにしました。背後には雨雲がぐんぐん迫っていきます。

逃げきれませんでした。雨雲速し。ザーザー。
右手から風に乗ってザーザー降っているので、信号待ちではトラックを雨除けにしました。

しばらく雨雲との追いかけっこを繰り返すと、高速道路の下となり小休止です。ここなら安全。路面もドライです。

しかし途中から左へ出たり入ったりを繰り返すようになり、再びビショビショ。久しぶりにパンツまでびっちょりになりました。


このまま進んで行くと藤沢かぁ。あ! その前に辻堂があります。そうだ、見たいものがありました。でもこの雨の中かぁ、と思っていたら運よく青空になりました。

地図を見て、ちょっと行き過ぎてUターンして、おっ、鎮座していらっしゃいます。


石好きの僕としては是が非でも見ておきたかった道祖神です。


みごとですね~。


これを毎日見ながら近所の少年少女達は通学しているんですね (^^;) 良いことだと思います。見慣れておくことは大切ですから。


雨には濡れはしましたが、見たかったものも見れて満足して帰途につきました。

自宅の近所では精霊馬。ご先祖様は今年も馬に乗って来て、牛に乗って帰っていったのでしょう。帰りは名残惜しいから足がゆっくりな牛なんだそうです。


ふと足元を見ると爪でしょうか。うまく再現しています。


15時過ぎの早い帰宅だったので、シャワーを浴びてからベランダの前にキャンプ椅子を出してのんびりしました。ビールが空になった後はNewCycling誌に目をやります。

手に取った号に秋葉街道の紀行文があり、以前ぶとぼそ氏と走った しらびそ高原や遠山郷青崩峠のツーリングが読み易い文で書かれていました。自分が行った事がない当時は楽しめなかった記事ですが、こうして行った後に改めて目にすると情景を思い出しながら読めて心に入ってきます。
日が傾いてくると風が涼しくなり窓をしめつつ何冊かのNC誌をめくっていきました。