幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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矢倉沢峠-CR-箱根七曲り

猛暑を甘くみていました。熱中症にはならなかったものの、暑さと強烈な紫外線で体力を奪われてバテバテのサイクリングとなりました。先週の暑さとは一段階レベルが上がった感じでした。
 

ルート 154.1km △1,860m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


西方面へ出かける時の定番となった道で南林間から座間を抜けます。河岸段丘相模川へ下る手前にくると丹沢の山が黒く大きく迫ってきます。


夜に冷えた空気がまだヒンヤリと涼しく、車が少ない道を快適に進みます。日曜の朝は好きです。

海老名から相模川を渡ると仕方なくR246で快走モードへスイッチ。暑くなる前に少しでも緑の多い山へ近づきたい。
直線的な上りの善波峠を避けて旧道の矢倉沢往還をゆるゆる上っていきます。今回はこの先の山道(土道)を避けて右隣のR246へ出ました。


善波トンネル出口からの富士山は夏としてはまずまずな姿でした。ほんの僅か雪が残っていますね。


渋沢の外れのコンビニで休憩し旧道で松田へ下ります。松田界隈は結構ロードの人を見かけます。近くにクラブがあるのでしょうか。信号待ちで前方に一人合流してきたので軽く追走。山北の手前で左折してしまいました。

八丁への入口にある古い家屋。ここも毎回撮影しているポイントです。


先週のサイクリングで濃い色のポロシャツが暑かったので、白っぽい色のシャツを買いました。襟が立てられるので首筋が出るリカンベントにはありがたいです。記事がちょっと厚手だったのが予想外でしたが、下にミレーのメッシュアンダーを着れば問題なし。


気温が徐々に上がってきました。でも山が近くなってきたのに日影がありません。地蔵堂まではかなり厳しかったです。白っぽいシャツでもお腹が暑い暑い。本気でお腹をカバーする前掛けを作ろうと思いました。
写真ではたまたま薄雲がかかりましたが、この先も強烈な日差しが続きます。


矢倉沢峠への県道731号(矢倉沢仙石原線)愛称 箱根金太郎ライン と命名されました。
距離掲示がマサカリの形をしています。これは大きいタイプで、小さいタイプのもあります。3/11kmとありますが、これは仙石原の終点までの距離です。


あち~ (T_T) お腹あち~ 小さな樹木の影で何度か休みました。

最近ではキシミ音は上りだけでなく平地でも鳴るようになってしまいました。そして先週あたりから高いキシミ音に加えて低いコリコリ音も交じるように… これはちょっと危険かも。コラム周りを点検しなくては。

矢倉沢峠(金時トンネル)に到着。標高は850mくらい。
強烈な日差し。青と緑と黒い日影のコントラストが夏って感じです。写真を撮ってさっさと涼しいトンネルへ入りました。


長く緩い上りと対照的に下りはあっという間です。仙石原まで150mくらいしか下りませんから。

コンビニで軽く食事をとって今日のお楽しみコースへ。
仙石原から湖尻までは観光地の中のアップダウンで楽しくないんですよね。マイカーや観光バス(今はコロナ禍で少ないですが)が鬱陶しい。地形図を見ていたら長尾峠側の外輪山の麓を細い道が通っていました。ゴルフ用の管理道路かな? Googleマップで確認すると入口までしか写真がありませんでした。先へ道が続いているようなんですが。

で、その写真の先へ行ってみると。両側はゴルフ場ですが木陰の静かな小径が続いていました。気持ちい~ 金太郎ラインは暑いだけで楽しめませんでしたが、こっちはイイ。


お、出来て間もない感じの案内板がありました。おぉ、この小径はサイクリングロードになっています!

看板の目新しさに反して道はあまり綺麗ではありません。小枝や小石が散乱しています。右肩の外輪山の斜面から流れてきた水と土砂のようです。それでも定期的に整備しているようですし、一部では舗装工事もしていました(入口に休工中の掲示あり)。

ありゃ、完全に舗装が剥がれています。でも数十メートルでした。


サイクリングロード、独り占め。左手にはずっとゴルフ場があります。


何やら立派な石碑がありました。開拓者の人のようです。


総じて平たいですが時折り坂が現れます。


少し上った所で展望できる地点がありました。正面が大涌谷で、


左手は越えてきた矢倉沢峠方面。

箱根でも観光地を外れると気持ちいいところもあるんですね。
終盤、左脇に干上がっている沢筋が見えました。地図で確認すると、芦ノ湖を源流とする早川でした。水位が上がるとここからちょろちょろと流れ出すということですね。

ということで、嫌いな道をうまく回避して湖尻まで気持ちよく走れました。


芦ノ湖は LAKE ASHI なんですね (^^;


ここからはお馴染み湖畔沿いのプロムナード神山通りへ入ります。


しょっぱなは急な坂ですが、以降は小さなアップダウンで木陰の中を快適に進みます。
こちらは残念ながら独り占めという訳にはいきません。お忍びカップルがちらほら。


元箱根に着きました。ここは湖面が足元までせまっています。水も綺麗です。
芦ノ湖の標高は地形図で725mとあります。この標高にこれだけ広大な湖があるんですね。でも富士五湖よりも少し低いです。


さて、続いての最後のお楽しみは七曲りのダウンヒル
でもその前に綺麗な茅葺屋根を撮ってから。すると店の方からバスガイドさんが急ぎ足で走ってきました。あれれ、バスは走り出して少しした所でハザード出してます (^^;


そのバスお追い抜いて『後ろから来る車をうまくガードしてねー!』

でも直ぐに車に追いついてしまいます。キツイコーナーは車は遅いから。
何度か路肩に停まって頃合いを見てから再スタート、の繰り返し。
ここ七曲りは豪快に下るというより、適度な安全速度でコーナーを楽しむ感じです。

一ヶ所、オートバイ避けのグルービングに前輪が流されてヒヤッとしました。事故って怪我したら訴訟起こすぞ、ゴラァ 日本という国は安全をないがしろにすることが多々あります。

湯本ではこちらを良く見ないで出てくる車に急ブレーキ。こういう時にディスクブレーキなリカンベントは安心安全です。ブレーキレバーを扱い易いし、なにより前転しませんあKら。

ご褒美の七曲りダウンヒルは上で見かけた早川を渡った所で終了です。あー楽しかった!


小田原へ向けてゆるく下っていきます。まだ日中の暑さが残る時間帯。やっぱり上は涼しかったんだなぁ。

R1で国府津、二宮、大磯。今日はバトルする力が残っていません。やっぱり暑さは大敵なんですね。幸いバトル相手もいませんでした。R134へ入ってからも一人旅。皆さん自粛かな?


白旗から貯水池経由で環状4号に入り脱力して走っていると、白髪ロードが猛ダッシュで抜いて行きました。どうしようかと思いましたが、しばらく先に信号が見えなかったのでじりじり力を込めて捕らえます。
『いくら爺さんと言えど、手加減しませんよ!』

しばらく先行させておいて力が弱ってきたところで、猛ダッシュ倍返し。
その後、ミラーにちらほら見え隠れしていましたが、瀬谷の手前で左折して行ってしまいました。再び脱力走行で帰宅~。


07:20 出発
10:35 山北
11:28 地蔵堂
12:34 矢倉沢峠
13:54 湖尻
14:24 元箱根
14:56 湯本
18:33 帰宅