幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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三浦半島右回り

前日になって土曜の天気予報に晴れマークが付いたので、SCWで雲域雨域を確認して海方面を走ることにしました。風は南風が少々といった感じなのと、先日友人のぶとぼそ氏と逗子から六浦へでR16を走ったこともあり、今回は右回りにしました。

ルート 133.7km △1,069m

クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


おニューのヘルメットを被って走り出します。パーツにしろウェアにしろヘルメットにしろ、何かしら新しいものがあると走りが楽しくなりますね。リカンベントでは前傾自転車とは逆に後傾しますので、ヘルメットは前を下げるように被ることになります。それには後頭部のバンドを下げるといい具合になります。走りながらアジャスターを調整しました。

しばらくして日焼け止めを塗ってくるのを忘れたことに気づきました。R16の西谷付近のコンビニへ入って日焼け止めを買って塗り塗り。でも薄っすら汗をかいた肌に塗っても効果が薄いような…

久保山の坂を上って下り、八幡橋までの運河の左岸を走っていると何かが目にとまりました。前方少し上に飛んでいる物体。UFOではなくオニヤンマです。オニヤンマは自分のテリトリーを巡回するそうで、子供の頃はよく道端にじっとして飛んでくるオニヤンマを網で捕まえたものです。馬は350度の視野があるそうですが、トンボは360度なんでしょうか。でも僕に気づいていない感じです。徐々に近づき、少し尻を浮かせて手を伸ばし「えいっ」って掴みかけましたが、2cm届きませんでした。ちくしょー、なめやがって。

磯子付近では何人かのロードをパス。皆さん久しぶりの青空を満喫しに集ってきたのでしょう。僕ももちろんその一人です。
金沢文庫辺りの信号待ちで後ろから黒いルコックのジャージのロード氏に話しかけられました。
「こんにちは。これって変速機はどこに付いているんですか?」
『ここ(ハブ)に入っているんですよ。』
『これが無いと信号スタートでダッシュできないんです。』
「へ~、なるほど。格好いいですね!」


六浦のあたりで車列に捕まってしまい、ふと前の車を見ると、ムム…


カニです! ちゃんと脚4本しっかり描かれています。なるほど、ホンダロゴはカニマークでもあったんですね! (^^)


馬堀海岸の南国風の直線は、向かい風を予想していましたが、追い風微風。助かります。ここから小さなアップダウンが始まります。
少しだらだら上って走水。三浦半島の東側から富士山が見えるポイントなんですが、う~ん見えないかなぁ… とカメラを構えていると、少し手前で追い抜かしたMTB爺さんが、
「薄っすら富士山見えるねぇ、ほら、あそこ」
『ホントだ、見えますね。でも写真にはどうかなぁ…』(ダメですね)


浦賀港の深い入り江を走るといつも思い出すことがあります。10年くらい前に目撃した "逆回転クランク式動力システム" の主です。その人はミニベロにその動力システムを導入してレースに参戦して結果も出していました。理論的には逆回転の方が効率がいいとか…。今はブログが無くなってしまいましたが、その主と浦賀で出会ったんです。話しかけようとしたら目の前を曲がっていってしまいとても残念でした。リカンベントでも逆回転できるかな?

久里浜でおなじみとなった黒船食堂に入ります。まだお昼には少し早いですが、朝食を6時半に食べているので、お腹が空くんです。


今回もチャーハンで~す。ここでも「薄っぺらなスプーンくださーい」
お店の人って当たり前のようにレンゲで食べさせようとしますが、自分の家でもレンゲで食べているんですかね。どう考えてもレンゲは食べにくいと思うんですが。

調べてみたら写真のようなタイプのレンゲはラーメン用だそうです。深さがあって底が平になっています。中華料理ではこれとは別にチャーハン用のレンゲというのがあるそうです。もっと浅くて薄くつくられているそう。そしてチャーハンはお皿ではなく器によそうことでレンゲでも食べやすいとのこと。
どちらにしても僕は薄っぺらい金属のスプーンが好きです。口に入れた時に厚みのあるスプーンは嫌いなんです。家でも他の家族は木のスプーンを好みますが、僕だけは金属スプーン。


お腹が膨れて満足して再スタートします。すると体格のいいロード氏が抜かしていきました。初め満腹感から追走はしなかったんですが、徐々にペースを上げていきました。

視界が開けて海が広がったところで追走モードへ。身長180cmくらいのオールラウンダータイプ。こんがりとムラなく日焼けした脚は長く自転車に最適な身体です。でも抜かそうかどうしようか微妙な速度です。

ロード氏、追走する僕を鬱陶しく感じているのか、時折りこちらをチラ見します。抜かした人の宿命です。抜かす時は追走されることを覚悟して気合入れて走らなくっちゃね。それか、手で合図して道をゆずるか。
ミラーで車の間隔が空いていることを確認すると、背後から右へ移動してプレッシャーを掛けます。性悪 (^^;

しかしそんな追走モードも最後の坂に入るまでなんですけどね。
坂の手前で数人のロードをパスし上り開始。先行するロード氏は更に前にいたロードに追いついたところで脚を休めています。僕が右へ出て追い抜く大勢にはいると、チラ見して(ここで抜かれる訳にはいかん、と)ダッシュしていきました。
必死で追走したくてもこの坂の勾配ではダッシュできません。どんどん離されてしまいました。400m、7~8%くらいの短い坂なんですけどね。くそっ。

上り切った時には既にロード氏の姿は見えなくなっていました。それでも力を振り絞って追走します。
下って江奈湾のカーブの先に発見。ロード氏がまたチラ見して僕を確認しました。そこで脚に力を入れると、ぴくぴくっ。う、ふくらはぎが攣りそう。ここまでです。
40m先のロード氏にパフパフ~と合図し戦線離脱。風力発電方面へ向かう彼を横目に岩堂山方面へ右折し、力なく坂を上りました。


途中の自販機で水分補給し、ゆっくり岩堂山近くの八雲神社を目指します。


到着~。弱い南風に風車が回っていました。ここの眺めはいつ来ても癒されます。

神社へのスロープで横になり、久しぶりのお昼寝タイム。



30分ほどして脚もすっきりしたので後半へ。
新しいヘルメットを被ってきたことだし、ゴリラポッドにカメラをセットして自撮りしました。なんか、帽子みたいですね。小さい。


丸い後頭部がお気に入りです。

シートリクライニング45度くらいのリラックスポジション。これでもロードをあおれるんですからリカンベントは優秀です。早くケルビムできないかな~。

ブロロロロ~。いつものバスでしょうか。ここで休んでいる時は大抵同じような時間ですから。


南風なので追い風です。気持ちよく、と言いたいところですが車が多い。久しぶりの青空ですからね。
海を左に見ながらアップダウンを走り長者ヶ崎。波はそこそこあるんですが、サーファーはちらりほらり。
ハートフルバスストップは独り占め。


材木座海岸には寄りませんでした。この天気では人出が多いでしょうからね。静かな海辺は秋までお預けです。

木陰の涼し気な極楽寺坂を上り、


江ノ電に沿って海に出る手前、江ノ島が見えました。


藤沢の渋滞をすり抜けて境川CRへ入り、遊水池から和泉川に沿ったポタリングコースで帰りました。


コロナ禍に助けられたと言いましょうか、ここのテーマパーク構想も頓挫しています。


07:29 出発
10:19 走水
11:00 久里浜
12:16 岩堂山
15:15 七里ヶ浜
17:31 帰宅


まだ真夏の極暑ほどではありませんでしたが日中33度くらいまで上がったでしょうか、ヘルメットの暑さを心配しましたが問題ありませんでした。ハンチング帽よりは暑くないようでした。ヘルメットを脱いでも髪の毛がぺしゃんこに貼り付くこともありません。バンドが擦れて痛くなることもなし。使い心地良し。

日焼けはやっぱりでした。ちゃんと自宅で塗らないと効果が薄いですね。和泉川のぽたコースに入ったところで、ふとミラーを見たら顔が赤くなっていたので日焼け止めを塗り足しました。
帰宅すると顔は大丈夫でしたが、腕と脚がいつになく焼けてしまい、日焼けと塩分不足による疲労感がありました。翌日曜は仕事をしたんですが集中力欠如 (-.-)