幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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二つめの JuinTECH R1

最近リヤのディスクブレーキが不調になってきました。使い始めてからおよそ2年半です。

・ブレーキを掛けた後のピストンの戻りが悪い(ピストンリングの消耗?)
・ブレーキを掛けるとギュッて音がする(オイルの消耗?)
・引きしろが増えたような気がする(オイルの消耗?)

なので、代理店のDIA-COMPEへメンテに出せるか問い合わせ中です。
そして、不調なのを使うのも嫌なので同じ JuinTECH R1 を買いました。


使っているものが紫外線劣化で色が薄くなったのか、新しいのは色が濃いです。シルバーというよりガンメタです。


パッドを保持するボルトの留め方が変わりました。
今までは表からねじ込んでいましたが、


新しいものは裏からねじ込みます。

表からねじ込むには規格品の六角レンチは問題ありませんが、ビット式のレンチは使えません。自転車用の携行工具の類ではダメな場合が多いからでしょう。

もしDIA-COMPEでメンテナンスが出来なかったり、出来たとしても不調が改善しないとなると、寿命は2年半ということになります。あまにも短いですね。

こうした不調はネットを調べても見当たりませんでした。しかし、以前使っていた非油圧の TRP Spyre を売った相手の方が言っていたのを思い出しました。あるメーカーの製品はピストンリングまでスペアパーツがある、って。油圧ディスクブレーキの宿命なのでしょうか。


新しいのが届いた数日後、機械式の画期的なディスクブレーキの情報が入ってきました。

GROWTAC EQUAL ディスクブレーキ


コンセプト&データを読むと、なるほど、と思う記述が多いです。油圧ディスクブレーキを使っている人なら誰もが感じていることを、的確に研究して製品設計につなげていると感じました。しかも惜しみなくそれを公開しています。

これは使いたい! でもフラットマウントだけなので使えません。
もし、今後ポストマウントが出たら買いたいです。

フラットマウントというのはロードバイク用に開発された規格なんですが、リヤ用はクロモリフレームに付け難いんです。ステーの真上に位置するのでフレームチューブを貫通させるか、位置を逃がす為にフレームチューブを湾曲させるか、あるいは専用の一体型エンドを使うか、ということになります。

ケルビムでは一体型のエンドを採用していますが僕のリカンベントには難しいし形が好みではないので採用しませんでした。
細山製作所へオーダーしている息子用のフレームは、フレームチューブを湾曲させて対応します。

ポストマウントのを作って欲しいなぁ。

 

 

 ○●○●


追伸 2021/06/20

この記事を書いた後の夕方、DIA-COMPEよりメンテンナンスに関するメールの返信がありました。以前にも何かで問い合わせたことがあるんですが、レスポンスが素晴らしいです。およそ24時間で台湾の開発者へ打診して得た情報が詳細に書かれていました。
しかし、そこには一般的なユーザーメンテナンスと懸念事項で、僕にとっては殆どが実行済みのことでした。引き続き先方の対応待ちです。

そして土曜夜に使用中の不調なディスクブレーキを取り外し、新しいものと比べてみました。
まずはピストンロッドを手で押して戻り具合を確認しました。歴然です。不調な方はじわ~っとしか戻りません。新しい方はもちろんスコンっと戻ります。
次いでフレームに取り付けてワイヤーを張り、ブレーキレバーの引きしろを確認。不調な方はパッドがローターに当たってからも、レバーがじわ~っと引ける感触があります。新しい方はパッドがローターに当たった時に音がするんじゃないかと思うくらい、ぴたっとした感触でした。

翌日曜(本日)は仕事をしたいのでジテ通しました。新しいディスクブレーキは快適です。最初はこうだったんだなぁって、しみじみ思いました。
不調な方もメンテナンスしてもらって蘇るといいんですけどね。