幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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物を操る楽しさ

初めは出来なかったことでも訓練によって身体が順応して出来るようになります。その喜びは誰しも少なからず経験があると思います。幼少期ならボールを投げたり受け取ったりもそうですね。
息子に大山ゴマを教えた時の動画です。

youtu.be


少し成長すると遊び道具から乗り物へと変化していきます。ローラースケート、キックボード、自転車、オートバイ、車。社会人になると機械やパソコンとか。漫画やアニメの世界ではロボット。ガンダムなどは究極かもしれません。現代でロボットを操縦したいなら重機という選択がありますね。

web.motormagazine.co.jp


物や機械は人が操作する為に標準的なインターフェースが備わっています。まずはそれを覚えることになりますが、それを自分好みに改良していくという楽しみもあります。自転車の場合、マスプロメーカーの物を手に入れ、次いで性能が良いパーツに付け替えたり、新たなパーツを組み込んだり。

自転車の駆動系は現代に至っても殆ど変化はありませんが、操作系はハンドル形状やシフター等が日進月歩で進化しています。しかし、必ずしも最新がいいとは限りません。
電動のシフターや電波のシフターはこれまでのワイヤーに比べて自由度が増しましたが、1速ずつしか変速できません。その点では昔ながらのWレバーやグリップシフトが優れています。

車でもマニュアル(コラムシフト)は1速から5速へでも一気に変速できます(一旦ニュートラルを通りますが)。
素早く確実に変速してスピードを楽しむのも良いし、昔ながらの操作系を駆使して走るのも良し。操らなくても走れる物になったらつまらないです。


昨今では自動運転の開発が進んでいますが、自分で操作しない乗り物は公共交通機関と同じです。多くの人が車の免許をとろうと思う理由の一番は「自分の意思で運転したいから」でしょう。好きな所へ出かけたい。ワインディングロードを気持ちよく走りたい。ってね。
10年後はどうなっているでしょう。車やオートバイは規制によって操って楽しむ趣味の乗り物では無くなっているかもしれません。


定年を迎えて会社を引退した後、新たに習い事を始める人も多いようです。今まで自己流でやってきたことを改めてきちんと教わったり、まったくやったことがないことにチャレンジする人もいます。
自分に出来ないことをする人を見て「へ~、すごいなぁ」と言いますが、どんな人でも練習すれば出来るのです。全ての動物がその能力を持っています。ヤギは高くて危なっかしい所へ上って身体能力を高めます。サーカスのゾウだって練習して自転車に乗れるようになれます。クマでしたっけ。
人の場合は、加えて喜びを感じることが特徴だと思います。楽しさ、心地よさ、達成感、優越感。