幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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輪友と巡る道志山塊

東京や神奈川のサイクリストに馴染みのある道志川。これを遡ると山伏峠へと続きます。この道志川を境にして南を丹沢山塊、北が道志山塊になります。
道志川に沿って長い尾根が続き、この山塊の北側中腹に林道が伸びているのは多くのサイクリストが注目していたことと思います。そんな折り、ご近所ランドナー乗りの ぱぱろうサン のブログにコメントが書き込まれました。ようやくその林道が繋がり走ってきたとのこと。
ならば「行きましょう!」と、早速 ぱぱろうサン と走ることにしました。

©Google

ルート 146.8km △2,654m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


町田で6時に待ち合わせて町田街道をゆっくりペースで走ります。自走圏内で新しく走れる道は久しぶりなのでワクワク。獲得標高が高いので前半で力を温存します。空は予報の晴天に反してどんよりした曇りで心配です。

温存すると言いながら相模湖へ出ずにアップダウンが多い道を選ぶのはツーリストならでは。車が少ない道でお喋りを楽しみます。


健脚なぱぱろうサンは上りでは常に先行します。じわじわと一踏み毎に少しずつ離されます。今日は新緑にマッチした若草色のウェアです。


もとい、最近大好きになったという焼酎緑茶割りカラー (^^;


T字路を右折して、


唐辛子方面へ。ようやく期待した青空になりました。


写真を撮って、撮られて、進みます。


そして、いつもの奥牧野で小休止。
いつになくトレーニングなロードが頻繁に走り抜けて行きます。そう言えば城山付近の電光掲示板に5月28日にロードレースのため通行止めとありました(ここはコースにはなっていないようです)。


ここまでは大きなアップダウンでしたが、秋山川沿いに入ってからは細かいアップダウンで徐々に勾配を上げて行きます。
8割くらいの力加減で喋りつつ走っていると、バックミラーに映るロード氏。おお? オレンジ色のヘルメットは、もしや!

またまた 小山田太郎さん(Kさん)の登場です。

最初にお会いしてから一年も経たないのに4回の偶然。これは必然?
今回のように雛鶴峠へ向かう鼠坂でお会いしてご一緒。 次いで巌道峠へ向かう時に、城山付近で遭遇してご一緒。 三回目はポタリングで相模原を走って淵野辺の駅へ左折した交差点で遭遇(サイクル友 - Google マイマップ 更新しました)。

もちろん、今回も一緒に走ることになりました!


山田太郎さんもぱぱろうさんも僕よりも2ステージくらい健脚なので、上りでは置きざりです。出る幕無し。


雛鶴峠に着くとお喋りが弾んでいました。


そしてメインディッシュの林道へ。
入口に馬頭観音があります。雛鶴峠の古道とはだいぶ離れているので、もしかしたらこの先に集落があったのかもしれません。この先の尾根は雛鶴峠よりも高いですし、越えた先は雛鶴峠と同じです。


林道に入ってしばらくすると男女のロードが下ってきました。皆さん情報を得ているんですね。
湿度は低いですが気温が上がってきて日向は暑い。小山田太郎さんはヘルメットを脱いで上ります。


林道は初めに300mくらい標高を稼いで、しばらくアップダウン、最後に200mくらい上って1230mのピークになります。周囲に植林は無く眩しい新緑が広がっていました。期待していた南側の展望もバッチリ。


前半の上りを終えた所は大きな切通しになっていました。山沿いに道を作るよりも切り崩した方が早いんでしょうか。


しばらくは小刻みなアップダウンで等高線に沿って進みます。道は前半は良好でしたが、後半になるにつれて落石が目立つようになります。ぱぱろうサンのブログへ情報をよせた 通りがかりの物サン(何度かお会いしたことがあります)も、落石が多いと言っていました。


アップダウンが徐々に脚にきて疲れ、お喋りも弾みません。気が付くとなんだかフラフラしてきました。あ、補給不足だ。いつもより朝食べたのが早かったにも関わらず、時間は既に11時半です。二人はまだ余裕のようでしたが、最後の上り途中にあった水場近くで昼食にしました。


車が来ないことをいいことに傾斜した道に座って食べました。僕とぱぱろうサンはコンビニ調達。小山田太郎サンは前回同様の奥様お弁当♪ これが見るからに手が込んでるんです。季節柄ちゃんと梅干しが添えられていました。これも自家製だとか。

さて、お腹を満たして最後の上りに取り掛かりますが、落石の小石が多く前輪駆動リカンベントには酷な状態。しばらく押しとなりました。

急カーブで小石が無くなった辺り、舗装路が新しかったので、ここが最後に出来た所でしょう。

そんな落石に交じってぱぱろうサンが宝物を発見しました。


僕は既に家に二角ありますので、お二人に譲ろうと思ったんですが、特別興味が無いようでしたので僕がいただくことにしました。以前、安倍峠でゲットした時は、どうやって持ち帰ろうか悩んだ挙句にサドルバッグに細引きで括り付けましたが、今回はケースに入れるだけのポン付け♪


そしてようやくピークに到着しました。道志山塊の尾根を行く登山道が交差しています。「雰囲気いいですねー!」
法面をコンクリで固めなかった工事関係者に感謝です。


さぁ、下りです。気持ちよく行きたいところでしたが、こちらも落石が多く注意しながらとなりました。


急降下して林道は終了し県道を僅かに上って道坂峠。


実はこの先にも林道は続いています。道志山塊の主峰 御正体山1682m(丹沢山塊の主峰より高い)の中腹を進む道がGoogle衛星写真で確認できます。この林道は二十曲峠へ上る鹿留川へと続くものですが、開通しているという情報はまだありません。
今回は、余裕があったら捜索してみましょう、ということでしたが、お二人に聞くと「今回は止めておきましょう」というお返事でした。僕の体力の様子をみてくれたようです。

その代わり、次回は今回以上に準備して二十曲峠まで行きましょう、ということになりました。走行距離と獲得標高は如何ほどになるでしょうか。
未知の走行距離と獲得標高で体力もギリギリでしょうから、一人で余裕を見ながら挑戦した方がよさそうです。まずは林道が開通しているかどうかの確認ですね。


さて、上りで遅れて出番がありませんでしたが、下りは先行できます (^^;

でも、道坂峠はオートバイでコーナーを攻める若者が多いので要注意。本当に攻めている人達は、自転車がいると楽しめないのでちゃんと時間を空けてくれます。下っている最中に後ろから攻めて来ることはありませんでした。


道志みちに合流するとオートバイだらけです。次から次へと絶え間なくやってきます。この道のワインディングは楽しいですからね。僕も大好きです。
リカンベントだと風の抵抗が少ないこともあってペダルを漕がなくても二人と差が広がっていきます。ブレーキもディスクなのでコーナー直前で安全なスピードまで下げるのも容易。速く走ってはいますがコントロールしながら安全に下りました。

上り返しの水場で補給の後、青根で小休止。
自転車が三台並ぶといいものですね。シクロクロスリカンベントランドナー。ホイールは 700C、650B、650A。マッドガード無し、チンガード、フルガード。三車三様。


長い下りの道志みちを楽しんで、城山から相原までは小山田太郎さんが渋滞を避けて細道を先導してくれました。覚えられませ~ん (^^;

そして町田街道へ戻ってくるとスーパーカーに遭遇。
トヨタ2000GTです!


惚れ惚れする曲線美にしばし見とれてしまいました。


常盤で小山田太郎さんとお別れし、町田でぱぱろうサンとお別れし、今回の未体験ゾーンのツーリングは終了しました。ご一緒ありがとうございました。


05:05 出発
06:00 町田 朝食&待ち合わせ
08:44 奥牧野
09:57 雛鶴峠
10:59 林道前半の切通
13:08 林道ピーク
13:53 道坂峠
14:54 青根
17:59 帰宅