幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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子ノ権現-天目指峠

毎週末の日帰りサイクリングが長続きしている理由は幾つかありますが、一番はアプローチが嫌いではないということです。一日のメインの場所は走って楽しいに決まっていますが、そこへ至るアプローチが嫌いだったら、次第にサイクリングの回数が減っていくことでしょう。若い頃に趣味だったスキーやカヤックは、家を出てから現地に着くまでが面倒になってきて、結果今ではやっていません。

ロードバイクの流行でサイクリングする人が増えました。長らく自転車趣味をしている人の中には、直ぐに飽きていなくなるだろうという意見がありました。でも実際はいなくなっていませんね。
いつだったかシマノが目指していたことを思い出しました。人口がある一定量に達すると継続性が確保される、ということです。止める人と始める人のバランスがとれて無くならないんです。ロードバイク人口はその域に達したのでしょう。

ルート 139.2km △2,058m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。

今回のアプローチは凡そ40km。町田街道が半分、もう半分はR16です。これらの道はのんびり走るようなサイクリングには向きませんが、スピードを楽しむにはいいんです。「速く走って何が楽しいんだ」という意見は承知していますが、これもまたサイクリングです。スピードが楽しい人からすれば「快走の楽しさを知らないなんて…」と思うんです。時速30km超の世界は気持ちいです。ロードバイクは多くの人に自転車で快走する気持ちよさを提供したんだと思っています。

そんな快走を楽しんだらメインの農村サイクリングです。エッチな石碑は現状維持。ちゃんと目を掛けてくれる人がいるおかげです m(__)m 僕もクモの巣をはらい、落ち葉を避けてあげました。大事な部分は綺麗にしておかないとね。


日影林通りは実際には日向です。


小岩井へ抜けるピークへの上り途中、数年前から見かけるようになった山道に張り紙が下がっていました。曰く、地主に無断で設置された階段や道標等を撤去した、とのこと。そりゃ地主さんは怒るでしょう。

原市場小へ向かう入間川右岸の道が長らく工事中でしたが、ようやく開通し拡幅されて綺麗になっていました。

左岸へ移って木漏れ日そそぐダートを楽しみます。


そして毎度お世話になっている公衆トイレで小休止。お握りを一つ食べました。


倉掛峠の坂はえげつないです。じりじり前輪が路面を咬む音と感じながら上ります。
そして中藤川沿いに子ノ権現へ至る道へ入ります。


新緑もあっという間に濃い色になってしまいました。


僕のリカンベントは勾配12%くらいまでなら苦になりませんが、それ以上になるとちょっと厳しいです。子ノ権現の手前は20%超と言われています。どうせ押すことになるので気負いはありませんが、毎回近づくにつれて今日は上れるかも、と欲がでてきます。

沢を渡っていよいよ最後の上り。よく昼食を食べる民家前は通過します。コンロ無いので。少しでも勾配が緩まると超スローで脚を休めながら上ります。最後の民家の左カーブを過ぎると超急坂の始まりです。でもこの坂を目にすると、こりゃダメだ、となります。それでもグイグイと前傾姿勢になってくらいつきました。出力120%。ふん、ふん、ふん。力尽きて足を付きましたが、以前より2mくらい上がれました (^^;

一番キツイ最後の右カーブは押しです。そこをロードの人が余裕顔で「それで来たんですか、凄いですねー」と言って上って行きました。ちくしょ。


木陰の下りを楽しんで天目指峠へ上り返し。


こちらは勾配はそこそこなんですが、公衆トイレのコーナーの後は面白い道ではないので飽きてきます。

峠に着くと、山ガールに逆ナンされました。

「こんにちは~、どこから来たんですか?」
『え、えっと、横浜からです。』
「あ た し も 横 浜 ♪ 珍しい自転車ですね、何て言うんですか?」
『リ、リカンベントって言うんです。乗って見ますか?』


でも、興味があったのは僕では無かったようです。


こちらの山ガールはリカンベントには興味無し。


名栗を流していつもの橋で小休止。開運橋。


小沢峠を上っていると、じりじりとロードに追いつかれ、抜かされました。女子ロード。ロードと同じスピードで上れたらなぁ…

吹上峠手前のお地蔵さん達。

 


見ると怖い顔をして子供を足蹴にしています。どういう意味があるのでしょう。



旧道は車が制限されていますが、歩きの人は訪れるようで、これ以上に朽ちないで維持しています。


青梅坂を越えて青梅に出ると街に戻った感があります。時間に余裕があるので右岸へ渡って満地トンネルへ向かいました。最近は逆コースが多かったので、こちら側からは久しぶりです。


続いて草花通りへ入ります。


喉が渇いてきたので通り沿いにある商店でりんごジュースを飲みました。お握りも追加。郵便ポスト横の丸太ベンチに座って食べていると、お店の若いご主人が「飲み終わったらペットボトル捨てますので言ってください。」とのこと。コロナ禍でゴミ箱無くしているんでしょう。


1964年五輪坂も結構キツイです。後半に余裕のある時限定って感じ。


最後は創価大学避け峠。顔の回りにコバエが飛ぶ嫌な季節になりました。


ここまで緑が多い中の気持ちいいサイクリングが続きましたが、ここを下っても八王子なんですよね。鬱陶しい御殿峠が残ってます。でもこの日はゴールデンウィークの後ということもあって車が少ないので良かったです。
下って再び町田街道を快走モードで帰途につきました。

07:31 出発
12:24 子ノ権現
13:00 天目指峠
15:10 満地トンネル
17:46 帰宅