マンションの自宅にインターネット光回線を引こうと業者へ工事を依頼したんですが、うまく開通させることができませんでした。
光回線はマンションの各階まで引かれていて、工事はそこから電話線の配管の中へ通して部屋まで引くというものでした。業者は太いワイヤーを使って押し通す作戦でしたが、途中で引っかかって進めなくなり、断念。
「配管が途中で切れている可能性があります」とのこと。
「部屋の壁を伝う音は聞こえたので、壁に穴を開ければ開通できますよ」と言われましたが、壁に穴なんて開けたくありませんからね。
自分でトライ!
でも僕が出来るのは紐を通すだけです。業者はこれに伝わせて通すことくらい出来るはずです。
先ずは配管を確認します。電話線は壁からこんな感じで出てきています。
中を覗くと小指が入る程度の穴がありました。
押してダメなら引いてみな、ということで掃除機で紐を吸う作戦です。
ホームセンターでこんな物を買ってきました。
オレンジの管は、実際に内部の配管等で使われるものです。これを買った後にもっといいものを見つけました。それが右にある灯油ポンプと、ポリタンクノズルです。
隙間パテは配管とこれらの管の径の違いを隙間なく埋めるためです。
躊躇なく切断。100円なので (^^;
ポリタンクノズルの口とうまくフィットしたのでビニールテープで貼り付けます。
掃除機の口とポリタンクノズルの口、
奇跡的なフィット (@_@) でもテープはうまく貼れそうにありません。
くびれ部分を切除して、径を合わせるために切り込みを入れます。
ここもイイ感じのフィットになったのでビニールテープで貼りました。
配管紐吸出装置、完成。
動力源は dyson の掃除機です。試しにスイッチONにするとギュイーンと甲高い音を立てて強力に吸ってくれました。弱でいいでしょう。
配管紐吸出装置を壁の電話線配管へ繋ぎます。こちらの方が径が太いのと、既存の電話線を逃がすために凹ませます。
ここでも見事なフィット! 口がテーパになっているのでバッチリです。テープ無し、すきまパテも無くていいでしょう。
暗い配管の中を伝ってくれるのはこの紐です。廊下20m、部屋内10m といった感じでしょうか。
電話線の配管はエレベーター前の端子盤へ繋がっています。これは事前に工事した人が調べてくれました。廊下の向こう側にもあるんですが、我が家はこちらへ繋がっていました。念のため入口と出口で既存の電話線を引っ張って確認しました。
dysonの電源を入れて端子盤の口に手をあてると、空気が流れて吸い込んでいるのが分かります。直ぐに紐を入れると勢いよく配管の中へ吸い込まれていきました。
しかし、数メートルくらいすると止まってしまいました。何かにつっかえたか…
引っ張って少し戻し、ゆっくり少しずつ吸わせると再び吸われていきました。
がんばれー、dayson!
吸うこと数分、みごと家の中へ紐が通りました。やたー (^^)/
さぁ、ここからは業者のお仕事。早速電話して回線工事をお願いしました。
今度こそ頼みますよ、業者さん。
追記
後日回線工事が行われ、紐の先に光ケーブルを繋げて引っ張り、難なく開通しました。