会社のロゴマークはとても重要なものです。有名企業での取扱いは非常に神経質で、トレースが禁止されているのは当たり前で、データで支給されても拡大縮小は禁止されていることがあります。大きさによって微妙に変えていることがあるんです。また、ロゴマーク周囲の余白にも指定があったりします。
僕の場合、ロゴマークはフレームのオーダーをどこへお願いするか、一つの選択基準にもなっています。せっかくのオーダーフレームは気に入ったロゴマークであって欲しいですから。
そんなロゴマークに危機が迫っています。
リカンベントのフレームを発注している今野製作所の CHERUBIM ロゴが、最近新しいものに変わりつつあります。僕は旧来のロゴが好きなので、リカンベントもそれを希望しました。
ブログやInstagramでも旧来のロゴをよく見かけていましたので、心配していなかったんですが、まさか… いえ、かろうじて残っていました。ふー、良かった。
でも色は選べません、ゴールドのみでした。今後は新しいロゴのみになるそうです。
先行して長男のフレームを注文した細山製作所でも危機でした。大好きな QUARK ロゴも色を選べなくなっていたんです。でもこちらは欲しかった黄色がありました。
ロゴは形もさることながら色も重要です。ロゴの色が限定されてしまうと、フレームの色もそれに合わせないといけません。黄色のフレームに黄色のロゴというわけにはいきませんからね。
細山さんが言っていましたが、フレーム用の転写マークは注文すると値段が凄く高いそうです。数十万円とか。そちらの方面は詳しくないんですが、転写するタイプで塗装に耐えられるもの、という条件が難しいのでしょうか。レストアをしているお店ではどうしているんでしょう…
そんな訳で、オーダーフレーム業界はビルダーさんの高齢化に加えてロゴマークも危機的な状況であることが分かりました。オーダーを考えている人はお早目に!