幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ブレーキパッドのスプリングは要注意!

またディスクブレーキのトラブルです。これまで、パッドが減って効かなくなったり、新しいパッドに交換する時に入る隙間が無かったり(ワイヤーを緩めて解決)、鳴きに悩まされたりと、色々ありましたが今回は新たなものでした。

土曜のサイクリング後半にディスクブレーキの効きが悪いことに気が付きました。
停車してブレーキレバーを握り、タイヤを手で回すと、回ってしまうんです。

数日前にパッドの厚みがまだ残っていることは確認していたので、原因は何だろうと色んなことに思いを巡らせながら帰宅しました。ディスクブレーキのオイルがヘタってきたのか。漏れているのか。新しいのを買って、今使っているのをオイル交換してもらおうか… 等々。

ようく、よ~く観察すると、原因が分かりました。

写真の赤丸の部分です。これはパッドを広げるスプリングで、フリーの状態。


こちらはスプリングを押した状態。すなわちブレーキを掛けた状態。

赤丸中央のスプリングを橋渡ししている部分の幅が大問題でした。
パッドのつっかえ棒になってしまっているんです。ピストンでパッドをローターへ押しつけたくても、橋がつっかえて押せなくなっていたんです。

この橋の幅がもっと狭い場合は、パッドが減り続けるとスプリングの先がローターに接触するようになります。その時も効きは悪くなりますが、今回の効きの悪さほどではないでしょう。また、橋がアーチになっていればパッドを押す力が勝って効くはずです。

原因が分かれば対策できます。橋の幅を狭くすればいいんです。
パッドはスペアに交換しました。スプリングも同封されているので、対策を成す過程で壊しても大丈夫です。
ラジオペンチで掴むとあっけなく潰れてしまいました。橋崩壊。
二つ目は潰れないように間に六角レンチの細いやつを挟んで、ラジオペンチ。

成功です。左が対策したもの。スプリングの先の角度も調整して出来上がりです。

 

また一つ勉強になりました。
ディスクブレーキはパッドの減りも早く、一日の内でブレーキレバーの開きを調整することになります。前回交換してから4ヶ月しか経っていません。街中にたくさん走っているディスクブレーキの自転車は大丈夫なんだろうか、と思ってしまいます。