幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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戸川林道-旧善波峠

僕のリカンベントの前後重量配分は 4:3 だと思っていて、空気圧を4ber:3berにしていたんですが、改めて体重計に乗って見ると前輪50kg 後輪33kgで 4:2.65 でした。でもさすがに2.65berまで下げるのはどうかなぁと思い2.8berにしてみました。

当然ですが空気圧を下げると乗り心地がアップします。背中に受けていた振動がマイルドに。そして後ろブレーキでスリップが減っていいことづくめ。しばらくこれでいこうと思います。

日曜はどこへ行こうか思案し戸川林道と表丹沢林道にしようという結果になったんですが、これだけだと距離が短くて欲求不満になるのと、R246の善波峠は嫌なので秦野経由のルートにしました。

ルート 98.9km △1,545m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


年々、嫌な印象の道は避けるようになってきています。R246を厚木まで走るのもその一つ。最近は南林間をつっきって西へ向かう道を選んでいます。厚木までの時間は45分から1時間になりましたが、それでも居心地(走り心地)の良い方をとります。

その分体力を使わないので厚木以降はR246に乗って少し力を入れました。若干の追い風も手伝ってぐんぐんスピードを上げます。前方にロードバイク二人組を発見してロックオン。ほぼ車と同じスピードのまま追い抜きます。左手を上げると「はえ~」という声が聞こえてきました。一人悦に入ります。
信号待ちで後ろに来た時に「サスペンションついてる」なんて聞こえてきたので、『サスじゃなくシート角度を調整できるようになっているんです』と答えました。電動付き議論の次はサス付き議論も提供しているようです。

善波峠の手前で左折して鶴巻温泉方面へ。この道は途中まで何度か走ったことがありますが、秦野方面へは初めて。水無川の右岸を遡ります。


川沿いは緩い勾配で上っていきますが、この川幅としては急なようです。堰堤の嵐。
秦野盆地を縦断して外れまで。山が近くなると戸川公園の吊り橋が見えてきます。


橋のたもとを潜って戸川林道へ入っていきます。


ここはダートですが勾配が緩いのと砂利が浮いていないので、前輪駆動のリカンベントでもなんとかギリギリ上れます。でも路面に集中しないといけないので雰囲気を楽しむ余裕まではありません。


昔からあるシンボリックな案内板を過ぎると、


竜神の泉。


32Bで良しとしましたが、こういう林道を楽しむにはもっと太いタイヤが欲しくなります。でも、年に何度あるかどうか。


日影の中を走った後の日向は眩しいです。この日は季節外れの暖かさで、予報では20度まで上がるとのこと。既にウィンドブレーカーは脱いでいて、中間着のジッパーも大きく開けています。


お馴染みのリス看板。まだ真新しいものでした。


途中、MTBが一人下ってきましたが、路面に集中していたらしく素通り。その直ぐ後に、路肩にオートバイを留めてコーヒーを飲んでいるライダーがいたので、停まって少しお話ししました。ハイカーは少なく数人程度でした。

前回来た時はスリップを避けて押している所でQさんとお会いしましたが、今回はその当たりも滑らずに上れました。ただ、入口近くで一度押してしまいましたので次回は全乗車を目指します。

表丹沢林道の入口にはゲートがありましたが、失礼して抜けさせてもらいます。工事中とのことですが日曜なので休工でしょうからね。途中、ビーグル犬を連れた初老の方と出会い、ここでも少しお喋りしました。リカンベントは人の輪を広げる乗り物でもあります。

三ノ塔尾根と交わる牛首まで上りが続きます。牛首までは戸川から別ルートの道がありますが、かなり急なのでパスハンで上った時にはかなりキツかったです。以降は下りルート専用。

二ノ塔尾根までは緩い上りで、ここを過ぎると下り基調になり景色がいい所があるので昼食にしました。今回はセブンの「イワシのつみれ汁」にしてみましたが、これは大当たりでした。あっさり目の味がいいです。汁も多めなのでお握りを投入しても余裕あり。


1時間ほどまったりした後に再スタート。林道終点までは行かずに菩提峠を越えます。760.5mはヤビツ峠より0.5m低いですが激坂です。ひっそりしていると思いきやハイカーの車が満車でした。なので写真無し。

宮ケ瀬までは未だ開通していないので上り返してヤビツ峠。めずらしくサイクリストは少なかったです。売店のラックに2台だけ。峠の看板の後ろは何やら工事中だったので、ここからの写真にしました。


さて、楽しみな下りです。車やオートバイとのタイミングを見計らって。
峠には少なかったサイクリストが、わんさか上ってきました。速い人マイペースな人、ロード、MTB いろいろいます。

b. さんから蓑毛付近でウニモグを見たという情報をいただいたので、停まってキョロキョロしましたがこの日はありませんでした。残念。

R246までは下らず左折して名古木の集落内を行きます。これは しだれ桃でしょうか。この次期綺麗なピンク色ですよね。


こちらは河津桜でしょうか。


R246を小さなトンネルで抜けていくと農村の細道が続いています。
開けた畑の脇に自販機があったのでアイスティーを買って、朝コンビニで買っておいた甘いパンとともに休憩しました。


さて、今日は距離は短いですが要所要所で急な坂があります。この左へ進むと勢いをつけないと上れないような坂があるんです。この坂があるせいで、ここへ行こうかどうしようか考えるほど。


その急坂を上った後は停止して息を整えなければなりません。スマホで地図をチェックすると、そこから善波峠の旧道がありました。しばらく考えましたが急坂の山道を登る気分ではないので、とりあえず旧トンネルまで行きました。すると、トンネルの直ぐ上に峠らしい明るさが見えたので、なら行ってみようと。時間もあるし。

古道は簡易舗装で切り通しになった峠まで続いていました。最後は押し。


善波峠。矢倉沢往還の峠として多くの人が越えた道です。


残念なことに重機で尾根筋へ道が付けられています。その重機は写真右手奥にキャタピラが外れて放置。左の崖の上に何やら見えたので登ってみました。


御夜燈だそうです。

茶屋の主人が灯していたとのこと。それだけ多くの人が行きかったんですね。今では峠を歩いて超えるのは趣味のハイカーと僕のような自転車乗りだけになりました。

峠を越えて下る古道は無いようで、この先は尾根歩きの道になるようです。でも矢倉沢往還の道は下にあるんですが… なので引き返してトンネルを抜けました。


抜けるとラブホ街です。民家も何件かありますが、嫌でしょうね~ (^^;
スマホで地形図を確認しながら入口を見つけて下りました。


数百メートルくらいで分岐があり、僕が下ってきた道はダメよ、とのこと。私有地なのかもしれません。写真右が整備された道で、R246のトンネル近くへ続いています。


最初にある民家からは簡易舗装になりました。


と思いきや、土道もあり。


古道らしく石碑群あり。


石あり。


モノレールあり。


オリエンテーリングのボックスあり。


と、色んな人が楽しめる善波峠みちでした。


以前パスハンターで上った時はもっと草だらけだったんですが、整備されて道がよくなっていました。これならR246の代替として使えそうです。最後の民家まで行ってR246に出てもトンネルまでは僅かですしね。


07:26 出発
09:45 秦野
10:11 戸川
11:32 昼食場所
13:30 ヤビツ峠
14:27 善波峠
16:57 帰宅