幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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シフターの部品交換

先日は変速について書きましたが、その要となっているシフターが最近イマイチなんです。久しぶりに土日休みにしたので午前中にメンテナンスしました。

使っているのはグリップシフトタイプの シマノ レボシフト SL-8S30A。もう廃盤なのでリカンベントを作った時に海外のオークション(セカイモン)で新品を購入したものです。日本で買えば1,500円くらいなのに送料込みで6,000円くらいしました。それでもこのシフターがいいんです。一択です。


後継の製品(SL-8S31)はありますが、見ての通りグリップが長いんです。

シマノのサイトにある謳い文句は「従来より長いグリップで軽いシフト操作」。
長いことで軽くはなりません。長いことで使用条件が狭まります。製品開発としてはマイナスです。

冒頭の写真を見てください。ハンドルが湾曲した部分ぎりぎりの所にシフターがあります。ハンドルグリップの長さを確保した結果です。シフターのグリップが長いと、ハンドルグリップを短くしなければなりません。常にシフターのグリップを触っているのは気持ち悪いんです。



前置きが長くなってしまいまいたが、本来の4倍の高値で手に入れたこのシフターの調子が悪くなってきたんです。シフトダウン時の引っかかりが少なくなってしまいました。新品だとパチンパチンと煩い音を発していましたが、音が小さくなり感触もスルッという具合。

以前間違えて購入してしまった後継品が二つもありますので、分解して原因を探りました。以前にも分解したことはありますが、今回は全バラシ (^^)


最初の破損部品は小さなスプリング。これはグリップ回転の遊びを調整する役目をしています。実用上はそれほど重要な部品ではありません。それと、左にある板状のスプリングの切れ端が出てきました。


板状のスプリングはグリップが噛み合いを押す役目をしています。右が正常品。

円周上の三か所が膨らんでいて、ここで押しています。折れた方を見ると、この膨らんだ部分が削れて折れたようです。
押す力が無くなった為にシフトダウン時にスルッとなったということです。原因究明!

長いグリップ部(写真上段の三つ)を除いて新しい部品に交換しました。


取り付けてワイヤーを張って操作すると、パチンパチン煩いですが元の感触に戻りました。摺動部にもグリスが行き渡っているのでスムーズです♪
今回の全バラシで主要パーツが後継品と交換できることが分かったので、グリップのゴムがダメになるまでは安心して使い続けられます。