PCで仕事をしているのでマウスは機能的なものを選んでいます。仕事となると一つのソフトで完結することはなく、多岐に渡る操作が必要だからです。
ブラウザでインターネットを見るだけなら、クリックとホイールによるスクロールが出来るくらいで事足ります。しかし、エクセルだぁ、CADだぁ、Photoshopだぁ、なんだぁ、となるとボタンが豊富な方が仕事がてきぱき出来ますからね。手足の如く使うのではなく、手足以上に使うという感じです。あ、足による入力もそのうち導入するかも。
今まで4つも買い続けたマウスが再び不調になりました。
形が気に入っていたんですが、数分おきにBluetoothが切れてしまうんです。今までもこの症状になったことがあり、その都度Bluetooth周りの設定や電源管理の設定を変更して対応してきました。しかし12月のWindowsアップデートの影響で再び調子が悪くなってしまったんです。マウスが悪いのかWindowsアップデートが悪いのかは判断できませんが、以前もWindowsアップデートの後でしたし、ネット上でも同じような人が見受けられました。今回はどうしても直らないので買い替えることにしました。流石に同じマウスは手に入らないしBluetoothはこりごりです。
会社帰りにヨドバシカメラへ寄ってみました。ここは多くのマウスが並べてあり、手に取って掴み心地や各ボタンの感触を確かめられるんです。
僕がマウスに求める機能はこちら。
1.Bluetoothではない無線式
2.ホイールで横スクロール(チルト機能)ができること
3.戻る/進むボタンがあること
4.掴んだ時に親指が机面にくっつくこと(後述します)
ヨドバシのマウス群を見て感じたのは、ホイールの横スクロールができるものが極端に少なくなったことです。高機能マウスと呼ばれるもの以外で見つけるのは難しくなっていました。同様に戻る/進むボタンも。
それとマイクロソフト製品が少なくなっていたこと。店員に聞くと「別コーナーにまとめてあります」と言われて案内されましたが、以前に比べると凄く僅かになっていました。ホームページを覗きましたが、やはり少ない。あれだけマウスやキーボードをたくさんラインナップしていたのに。どうしてしまったんでしょう…
世の中の多くがスマートフォンを使うようになったので、こうしたデバイスへの投資を減らしたということなのでしょうか。
しかし、スマートフォンは広まったとはいえ、パソコンを使う仕事が全てスマートフォンやタブレットへ移行できるわけではありません。文字を入力するスピードはキーボードの方が速いし、画面の中の細かい部分を選ぶには指よりマウスです。指では1ドットをコントロールするのは困難ですからね。
結局、ヨドバシには僕が気に入るマウスはありませんでした。その後はネットで情報収集です。
興味が出てきたのはゲーム用の製品です。いわゆるゲーミングマウス。昔からあることは知っていましたが、僕はまったくゲームに興味がないので無視していました。しかし一般向けのマウスは僕が求める機能が無くなりつつあるので、改めて視野を広げました。
ゲーミングマウスの主流はケーブル式です。無線は切れたりレスポンスが悪いという評価のようです。ただ、最近では無線の製品も多くなってきていました。
しかし、ホイールの横スクロール機能がある製品が少ないです。その代わりボタンは多い。この辺りがゲームに特化しているということなんでしょうね。
ゲーミングマウスは高価です。それは高性能だからです。形のデザインや設計は入念に行われ、厳選された部品により性能を発揮させています。クリック感への拘りは各社とも一番気を遣っているようです。これを見てしまうと一般向けの殆どは廉価版という認識になりました。
ちなみにゲーム好きな長男が何を使っているか見に行くと、ちゃんとゲーム用のマウスとキーボードを使っていました (^^;
結局、気に入ったマウスはヨドバシにも無い、ゲーミングマウスにも無い、でも諦めることはできないので更にネットで調べて、ようやく購入に至ったのがこちら。
logicoolではなく logitech です。ロジテック。
logicoolはlogitechの日本法人。昔は日本でもlogitechでしたが、いつの頃だったかlogicoolに改名しました。商標登録の絡みでしょうか。
昔は僕もlogitechファンでした。いくつものマウス歴があります。それが疎遠というか絶交したのはlogitechのマウスホイールからクリクリ感が無くなってしまったからです。
何の抵抗もなく回るホイールでは、操作による結果を目視でしか判断できません。クリクリ感があるホイールなら、1クリでどれだけ反応するかを指先の感覚で分かりますからね。
logitechなので並行輸入品です。このM510には見覚えがあったので昔の在庫処分なのかと思いましたが、ホームページを見たら海外ではちゃんとラインナップされていました。日本のサイトにはありません。人気製品だから並行輸入しているのでしょう。
ネット上のレビューを見てちゃんとホイールにクリクリ感があることを確かめました。
パッケージは強固で周囲が圧着されています。このタイプは普通のハサミでは手が痛くなってしまうほどなんです。
でも裏返してみたら開けやすいようにツマミとミシン目がありました (^^)
あぎゃ。ミシン目があっても硬くて割れてしまいました。幸いツマミは左側にもあったので、今度は慎重にパチパチとミシン目に沿って開けました。
硬い殻を破って誕生しました。ようこそ! ちょっとシャイな感じです。
お尻はいいラインです。なでなで。
はじめまして! ぺこり。
ウエストのくびれも美しい (^^;
サイズ感はこんなです。
掌に密着する感じで落ち着きます。ほどよい丸みが何かに似てるような… (^^;
ゲーミングマウスを調べていて知ったんですが、マウスには主に3つの持ち方があって、ゲーマーは持ち方に合うマウスかどうかを買う前に調べていました。そんなことを読んでゲーマー「やるな」と感じた次第。
被せ持ち、掴み持ち、摘まみ持ち、の3つだそうです。
持ち方の呼び方を気にしたことがありませんが、僕の場合は 掴み持ち だと思います。
マウスの使い方を教えたことはありますか?
昔、初めてマウスを使う人が会社へ入った時、カーソルがふらふらして思うような場所へ移動することができませんでした。
その時に「マウスを掴む指を机にくっつけて」と一言。それまで手全体でマウスを動かしていたのが、指先で細かく調整できるようになって一件落着しました。
マウスはGUI(死語かな?)に貢献したアイテムですが、画面内の細かい部分へ移動させるのは案外難しいものです。例えば今こうして書いている文字を選択するのはどうですか? 文字が小さかったり英語の i だけだったりすると神経を使いますよね。マウス大雑把な動きは得意でも小さく細かく動かすのは神経を使います。
CADソフトを扱うことが多い仕事なので、細かく動かすことをストレスなく出来るマウスが必要なんです。マウスを掴む指を机にくっつけられるマウス。
その要件を満たせる形がこちら。
掴む両側が垂直ないしオーバーハングしていることです。
購入したM510は垂直でした。後ろの部分が台形状になっているので心配しましたが大丈夫でした。
このように親指と薬指と小指が机とくっついた状態で操作すると、1ドットを正確に動かせます。
さて、形は要求をバッチリ満たしていたので、後はソフトウェアによる各ボタンへの機能割り当てです。
各ボタンへアプリケーション毎に異なる機能を割り当てることで、非常に多くのことがマウスで出来るようになります。
Logicool Opsions
しかし、Logicool Opsions を一日使ってみて「おや?」と思う動作に気付きました。ウィンドウを移動した直後でホイール回転とホイールクリックに反応しないことがあるんです。
このマウスの前に使っていた X-Mouse Button Control というソフトに替えたところ症状がなくなりました。機能的にもこちらのソフトの方が多くの設定ができるので、こちらを使うことにしました。
X-Mouse Button Control
これらのソフトウェア(ドライバ)以上に機能を割り当てたい場合には、他のソフトを組み合わせます。
Logitech Options や X-Mouse Button Control では、拡張キー+ホイール回転 で機能割り当てが出来ませんでした。Shiftキー+ホイール回転などで機能を割り当てたいのです。ホイールの加速機能も欲しい。
これらの要求を満たしてくれるが「かざぐるマウス」です。
かつて生まれたばかりのマウスは画面上を動き回ってクリックするだけでしたが、ホイールによって劇的な変化が備わりました。Webブラウザや表計算ソフトでは画面のスクロールに使われ、CADソフトでは画面の拡大/縮小に使われています。
ここへ更にホールボタンや戻る/進むボタンが加わり、手元でより多くのことができるようになりました。尻尾も無くなりましたし、もうチューチューと鳴きそうだったマウスではありません。
スマートフォンをタッチしたりスワイプする指は進化したマウスに勝てるでしょうか。
指は自分のものですが画面の1ドットをコントロールすることはできません。スマホで文字のコピペは大の苦手ですからね。