幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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天目指峠-子ノ権現

最近はポタリングが続いているのでガッツリ走りたい気持ちが強まってきていました。土曜は一日中雨で日曜も危うい予報でしたが、起きると青空が覗き始めていました。よっしゃ。

ルート 142.2km △1,939m
クリックすると RWGPS Map Control を埋め込み表示します。


気持ちとは裏腹にポタが続いたので脚が重いです。若干の向かい風もあって時速30km維持がいつもよりキツイ町田街道でした。R16に入って御殿峠でも時速19kmまで落ちてがっかり。

やっぱり少し走りが足りないと正直に身体に現れます。サイクリングを楽しむには走り続けなければいけません。同年代の自転車友達も皆さん体力維持に努めています。平日に少しでも走っていたり、週末だけの人は最低でも2週に一度のペースで長く走っています。走れない場合でも何等かの運動で脚へ刺激を与えないといけませんね。

八王子インターの前の緩い下りコーナーを気持ちよく下っていくと、信号待ちのケンメリに追いつきました。懐かしいですね。小学生の頃にプラモデルを作った覚えがあります。スカイラインの特徴とも言える、リヤサイドの流れるラインに沿って凹んだフェンダー、そこへすれすれに潜り込むタイヤ。ホイール外せるのかな? と心配になるくらいすれすれでした。


寒くなるととたんに少なくなるサイクリスト。八王子まで皆無でしたが、新奥多摩街道へ入るとちらほら現れました。追い越すには厳しいペースの一人について走ります。その更に前の人は信号ダッシュが凄くその度に離されますが、ここは信号が多いのでしばらくは離れたり追いついたりの繰り返し。ちょっとオーバーペースになってきて太腿に負担を感じてきた頃にいつものコンビニにIN。

青梅の街は昭和の雰囲気でイメージを統一しています。信号左手の看板が新しくなっていました。ここは商店街の入口なので一番目にとまる看板ですしね。
手前には「自転車も信号に従いましょう」とありますが、そんなに低姿勢にならなくていいと思うんですけどね。法律なんですから。


青梅坂をローで上ってトンネルをくぐると別世界のように里山風景が広がります。青空も広がって気持ちよかったので停車して写真を撮りました。


三つある吹上トンネルは車が通れない二番目を選択。いつものことですが。以前一番古いトンネルの前まで行きましたが封鎖されていました。


昔はここをたくさんの車が連なって走っていたんですよね。今の新しいトンネルよりも当時は交通量がありました。峠道だから詰まっていたのかもしれませんが。


一直線坂を上って小沢峠。こちらは高校生の時から変わっていません。


豪快な下りを楽しんで名栗へ入ります。このくらいから青空が少なくなってしまいました。


橋の手前を川沿いに少し進むと公衆トイレがあります。いつも綺麗に保たれていて頭が下がります。


交通量のある右岸を避けて左岸の旧道をのんびりと。


途中から旧道は右岸へ移るので、それに従って進みます。再び左岸へ移ったところで右折して天目指峠へ。
昔、右手の沢で鉄砲水があり数名が亡くなったそうです。右にあるのはその慰霊碑。そんなお話しをしてくれた一番奥の家主も、もうここを離れてしまったようでした。


途中、子ノ権現へ向かう古道があります。以前、目印の石碑は倒れていたんですが、先ほどの家主が元通りにしてくれました。一度は上り二度目は下りましたが、上部は踏み跡がありませんのでルートファインディングが必要です。今日は行きません。


天目指峠はきちんとした看板ができました。味気ないですが無いよりはいいですよね。


峠で休憩しているとトレランが数名上ってきました。聞くと今日は30kmくらい走るそうです。
何の気なしに聞いてしまいますが、これって僕らが出会う人達に「どこから来たの? 何キロ走るの?」と聞かれるのと同じことですね。
今度からはもっと気が利いたお話しをしないと (^^;


下った所に公衆トイレがありますのでオシッコ休憩。


天目指峠は結構オートバイが走ります。最近は大排気量を多く谷底からドコドコドコと響いて聞こえてきます。


道端にホオヅキが色づいていました。


ホオヅキって確か食べれるんですよね。母が食べた後の皮を口に含んでブィブィって鳴らしていたのを思い出します。


柿も次第に色づき始めました。


さて、子ノ権現へ上り返しです。天目指峠よりもこちらの方が知名度が高いですが、交通量は意外と少ないです。超えた先の激坂を皆さん知っているのでしょうね。大型のオートバイでは怖いくらいの激坂コーナーがありますから。車でも走りたくないくらいです。


途中、60過ぎくらいのご夫婦が立ち止まって地図を見ていました。僕がリカンベントで近づくとビックリしていましたが、直ぐに直面している行く先の話しに変わりました。
「浅見茶屋へ下りたいんですけど」と言って見せてくれた地図には、車道と登山道の区別がありませんでした。酷い地図だこと。
でも僕がスマホで見た地形図やYahoo地図には浅見茶屋は記載がありませんでした。茶屋があることは僕も知ってはいましたが、歩いたことは無いので、スマホの地図とイラスト地図を見比べながらあーだこーだ。最終的には分かったので良かったですが。

頂上直下のキツイ坂を上っていると今度は初老ハイカーの集団です。大勢の相手はしたくないので「こんにちは~」とだけ挨拶してすれ違いましたが、後方では僕のリカンベントが電動か自力かの論争になっていました。以前は笑いを提供することが多かったですが、最近は電動論争です。


激坂を下って開けた所にある家は、昔は道沿いで参拝者の宿をしていたそうですが、もちろん今は歩きで来て泊まる人はいません。古くなった宿は数年前に崩れてしまったので新しい家を建てたそうです。週末だけ過ごす場所として。


近くには豆口峠という小粒なパスハンにちょうどいい峠がありますが、車道からの入口が分かり難かった覚えがあります。この分岐にも道標が立つようになったんですが、次第に大きくなってきてこのサイズになりました。でもマジックで書いただけのようで既に見えなくなっていました。


お、感じのいいダートが出現しました。この道の具合なら気持ちよく下れるんですが、ほんの数十メートルでお終いでした。


集落が点在する長く緩い下りを楽しみ、原市場の公衆トイレで小休止。なんか、最近は公衆トイレ休憩が多いです (^^;


原市場のお気に入りダートをデジカメ動画で撮ってみました。


もう一つ撮ってみました。


お馴染みのおさすり様も撮ってみました。


動画で遊んだ後は厚沢通り。奥の方はいつも水で濡れているんですが、土曜の雨で一層びたびたでした。


青梅へ戻ってきてコンビニで少し腹ごなししてから帰りの快走です。
新奥多摩街道をぐんぐん漕ぎます。「自転車専用」レーンが少し広がり今まで以上に走り易くなりました。往路の不調感もなくなり後半のヘタレ感もなく、やっぱりリカンベント最高! と感じながら帰途につきました。


07:25 出発
10:28 吹上峠
10:58 小沢峠
11:56 天目指峠
13:05 子ノ権現
18:07 帰宅