幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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雛鶴峠-二十曲峠

4連休の最終日、車載で秩父方面へ行こうと思い地図もプリントして準備していたんですが、前日の夕方のラジオで関越自動車道が「本庄児玉ICを先頭に31km」。これを聞いたらモチベーションが下がりました。車載日帰りならいつでも行けるし。
ということで急遽行き先を変更して二十曲峠へ行くことにしました。


ルート 180.4km △2,774m
クリックすると RWGPS Map Control を埋め込み表示します。


二十曲峠へは雛鶴峠を越えて向かいます。このコースは距離と獲得標高を考えるとカテゴリー超級(自分比)。いつも二十曲峠の中盤にある1kmの激坂区間で苦戦しますので、今回はここを余裕をもって上ることを目標にしました。

連休に入る前の天気予報では全て雨マークでしたが、結局雨らしい雨は降りませんでした。火曜は朝から気持ちのいい青空になっていました。
距離を考慮していつもより1時間早めに家を出発。郊外の快走区間も8割くらいの出力で押さえて走ります。

前回はここ鼠坂でKさんと出会って、その後一日一緒に走ったんでした。今日は何処を走っているのかな?


雛鶴峠みちへ出るまでにも急なアップダウンがありますが、こうした雰囲気の良い集落が多いので苦になりません。


奥牧野のいつもの商店で小休止。今日はオレンジジュース、50円!


見通しのよい下りで左手にキャンプ場が見えました。なんか凄く気持ちよさそう。
次回の幼馴染みキャンプの候補地にします。距離的にもいいですし。


雛鶴峠の後半はいつもだとじわじわ脚に疲労を感じますが、今日は8割出力で余裕のよっちゃん
稲が刈られて干してある絵は、日本の農村の風景ですよね~(日本だけじゃないか)。


雛鶴峠に到着。今日はヤギさんが定位置で朝ご飯中でした。でも「メェェェェ~」と呼び掛けてみましたが、まったく興味を示さず。ちょっとがっかり。


豪快な下りはリカンベントのお楽しみの最たるものです。魔法の絨毯ならぬ、魔法の椅子に座って飛ぶ感覚。


小粒ながらも結構な急坂を一つ越えて都留へでました。前回も入った中華料理屋へ。
赤い彗星ではなく「中華料理の彗星」。


確か前回は炒飯と餃子を食べて満腹になってしまったので、今回は炒飯だけにしました。ねっちり感が好みです。


二つ並んだトンネルはもちろん旧道の方を選びます。歩行者と自転車のみ。


都留のメインストリートを流し、R139へ入ります。しばらくは交通量の多い中を我慢走行です。
すると前方からツーリストらしきサイクリストが下ってきました。フロントバッグとサドルバックのミニベロです。ミニベロランドナーとも言うべきでしょうか。頭にはツバのある帽子。いいなぁ (^^)
視線を送ると元気よく右手を上げて挨拶してきました。僕も応じます!

左折していよいよ二十曲峠へ向かいます。序盤のほぼ平地なところは好きな道です。
子供の頃から好きな道というのがあって、道の具合だったり、カーブの加減だったり、周囲の雰囲気だったり、色々です。普段の日帰りサイクリングでは、そんな道の繰り返しなので飽きないんです。

この神社の石垣は元は綺麗に整列していたんですが、東日本大震災以降に来てからはこのようにガタガタになってしまいました。綺麗に石切りしてあるんですけどね。


水が綺麗な渓流釣り場を過ぎると山道へ突入です。でも勾配はまだゆるゆる。


ダート区間は健在。短いですけどね。


ここの祠も以前は赤い屋根付きでしたが、傾いていたものが耐え切れずに崩れてしまいました。以降は屋根なし。


祝日とはいえ火曜なので工事を懸念しましたが、一か所で伐採作業があり、そこも車だけでした。昼時なので下界へ昼食に出かけていたのかもしれません。

ひっそりした道を進んでいるとハイカーが下ってきました。きっと「こんな山中で物好きだなぁ、しかも変な自転車で」と思ったことでしょうね。
立派な木造アーチ橋がある分岐です。登山道はここを左前方へ御正体山へ上れるようです。僕は橋を渡って進みます。まだ半分ちょい手前くらいの地点です。


橋を過ぎてから次第に勾配を強めていきますが、まだ脚はぴんぴん。序盤の8割出力が効いています。

山深いので周囲に気を配ります。クマには遭いたくないですが、遭ってみたい気持ちも半分あります。新鮮な糞は見たことがありますが、実際の個体はまだです。
以前はもっと近場の林道でも怖かったんですが、今は遭わないことに慣れてしまったので怖さはありません。でも一応カーブミラーは気にしていますけど。

前方の木の間に人工的な色が見え、近づくとそれはサイクリストでした!
愛車のMTBの横に腰かけてコンロで昼食中。見た所、僕の一回りくらい高齢の方でした。「色んな自転車がありますね~」とか、たわいのないお話し。
先ほどのハイカーもそうですが、山中で人に会うとホッとしますね。

進むにつれて膝周りに疲労を感じてきました。リカンベントの重さとギヤ比と筋力から膝の負担が大きくなってくるんです。そして、いよいよ勾配がきつくなり、1km区間が始まりました。所々15%くらいあります。
幸い路面状況は比較的良く、小石や小枝でスリップすることはありませんし、カーブも無いし。
うー、とか、くそっ、とか言いながら、前方に水場が見えてきて急坂区間は終了しました。


脚の状態は以前ほどの疲労ではなく、目的達成! やっぱりペース配分って大切なんだなぁって思いました。

雑木林が多い林道ですが、この季節なのに冬のような落ち葉。夏場に葉を落とす木もあるのでしょうね。


急坂区間からはアップダウンを繰り返して二十曲峠に到着。
富士山の絶景ポイントとして有名ですが、ここへ来るのはいつも午後なので見えることは稀です。


横に水神様があって以前は水がちょろちょろ出ていましたが、ここ数年は枯れています。


買っておいた菓子パンを食べて10分くらいで下りました。寒いのでレインウェア着用。


山中湖畔に出ると一転して観光地になるので快走するのみ。後方からロードのチームが迫っていましたが、近づくことなく消えてしまいました。合宿で周回でもしていたのかな?


道志みちの入口。いつもなら休憩するコンビニも素通り。疲れていない証拠です (^^)
山伏峠までの上りは直線的で飽きますね。上りらしくなると直ぐにトンネル。

道志みちは下るべき道。一度だけ上ったことはありますが、マイカーやオートバイが多くて辟易しますからね。なが~い下りを楽しむのがいいです。途中上り返しが幾つかありますが、下り基調が35kmも続きますからね。前回につづきドーパミン出まくり~。

その途中の上り返しにある青根で小休止しました。夏の暑さが過ぎたとはいえ、常に汗をかいていますから水分補給しないといけません。


青根からも少し上ります。道志みち本線よりも、道志ダム方面へ少し下る道(以前本線が崩壊した時の迂回路)の方が上り標高が少なくてすみます。交通量が少ないので最近ではもっぱらこちらを選んでいます。

道志みちで帰ってくると終盤に上りがなくって凄く楽でいいです。城山で少し上れば後は町田街道でまっ平ですからね。
その後も脚の疲労感は少なく、この距離と獲得標高にしては今までにない省エネサイクリングとなりました。

リカンベントの総括として走った前回と比べてトータルで1時間半の時短。そして余裕の帰宅。リカンベント用の身体になったということでしょう (^^;
それでもパスハンターで走っていた頃と比べると遅いんですけどね。


06:16 出発
09:40 奥牧野
10:47 雛鶴峠
12:20 今宮神社
14:13 二十曲峠
16:05 山中湖道志入口
18:46 帰宅