幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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アンクリング

サイクリストなら大抵の人は「アンクリング」を知っていると思います。足首を柔軟に使いながらペダルを回す走法です。

古い自転車の教本では「サイクリングでは積極的に使いましょう」という感じで書いてありました。しかし最近は競技志向の本が多いので「アンクリングは止めましょう」というのを良く見かけます。


趣味のサイクリングでは一日中走ることが多いですが、レースはこれよりも短いです。一様に考えることはナンセンスでしょう。

最近走っていて思うのは、色んな筋肉を使う方が疲れないということです。それと適材適所。シチュエーションによってペダリングも変わります。

高回転の時にアンクリングをする必要はありませんし出来ません。僕は緩い上り坂の時にアンクリングすることが多いです。

JIJI.COM より


アンクリングは足首を曲げて踵を落とし気味にしてペダルを踏みます。下死点に近い部分では膝が伸びます。上死点では膝の角度に余裕が生まれて、踏める時間が長くなります。
そして足首関節で力が逃げるので、即ち急激な力が筋肉に加わらないので、疲労が溜まりません。

筋肉は急激な力が加わると破壊された後に再生さて太くなります。自転車のスプリント選手や、ストップ&ゴーが多いサッカーやバスケットの選手は太腿が発達していますよね。
力が逃げないペダリングや、力が逃げない硬いソールのシューズ、力が逃げない硬いフレーム等、短時間では効率はいいですが、丸一日のサイクリングには向かないと思います。

nikkei.com より


通勤時の駅の階段で試してみましょう。足首を曲げて踵を落として上ったり、踵を上げて上ったり、踵をべったりつけて上ったり。そしてこれらを交互に行ったり。都心の地下鉄にある地上まで長~い階段は最適です。

目下の課題は、厳しい峠道で膝周りが疲労してくることです。パスハンターでは起こりませんでしたがリカンベントで起こります。これはリカンベントが4kg重いのにギヤ比が同じだからだと思っています。ペダリングで解決できるといいのですが。