幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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大ダワ

ようやく明けた梅雨。一発目は鋸山林道の大ダワへ行ってきました。


ルート 135km △2,205m
クリックすると RWGPS Map Control を埋め込み表示します。


最近眠りが浅くて朝起きるのがつらいですが、出かけてしまえば気持ちがいいのが分かっているので、気合を入れて起き上がります。

夏の間は日焼け止めを塗る一手間があるのが面倒ですね。さて出発、と思いきや前輪がゆるゆる。スローパンクです。
前回も確か前輪でした。ぶとぼそ氏とポタリングに出かけた時なので、まだ2ヶ月しか経っていません。ムム~。

20分でちゃちゃっとチューブ交換して、気を取り直して出発。
やっぱり青空はいいですね~。気温もさほど高くなく快適♪

三度音沙汰が無くなっているC社前を通過し、小山付近からサイクリスト(ほぼロードだけですが)がちらほら出てきます。

前方のソロサイクリストに追いついたところで、尾根幹から集団ロードがぞろぞろとこちらの町田街道流入。本気な練習集団でないかぎりはペースは遅いものなので、ゴボウ抜きです。
続いて相原三叉路手前でも集団ロード。ばらけて千切れ気味なので、これもゴボウ抜き。
高回転で脚を回しているロードを、のんびり回転のリカンベントで抜かすのは気持ちいい。しかもTTバイクも交じってるし (^^;
だからなんのよ、と言うものですが、気持ちいいものは気持ちいい!

幸いにもアップダウンが多い美山通りへは追ってこなかったので、よかったです。
戸沢峠を下って一息つきます。


気合を入れた走りはここで終了して、ここからは農村サイクリングを楽しみます。


旧小峰峠への道へ入り左へ大きくカーブすると、下から家族連れMTBがやってきました。「あんなところにリカンベントが走ってる!」と子供の声。
子供なのにちゃんとリカンベントを知っているようです。しかも正しい発音。抑揚が無い若者言葉じゃない。よきよき。


下りは草が左右からせまっています。これでもセンターラインがある道なんですよ。


例年とは比べるべくもありませんが、それでも秋川には人が涼を求めて出てきていました。釣り師もちらほら。


五日市のコンビニで休憩してからは何時もの左岸へ。


手作り感のあるお地蔵さん。このくらいなら素人にも掘れそうです。


何か視線を感じると思ったら赤とんぼがとまっていました。
でも様子がおかしい。走り出そうとして手を近づけても逃げていきません。調子が悪いようで飛べませんでした。とすると、どうやってここへとまったんでしょう。


左岸の道の最後は苔むした小道を押して檜原街道へ出ます。


役場のT字路を右折して、さらに神戸方面へ右折。神戸の釣場付近のざわざわを素早く通り過ぎます。

今年の長かった梅雨のせいかどこもかしこも苔だらけ。

写真にも写っていますが、ケムシが数匹うろうろしていました。これが実は僕自身にもついてしまい、帰途につくころには背中が痒くなってしまいました。
走行中に二匹、停車したらシートのアミアミで潰れていたのが一匹。


神戸岩には観光客がちらほら。コロナ禍が再び右肩上がりですが、こんなところまで客足は戻ってきています。


本格的な上りになると、意表をついてダートが現れました。
オール舗装のはずでしたが、去年の台風の影響で剥がれてしまったのでしょうか。100mほど押して歩きました。
その後も湿った急坂で前輪が滑ってしまうので、押したり乗ったり。

赤井沢神社の狛犬達にご挨拶。


コケがぁ。


飴玉はちゃんとありました。


もちろん、取り出せません。


重い車体を膝に負荷を与えながらあえぎます。奥多摩側も厳しい坂ですが、こちら側も厳しいです。
ようやく伐採地の下へきました。上にあるガードレールが最後のカーブ。そこから峠はわずかなはず。


伐採地の上に到着。一休みしました。峠(大ダワ)は展望がありませんから。
そらは雲が多くなってしまいましたが、暑さからは解放されましたのでヨシ。


大ダワに到着。
二人のオートバイライダーの会話が途切れず、ちょっと嫌気がさしてきたころ下って行ってくれました。
お尻に敷きものをして法面にもたれて昼食にしました。お握り二つ。

林道には思ったより人が入っていました。ライダー数名。サイクリスト数名。それと軽ワンボが中腹まで散策に降りてきていました。尾根上はハイカーが数名。

座っていると神戸側から僅かに流れる風がヒンヤリして気持ちいい。ぼんやりと行きかう人達を眺めて小一時間休みました。

下りだして直ぐ、先に下って行ったロード二人のうちの一人がパンク修理(チューブ交換)していました。上りの路面も酷かったですが、下りも上部は小石が散乱していましたので、細いタイヤには厳しいでしょうからね。
少しお話しして下りました。


下界はやっぱり暑いです。気温がだいぶ違いますね。
古里のコンビニは広くなって更に多くの人の休憩ポイントになりました。アイスをいただきます。
そこからは右岸の吉野街道へ。車が少ないのと木陰が多いのと、沢の天然の冷気が気持ちいいですから。

梅ノ木峠の入口からロード二人が出てきました。通れるようですね。
いいペースなのでそのまま後ろにつかせてもらいましたが、二人はコンビニ休憩で止まったので左手で挨拶しました。ちゃんと後ろの僕にも手で合図をくれていましたから。

さて、今日の帰途は奥多摩街道は避けることにしていました。
さらに途中で思いたって、以前ポタリングした山野辺の道へ入ります。時間にも脚にも余裕があったのと、なにより緑が多いだけで涼しいんです。


調布東通り というそうです。


お、諏訪の御柱祭りのような崖がありました。上に本殿があるということでしょうか。


涼しげな所に自販機があったのでアイスティーを飲んでいると散歩のオジサンが話しかけてきました。「珍しい自転車ですね~」リカ講義と世間話しと。


再び吉野街道へ出て満地トンネル。もともと旧トンネルへ行くつもりだったのでいいんですが、新トンネルは歩行者・自転車通行止めだそうです。知りませんでした。


言葉の標識もいいんですが、本来の標識が隠れてしまっています。


こちらが旧満地トンネル。レンガ張りの大きなトンネルですが、車が行きかうには狭いですね。人も自転車もという訳にはいかないでしょうから、新しいトンネルと別けてくれたのは助かります。


その後も細い道を選んでポタリングして行きます。そういえばこの道(逆コース)は長男と一緒に走ったんだったなぁ。新しい自転車になって嬉しそうだったなぁ。一緒に走ってくれた一年はいい思い出です。

最後は1964東京オリンピックの山場を越えて行きます。かなりの激坂です。

頂上手前で前方から男性女性の集団が下ってきて(向こうの小学校の先生達かな?)「おー、リカンベントだ! あの坂を上ってきたんだ~」ここでも正しい発音。
女性からは「シャツもオシャレ~」と手を振ってくれました。もちろん僕も手を振り替えしました (^^; 気分がいい時はパフパフ~♪
今日はリカンベント人気な日でした。少しずつ啓蒙の効果が出てきたか。そんなわけないか。


07:20 出発
10:05 五日市
11:38 神戸岩
12:55 大ダワ
16:02 満地トンネル
18:39 帰宅