幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ディスクブレーキで問題発生→修復

JuinTECH R1 というディスクブレーキを使っています。
パッドが減ったので交換しようと新しいパッドを入れましたが入りません。

写真はホイールを外して(ディスクローター無し)パッドを外した状態です。

ピストンが飛び出ています。
ネットで調べるとパッドを交換する時には、このように飛び出たピストンをヘラ等で押し込んで隙間を広げるようですが、それが出来ないのです。

こちらは片側だけ押し込んだ状態です。片側を押すと、もう片方が出てきます。内部でシリンダーオイルが繋がっているので当然ですが。

初期状態(購入した時の状態)では両方ともこのくらい押し込まれていました。
そのくらいの隙間がないと新しいパッド(減ったものより厚い)は入りません。

対処のしようがないので輸入元のDIA-COMPEへメールで問い合わせ中です。
吉貝さんがメール対応してくれています。

気に入っている製品なのでなんとか直したいです。

追伸です。


今朝、早めに目覚めて布団の中でまどろんでいる時に、ふと気が付きました。
アーム部分にあるネジを調整することでシリンダー内の容量が変化するのでは?
今までこのネジはワイヤーの引きしろを調整するのに使っていましたが、構造を考えるとシリンダーのピストンロッドの役割りをしています。


目覚ましが鳴って布団から起き上がって、添い寝しているリカちゃんを確認すると、そのアーム部にあるネジはかなり緩めてありました。う~ん。

仕事から帰った夜、DIA-COMPEの吉貝さんから再度メールが届きました。
要約すると、
パッドが摩耗した分だけピストンが飛び出している。
これを直す特別な工具は無い。
ピストンに何かを挟んでブレーキレバーを強く握れば若干引っ込む。
とのこと。

抜本的な対策ではなさそうです。

アーム部のネジを含め、改めて調整に挑みました。

ワイヤーを留めているボルトを緩め、アーム部のネジを緩めます。アームがカタカタになるまで緩めました。
ホイールを外し、ブレーキパッドを外し、パッドを押しているピストンを見ると、先日よりは少し引っ込んでいます。

モンキーの柄が丁度いい太さだったので、これをピストンの隙間に挟んで、ワイヤーを固定してからブレーキレバーを何度か握ってみました。
少し引っ込んだような…

新品のブレーキパッドを入れてみますが、やっぱりディスクローターは入りません。
それと、アームを最大限まで緩めるとパッドの戻る力が弱くなり、ブレーキレバーがカタカタです。

次いで、ピストンの片側を押して引っ込めたり、ブレーキレバーを握って出したり、これを何度も繰り返すことで、アーム部の戻り具合が復活してきました。ピストンもかなり初期状態に近く引っ込みました。


前ブレーキに付けていたパッドは少し減っているので、これを後ろへ入れてみると、無事にローターも入りました。ワイヤーの調整しろもあり。
めでたくパッドの交換が完了! ふーっ (+_+)

今回の問題がこのブレーキ特有のことなのか、個体差だったのか、またローターの厚さやパッドの厚さの相性があるのか、等々、分からないことだらけです。でも、少し減ったパッドなら使えることが分かりました。
今後も使い続けられそうでよかったです。