幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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C社打合せ & 六叉路ポタ

先週C社へ提出した図面を元に土曜に打合せしてきました。
開口一番、メインチューブを曲げられない、とのこと。ガーン。いきなりノックアウトされた気持ちになりました。なんだよ~、このチューブはC社が選定したものだし、曲げ(R250)はC社案より緩くしてあるのに…


曲げは業者へ出すことになっているんですが、その業者が、この径とチューブの厚さ(φ38.1mm T1.0mm)だとシワがよってしまい金型に傷がついてしまうんだそうです。
で、厚さ1.6mmなら曲げられるとのこと。重さ1.6倍じゃん。ガチガチに硬くなるんじゃない?

ショックを引きずりながらも、他の部位の打合せに進みました。図面については特に問題はないそうで、要は原寸でプリントしたものに現物を合わせていくので、全てに寸法が入っていればその時の参考になるようです。
C社ではここ数年NAHBS用に奇抜なフレームを作っていますから、その点で慣れているのでしょう。
既知のフレームでない場合は治具もありませんから誤差は大きくなるでしょうね。僕も過度の精度は求めませんのでその点は問題にしていません。

結局、厚さ1.6mmで作った時に全体でどれくらいの重さになるのか、改めて試算してもらうことにしました。結果次第では径を細くするか、曲げずに接合するか、という選択を強いられます。


 ○●〇●


翌日曜は朝から雨ザーザーでしたが、午後になって止んだので道が乾き始めてからポタリングに出かけました。

リカンベントに乗るようになってからは少し時間が空くとポタリングしています。なのでポタコースもマンネリになりつつあります。
新たな道を求めて地図を見ていると、瀬谷に細い川が流れていて辿っていくと、引き寄せられたポイントがありました。

五叉路というのは時々ありますが、ここは六叉路です!
俄然興味が湧いてきました。ポタ対象としては最適でしょう (^^) ゴー!


ルート 25.6km △199m
クリックすると RWGPS Map Control を埋め込み表示します。


まずは上川井から元米軍基地の敷地脇ダートを走って瀬谷へ。米軍から返還されたのに未だ立ち入りを規制している理由って何なんでしょうね。お勧めできないので写真は撮っていません。あしからず。
最後はゴルフ練習場の脇に出てきます。そしてこの辺りが源流です。


付近を探すとドブのような源流がありました。


駅から遠い住宅街の中のちょっと低くなった所を流れています。もちろん住宅が出来る前は自然豊かな中のせせらぎだったことでしょう。


トトロがいたと思いましたが、良く見たらカエルでした。
この川は和泉川というらしいです。地図って意外と川名の記載が少ないですよね。河口までのどこかには書いてありますが、上流には殆どありません。なのでこれを見てこの川の名前を知りました。あまり馴染みのない地域ですし。


カエルには源流って書いてありましたが、既に小川レベルです。プロムナードになっていて川を大切にしていることが分かりますね。


こちらは下流側。


プロムナードは自転車乗車不可。先に見える橋まで押して歩きました。
薄紫のこの綺麗な花達は「アガパンサス」というそうです。花言葉「恋の訪れ」だそうですが若者は歩いていません。


プロムナードは結構長く続いていましたが、自転車にも乗りたいので離脱して車道を進みました。古い屋敷なんかもありますし、明るい雰囲気の地域なのでこのコースは当たりでした。

遊水地がありました。メガネ橋の下は潜れるみたいで、写真を撮っていたら人が出てきました。


人工的ではありますが、こうして緑と小川があると憩いの場になりますね。


スマホで現在地を確認すると目的地はこの遊水地の近くでした。
坂を上って台地へ出ます。


お、やはりというか、必然というか、お地蔵さんがいました。


「宮沢六道の辻」というそうです。


進行方向の眺め。住宅はちょっと期待外れ。


来た方の眺め。止まれが書いてある道から来ました。こちらの方が期待していた風景に近いです。どうせならお地蔵さんを真ん中へ置いて、ラウンドアバウトにして欲しかったなぁ。


和泉川はこの辺りが中間で、もう半分行くと境川遊水地で境川へ合流します。
今日はそこまでは行かずにここで西へ進んで境川へ出ます。するとちょうどいい具合に相沢川という川の出合い。ここを遡って帰ることにします。


鯉がたくさんいましたが、この川の水は美味しそうには見えません。


上流へ向くと、のっけからイメージはよくありませんね。


僕はこういう道好きですけど。


でも川はこんなですし、周囲もさっきまでの和泉川の明るさとは対照的です。


でもこうした路地も好き。


一応プロムナードもありますが、川のイマイチ感は続きます。


あらら、用水路になってしまいました。


キャッチコピーと現状の落差が大きい。子供も苦笑いするしかありませんね。


相鉄線を潜ります。


用水路はカマボコ型トンネルで潜ります。


狭い路地には壁のような坂。河岸段丘でしょうか。
上りたい情動にかられましたが、出だしに膝裏のピリっとした感触があったので今日はおとなしく。


石碑もあるので昔は川沿いに人が歩いた道なんでしょう。文字は風化で完全に無くなっていました。


用水路の行く先は貯水池でした。パターゴルフかと思いましたが、これはフリスビーでしょうか。フリスビーといえば、昔子供の頃に最初に手にしたのは「スピーグル」って言っていました。フリスビーって言い始めたのは少し後。


貯水池を過ぎると住宅地が無くなって、これは米軍基地(だったところ)の外れでしょうか。


用水路は畑の向こうの縁を流れています。


一応、用水路を確認。まだ水が流れています。この道の先は基地ゲートなのでUターン。


再び元の道を北へ進みます。フラットダートが心地よいですが、走っていいのか悪いのか。不安になってきます。


道がぬかるんできたし、ここで用水路(相沢川)散策はお終いにしました。


少し戻って直角に西へ向いて海軍道路(環状4号)に出ました。周囲は農場ですが敷地は元基地なんでしょうね。ゲートがありましたが進入禁止とは書いてありませんでした。というか締まっていたら入れません。


行きの和泉川も帰りの相沢川も、源流は基地周辺でした。広くて平たい土地なのでチョロチョロ綺麗な湧き水というものではありませんでしたが、水域周辺は車が少ない路地なのでポタリングには良かったです。
午後からの短い時間でしたが初めての道で楽しめました。川沿いはポタリングの王道ですね。地図と睨めっこしなくてもなんとなく進めますし見所も多いですから。