幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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犬目峠-鈴懸峠

日曜は天気が良ければパスハンターで道志沿いのルート開拓へ行こうと思っていました。しかし前日の土曜に一日中の雨。午後には平野部でも雪が降ってしまったので、これでは山道は楽しめそうにありませんから次回以降に延期。
犬目から鈴懸峠にするか。

翌日曜の朝、天気予報をチェックすると先週に続きまたしても行く方面に雨域が発生するとのこと。むむぅ。
雨具上下を持って出かけることにしました。

146.4km / △2,189m
https://ridewithgps.com/routes/32132816

 


雪が降った昨日、東京ではなんとソメイヨシノが開花したそうですね。それより少し前に咲くのが枝垂桜。でもこれも種類によるのでしょうか。町田駅近くの枝垂桜は八分咲きでしたが、小山の小学校脇のものは咲いていませんでした。


今日もなんだかスピードに乗れません。前々回もそうだったような…
風も殆ど無いのに何時もの時速33km巡行ができません。ヒンヤリした空気が身体に纏わりつく感じ。リカンベントが得意な平地走行が楽しめません。症状は無いけれど新型コロナに侵されているのか?… (T_T)

桜美林のコンビニで朝食をとって再スタート。
3月に入るとホトトギスが「ホ~ホケキョ♪」。土手の北斜面にはツクシん坊。そしてサイクリストも活動開始。そこかしこに見かけます。
寒いのに開花してしまった桜のように、暖かいだろうと思って走り始めたのに寒かった、みたいな (^^;

津久井湖の手前、前方に見えるのはランドナーです。先週は若者ランドナーでしたが今日は年配の方です。左手でご挨拶して追い抜きました。

三ヶ木手前の上りは何時もなら90%くらいの出力で時速11kmのところ、ゼーゼーです。今日は10%マイナスっとことで。

下ってコンビニであんまん休憩をするのが何時ものパターン。ですが、あんまん売り切れ~。チョコドーナツにしました。

もぐもぐしていると後ろで「ブロロロロ~」。おっ、アルピーヌルノーA110です!
でもカメラを出す暇もなく下って行ってしまいました。残念。

相模湖から上野原へ向かう途中、ICの手前で今度は向こうからランドナーが上ってきました。一日に二回もランドナーに出会うのはとても珍しいことです。やっぱり春になると皆さん走りたくなるんでしょうね。

しばらく進むとウルトラマンがいます。こちらへスペシウム光線を放っていますが、ダメです、もうちょい右向きにしないと。


カラータイマーは点滅どころか消えたまま。以前は元気よく点灯していたんですけどね。良く見るとスペシウム光線のポーズとちょっと違います (^^;


上野原へ上ったら直ぐに下って鶴川宿です。朝の青空は既に少なくなって雲が出てきました。 

 


リカンベントは、縁石などにペダルを当てて立て掛けられませんが、ハブ軸が当たる高さなら大丈夫でした。でも風が強いと心配ですが。


今日は宿場巡りはせずに、鶴川宿から川沿いを進みます。TOEI工場への分岐を過ぎ(近いんですが上り坂なので寄りませんでした)、棚頭の手前を道なりにUターン気味に上ると野田尻宿の外れに合流。


中央高速沿いから離れて少し上ると開けた展望地点。南側180度を見渡せて気持ちいいところです。しかし、青空少な。右端にちょろっと青いだけでした。
前方の雲が掛かり気味の稜線は大地峠等がある連なりです。午後は右端から鈴懸峠を越えてあの向こうの谷へ入って、雛鶴峠を越えて左方面へ走り抜ける予定。雨っぽいですね。

 


ここにも枝垂桜。
今日はヒンヤリしていますがウィンドブレーカーを脱いで丁度良かったです。
日本が誇るカーブミラー。縁部分でも歪みが殆どありません。


犬目宿に入った所で、後ろから「ブウォ~ン、ウォンウォンウォン、ブウォ~ン♪」と、族風なオートバイが来ました。追い抜かしざまに振り返って目が合います。
そして、もう一度振り返ってペコリ。彼らは意外と礼儀正しいです (^^)


誰もがはっきりと場所を知らない犬目峠を越えて下りに掛かります。青空と雨域の境目を通って鳥沢へ。


下りの途中、前回発見したトトロにご挨拶。ちょっと小さめ。

 


馬頭観音達にもご挨拶は欠かしません。

 

 


お昼は調べておいた猿橋のお食事処へ。知っている人じゃないとなかなか入るには勇気がいる店構えです。


麺類。


定食&丼物。


カウンターとテーブル席と座敷もあります。


屋根付きの駐車場で店内から見える位置に自転車を停められます。車が入ってくると見えなくなっちゃいますが (^^;


で、いただいたのはチャーシュー麺。見た目硬いかな? と思ったチャーシューは柔らかくて味があり美味しかったです。「ごちそうさまでした」。


さて、後半戦です。
運よく鈴懸峠方面は雨域の端で青空もちらほら出ていました。慌てずのんびりと進みます。
峠道の定説通り沢沿いに続く直線的な道は急勾配。


ヘアピンカーブをいくつか回って沢から離れると勾配が緩くなります。所々でガスっていました。土曜に降った雪は路肩に少しだけ。木々から雪解けの雫がポタポタと落ちてきて路面はこんなです。


途中で抜かして行った軽自動車が戻ってきました。後ろから「チャッチャッチャッチャ」と路面をかくツメの音。柴犬が下ってきました。犬のお散歩だったんですね。

犬は庭に繋がれている時には威嚇と自転車嫌いのためケンカ腰で吠えまくりますが、こうして繋がれていない時は大人しいんです(一ノ瀬の犬は除く)。
すれ違ってからふとミラーを覗くと、立ち止まってこちらを振り返っています。犬にもリカンベントが珍しく映ったようです。それか、犬の着ぐるみの中に子供が入っていたのかもね。

雨に降られることなく鈴懸峠に到着。向こうの山は雪景色です!


いつもの撮影ポイントですが、ベストポジションは一つ後ろの桜の木。間に鉄の棒を打たれてしまったので、今後はこのポジションでの撮影になります。ここが雪景色だと良かったんですけどね。富士山は雲の中。


下り切って、今度は雛鶴峠へ。


リニアモーターカーの隣をローギヤでじわじわ上ってトンネル着。写真の左上の針葉樹の境の弛みが旧雛鶴峠です。その下には薄く旧車道のガードレールも見えます。


トンネルを抜けると雪景色。低気圧は左回りですから、東側にたくさん降るということでしょうね。


コロナ自粛で日曜なのに車もオートバイも極僅か。快適なワインディングと下り基調の長い道のりは、リカンベントにとって極上の道です。しかし、ずっと続くことはなく、奥牧野で終了。いつもの激安自販機で缶コーヒー休憩。でも、最近はちょっと頑張りが弱くなっていて、50円の缶はあまり飲みたくないようなものばかり。


長い下りの後の上りは脚がかったるくなりますが、道は細くゆっくり走っても景色が楽しめるので良し。
綱子への道はまだ通行止めなので、小刻みに激しいアップダウンがある道になります。

ゴルフ場までの上りで後ろから「ブロロロロ~」。ミラーに目をやると、なんと朝に見たアルピーヌルノーA110ではありませんか!


うぉー、待ってくれ~。急坂をローで高回転させて追いかけて激写っ。
やっぱりこういうスポーツカーはワインディングロードが似合いますね!


10%級の坂を上っては下り、上っては下り。

 


最後は牧馬峠。ここは10%超級なので路面は〇凹です。一日の後半にこのクラスの上りはキツイ (>_<)

雛鶴峠の下りでお腹が空き始めて、奥牧野のコーヒーで少し解消したんですが、家まではもたないので三ヶ木のゴルフ場脇に停車して菓子パン休憩。
ここは「あ~今日も楽しかった」と景色を眺める最後のポイント。この後は市街地へどんどん近づいていきますから。


三ヶ木の坂を下り、ZEBURAを横目にはじき出されるように疾走。城山の最後の坂を上り終えると、後は町田街道で平地オンリー。でも、この平地でいつも脚がじわじわ疲れてくるんですよね。
心配した雨は、結局ポツリポツリ程度で済みラッキーな一日でした。


07:01 出発
10:11 鶴川宿
11:19 犬目宿
12:03 猿橋
13:40 鈴懸峠
14:24 雛鶴峠
15:02 奥牧野
18:21 帰宅