幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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奥多摩むかしみち-鶴峠

リカンベントばかりだとルートがマンネリ化します。パスハンターだとダートでも担ぎでも自由に選べますからね。やっぱり万能。
でも走っていて気持ちいいんですよ、リカンベントは。くどくなってしまいますが。

コース 165.8km / △ 2,242m
https://ridewithgps.com/routes/32032364


いつもの様に朝7時くらいに出発して町田街道。先週はなんとか走れたものの風邪の治りかけで力を入れられませんでした。その為か巡行は時速30kmで頭打ち。空気の壁を感じます。そう思っていたら若干向かい風だったようで気持ちを納得させます。

桜美林のコンビニで朝食休憩し、出発の準備をしていたら後ろから「おはようございます!」
振り向くと1月に松田のコンビニで「パスハンターの方ですか?」と声を掛けてくれた人でした。違う場所で出逢って声を掛けてくれるなんて、嬉しいですね (^^)
白い髭が良く似合うパラグライダーさん。この日はお仕事とのことでした。

御殿峠の上り、やっぱり調子が上がりません。時速18kmまで落ちてしまいました。まぁ、こんな日もあります。
スピードを出すことに否定的というか消極的な意見があることは承知しています。そんなに速く走って何が楽しいの? のんびり景色を楽しもうよ、と。
でもスピードを出して走ることは理屈ではなく楽しいし気持ちいいです。たぶんロードバイクで走っている人は誰もがそう感じていることでしょう。
僕は、スピードを出すことも、のんびり走ることも、峠道や古道を巡ることも、全て楽しいです。




奥多摩までの道は大きく長い谷を少しずつ遡ります。勾配は緩いんですが道幅が広いので比例して速度も上げ気味。そして脚が疲れてきます。
疲れを感じた頃に古里に到着。交差点の角にあるコンビニが新しくなっていました。駐車場が倍以上に拡張されお店も広く。ちょうどこの日が新装オープンだったようで活気がありました。
しかし、僕以外にサイクリストは一人だけ、自粛モードなんでしょうね。人工密度が低い所へ出かけるのは影響ないと思うんですが。

奥多摩駅を過ぎて むかしみち へ入ります。ハイカーも殆ど歩いておらず、もちろん女性レンタサイクリストもいません。冬ですしね。
葉が落ちて日当たりがよくなった道をのんびり辿っていきます。








いつもの薪が積まれた家。いつ来ても薪が新しいです。雪国と違っていつでも木が調達できれば薪にしているんでしょう。家の中には薪ストーブや薪風呂があるのでしょうか。
薪のお風呂は珍しいと思う人が多いですが、僕の家の近所の地主(同級生)は今でも薪でお風呂を焚いています。山ではないのにどうやって木を調達しているんだろうって思います。






奥多摩むかしみちは撮影ポイントがたくさんあって楽しいです。
吊り橋はきちんと手入れされていますので、自転車で走れそうなくらいですが、もちろん走りませんよ。








小河内ダムの駐車場でお昼どき。お握りを一つ食べます。
ここでも自粛モードを感じます。サイクリストは一人もいませんし、オートバイもちらほら程度。旧車でドライブを楽しむ人もいません。

時間と脚に余裕があったら松姫峠へ上ろうと思っていましたが、既にその気持ちはありません。やっぱり奥多摩からだと時間が厳しいです。
丹波村手前を左折して旧坂をふんふん言いながらペダルを踏んで上ります。鶴峠までは小刻みに急勾配が出てきます。

白沢集落の橋が危険で大型車は通航制限が掛かっていました。秋の台風の影響です。まだ予算がたっていないのでしょうか工事は進んでいませんでした。




いつもより車が少なくて静かな道。サイクリングにはいいですね。冬は色彩に欠けますが夏のざわめいた感じがないのは好きです。
峠もひっそり。と思っていたら、ダンプカーが数分おきに来るようになりました。今までは休憩時間だったのでしょうか。




下りのワインディングを楽しみながら長作まで。東屋でお握りと菓子パンで休憩です。日が陰ってしまい寒い。
休憩中、サイクリストが三人上っていきました。それぞれいいペースでしたのでトレーニングでしょう。一人は古いロードでトウクリップが付いていました。でも出で立ちは今っぽくアンバランス。

飯尾に下り立つと「コケーッコッコ」と、烏骨鶏でしょうか。放し飼いか逃亡か。幼少の頃につつかれたことがあるので鶏はあまり好きになれません。カメラを向けるとそそくさと崖を上っていってしまいました。




腰掛林道は小石が多いので気を配りながら走ります。この前のバーストが頭をよぎります。

街では梅のピークが過ぎで次は桜という暖かさですが、山はまだまだ冬の様そうです。枯れた木々と曇り空とで寒々しい。
急斜面の畑は自然に戻ろうとしています。道端のスイセンはよく見かけたお婆さんが植えたものでしょうか。






小棡入口手前の公民館(?)はいつも横目で見ることが多いので、今日は立ち止まって撮影。時計は動いています。




棡原の三差路へ下り、井戸へ上り返そうと少し進みましたが、帰宅の時間を考えて止めました。今日は距離も走ったし、いいか。

上野原の町へ出ると長い農村が終わって現実世界へ戻った感じになります。
自粛ムードで交通量が少ない道で帰途につきました。


07:01 出発
12:15 小河内ダム
13:58 鶴峠
18:41 帰宅