幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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朝ポタと名手のMG

土曜は夕方にケルビムへ行く予定が入り午後2時くらいには帰宅したいので、通行止めが解除された津久井湖左岸の細道へと向かいました。

コース 72.8km / △801m
https://ridewithgps.com/routes/31863677



城山から右折して集落内の道へ入ります。晴れた早朝の農村部は気持ちいいことこの上ないです。
ピリッとした空気ですが身体は朝日を浴びてぽかぽかしてきます。




津久井湖の水面に日が眩しく反射していました。デジカメの受光素子が1インチ未満の物を使っていた頃は、こうしたシチュエーションでは明部か暗部のどちらかを諦めていましたが、今は露出を補正すればなんとか写ります。




崖沿いの道を抜けて名手橋が見えるスポット。遠くに丹沢の白い山並みも見えていい感じ。






この界隈は古くからある家に加えて一風変わった家もあり、街に近い田舎というところでしょうか。
こちらはツリーハウス。子供が喜びそうですよね。




こちらは公民館。木の電柱と合わせて味があっていいですね。




ここの名手から少し先の赤馬へかけても細道があるんですが、崩壊でずっと通行止めになっています。相模原市の情報で通行止めの赤線が無くなっていたので入口まで行ってみました。
ゲート前の小広くなった道で太極拳をしていた叔母さんに聞いてみましたが、やっぱり通行できないそうです。

急坂を下って廃れたMGがあった所は更地に。とうとう無くなってしまいました。来る度に朽ち方が進行していましたからね。半分土に埋もれて、夏には車内から草木が生えていたり。




さっき見降ろしていた名手橋は大きな吊り橋で、交通量が少ないので独り占めできることが多いです。




今回も写真を撮って、さてスタートというところでブロロロロ。スーパーセブンが渡ってきました。面と向かっての撮影は遠慮して後ろ姿をパチリ。




サイクリング中にスーパーセブンに出会う確率は結構高いです。二回に一度くらいでしょうか。それだけ人気があるのでしょう。僕も乗ってみたい車の一つです。レンタルでもいいなぁ (^^)

橋の後の上りで植木アートを発見。今年はねずみ年でしたね。素人が切ったら葉っぱがどんどん短くなって枝だらけになっちゃいそう (^^;




三ヶ木の集落をいつもとは逆に走り、道志大橋の前を横切って川面へ下ります。立体交差橋の向こうにはうまい具合に大橋が覗きます。






この先も通行止めが解除されたので行ってみましたが、今なお工事が進行中で簡易ゲートの前でオジサンが見張っていました。でも自転車の僕を確認すると通してくれました。

R412に出て長竹への上りで前方にロードバイク発見。緩い勾配のうちに追いついたのですが、急になってくるとじりじりと離されました。う~む。
下りで抜かすのはあまり気が進まなかったんですが、ダンプに追い越された風でスピードが上がってしまったので、左手を挙げて前に出ました。
でも、その後の韮尾根の上りであっさり抜かされます (^^;

ちょっと息が上がってしまいました。ニローネで休もうと向かいましたが、車が3台も止まっていたので今回は入店せず。となりの埋没石碑群のところで一休み。








ここで予定を変更し、久しぶりに志田峠へ行ってみました。下りでダートはありますが、かつてのグチャグチャ区間は舗装されたので気負いがありません。
峠は工事で斜面がまっさらになって風情はありませんが、木彫りの「志田峠」は健在でした。






三増へ下り合戦地の東屋の少し先で道に出ると、廃棄業者のある一点に視線がくぎ付けになりました。その先にはモスグリーンのMG… もしかして、いや、これは名手に埋もれていたMGに違いありません。何故か確信しました。




予定を変更して愛川へ下らずに志田峠を越えて三増へ下ったのは導きだったのかもしれません。スクラップになる前に…

2019/09/25 日差しで汗だくなMG


2019/09/25 お花と仲良しなMG


2018/07/23 夕暮れに染まるMG


2018/02/24 リカに興味津々なMG


2018/01/24 ピカピカの弟を羨むMG


2017/08/19 草満載なMG(フェンダーの錆具合が…)


2013/06/30 ノンステップでバリアフリーなMG



リヤフェンダー部分の錆具合。やっぱりあのMGです。
今までありがとう。




感傷気分を引きずりながら帰途へ。
愛川へ下らなかったので、横須賀水道の上を一直線に走って座架依橋。

相模川の広い河川敷から河岸段丘を上る手前、道端にポツンと木の電柱がありました。
既に本業の役割りは終えていますが、広告を配信するという役割りはまっとうしていました。








座間から南林間までは最近お気に入りの道です。路側帯が広くて車に気を遣いません。
サイクルセンターナガノも健在。横目で覗くと古いフレームが吊るしてありました。




R246の旧道に見つけたラーメン屋でお腹を満たしてから帰宅しました。




06:57 出発
09:33 名手橋
11:05 志田峠
13:37 帰宅


 ○●○●


ケルビムへ16時に行く約束をしているので、シャワーを浴びてさっぱりしてから、カーボンシートのブラケットを少し手直ししました。
今回はシートを預けるのと、リカンベントを計測するのに預けます。
車の後部座席を倒して無造作にリカンベントを乗せて出発。近場ならこれでいいや。

到着すると今野氏が何やら機械を使って作業しています。
デザインロゴをパイプに彫刻する機械。




これを、




こう削ってます。




出来上がり。




もちろん現代はNC工作機械等でデジタルに行われますが、昔はこうした機械を使っていたそうです。
こればかりが仕事ではありませんので、小ロットや個別の物はこうして自前でやっているとのことです。機械は廃業した工場等からいただいたとか。

本題の方は1時間半くらい打合せをしました。検討課題のコンセンサスをとって方向性を決め、後は形になっていない箇所を図面とかデッサンで示してもらいます。

クラウンはなで肩。コラム径はノーマルサイズです。クロモリならノーマルサイズで強度は必要十分とのこと。アルミやカーボンは素材の弱さから太くするしかないのでしょう。




メインチューブはφ38.1でヘッドチューブ用です。この上にシートを乗せて耐えてもらうことになります。




さて、うまく乗れる強度がたもてるか。完成が楽しみです。